あらためてルノー「メガーヌRS」、ニュルFF最速車!

個人的に最近ルノーデザインに大変惹かれているのだった。

新型ルーテシアや前回書いた「Grand C4 Picasso」もそうだが、最近大変気になるデザインの車を出してくるルノー。その中でもスポーツ度が高いのはルノースポールなのだが、そうではない普通のモデルのほうがデザインが気になっている。個人的にはその外観が大変官能的で感性に訴える部分が多いと思うのだ。

一方デザインだけではなくルノースポールの各モデルのように非常にスポーツ度が高い本気のスポーツカーも非常に高いレベルにある。以前は「トゥインゴR.S.」を本気で買おうとしていた時期もあった。という訳でルノーのスポーツ度が最も高い車である「メガーヌR.S.」を改めて見直してみた。

現在のニュルでのFF最速タイムを持っているのがこの「メガーヌR.S」.なのだ。スペックだけを見ると最高出力265ps/5,500rpm、最大トルク36.7kgm/3,000rpmなのだがメーカーサイトの動画を見てみてもドライビングするのが楽しくてしょうがないという雰囲気が伝わってくる車だ。以前から「メガーヌR.S.」は知っていたがこれほどスポーツ性が高い車だとは思っていなかった。これからやって来るだろうと思われる「Clio RS 200 EDC」(ルーテシア)についても非常に高次元に煮詰められた車になるだろうと思われ今から楽しみだ。


↑ ルノー「メガーヌR.S.」のフロント画像、外観は大変アグレッシブ、この大きさ(全長4,320mm×全幅1,850mm×全高1,435mm)で3ドアハッチバックというのが泣ける、フロントのグリル下のエアインテーク部分はF1がモチーフ、画像はメーカーサイトより拝借


↑ ルノー「メガーヌR.S.」のサイド画像、ほとんど実用性が無いような3ドアハッチバック、走ることのみを目的としてきたのか?、ホイールは18インチと19インチが選択できる、メガーヌのデザインにはあまり官能的な部分は感じられない、どちらかというと昔のアルピーヌV6ターボにコンセプトが近いのではないかと思う、画像はメーカーサイトより拝借


↑ これがアルピーヌV6ターボ、画像はネット上から拝借


↑ ルノー「メガーヌR.S.」のリア画像、デフューザーから覗いたセンター1本出しマフラーが勇ましい、ルーフが後ろへ行くにしたがって下がるのとリアフェンダーにボリューム感が無いためリアから見た時に車高が高く感じる、幅は1850mmもあるのに小さな車のように見えるのが不思議だ、画像はメーカーサイトより拝借


↑ ルノー「メガーヌR.S.」のシャーシバリエーション、毎度のことだがスポールシャーシとカップシャーシが存在する、カップシャーシはよりハードなチューニングがされてサーキットでの使用が考慮に入っている、外観からはほとんど見分けが付かない、画像はメーカーサイトより拝借




↑ ルノー「メガーヌR.S.」の室内バリエーション画像、シートとインパネのアクセントが異なる、インパネの造形自体は非常にオーソドックスでどちらかというとクラシカルな印象、シートはレカロ製だが非常にホールドが良さそうな形状をしている、画像はメーカーサイトより拝借



この車のポテンシャルは半端ないものがある。メーカーサイトの各サーキットのアタック動画を見るとその片鱗を見ることができるので是非見てほしい。さすがにニュルFF最速の車だけのことはある。

個人的には以前乗っていたシトロエンC2は形もかわいいが色が大変気に入っていたものだ。非常に珍しいというか見たことのない黄色で乗るたびにワクワクしたものだ。やはり自分的にはフランス車の感性が合っているのかもしれないと感じている。
仕事で乗る車はともかく、趣味で乗る車はやはりこうしたワクワクする部分が無くてはいけない。それが人によって、色だったり、外観だったり、素材だったり、メカだったり、音だったりするわけだが、こうした人の五感を刺激して血の通った車に乗りたいと考えている今日この頃だったりする(老い先が短くなったからか?)。


今日はこのへんで

では



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ミニバンでもシトロエンが作るとこんなん、シトロエン「Grand C4 Picasso」

現在のシトロエンはPSAグループとしてプジョーと同じグループに属しているわけだが非常にアバンギャルドなデザインでビックリさせられることがある。このビックリはプジョーでは無い事なのでシトロエンのデザイン部門の心意気なのであろう。最近では「Numero 9 Concept」というヌルっとした車でビックリしたことを覚えている。

さて今回は「Grand C4 Picasso」であるが、全体的にはいかにもピープルムーバーという形をしているのだが細部にこだわりが感じられて大変素晴らしい。こうなるとスペックがどうとかという事はどうでもよくなりデザインだけで十分になってしまう。こうしたデザインのピープルムーバーは決して日本車では出てこないと思うので凄い事だと思う。フランス車は時々こうしたピープルムーバーのジャンルでも秀悦なデザインの車を時々リリースする、果たしてこれは国民性なのだろうか?

車自体は良く見ると非常にオーソドックスな成り立ちをしていて2.0LのBlueHDi 150エンジンを代表としてディーゼルとガソリンエンジンのバリエーションを持つ。シャーシは最新のEMP2で3列のシート構成をとる、3列目は床下に収納が可能だ。
ちなみにボディーサイズは全長4590×全幅1830×全高1630mm、それほど大きくない車だ。これなら日常の取り回しに困ることは無い、日本でも受けそうな車だと思う。

スペックの詳細は不明なので画像を中心に見ていこう。

↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のフロント画像、Aピラー辺りはピカソ独特の処理、ドアミラーの前に比較的大きなウィンドウがある、グリルはどこから見てもシトロエンだが良く言えば近未来的なのだが悪く言えば独自の世界に入りきっている、でも少しクラシックな感じがするのが不思議だ、全体的には塊感があって実物はそこそこボリューム感のある車なのだろうが小さく見せている、画像はネット上から拝借


↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のリア画像、このボディー色も凄く良い、リアハッチは少しクラシックな印象を受ける、フロントフェンダーからドアそしてリアフェンダーにかけて微妙な抑揚が付いて単調になりがちなミニバンのサイドを魅力的に見せている、ボディー色とルーフレールの色合いが素晴らしい、目立つ空力パーツは無く俗にいうエアロレスだがこのままエアロは付けないのがベスト、画像はネット上から拝借


↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のサイド画像、真横から見ると縦横の比率が絶妙でキャビンが小さ過ぎず大き過ぎず良い塩梅だ、最近のシトロエンの手法でフロントガラスの下端が前進していて傾斜が強い、その分エンジンルームをダッシュボードに抱え込んでいるという訳だ、そして1列目の頭上にまでガラスが回り込み明るいキャビンを作っている、画像はネット上から拝借


↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のインパネ画像、パッと見はビックリするほどのデザインではない、世間の方向性でディスプレーをマルチで利用した上部、下部の操作部はタッチパネル方式でスイッチが少ない、ステアリングは平凡な形状だ、シートのカラーが左右非対称で面白いのと色の組み合わせが渋い、画像はネット上から拝借


↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のインパネ操作部画像、これは駐車の際の補助装置の動作画像だと思われる、この操作部でほとんどの事が操作できるようだ、ディスプレー部は色なんてどうにでもできると思われるがモノトーンで表示されている、画像はネット上から拝借


↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のシート全体画像、2-3-2の3列シート、このシートの色の組み合わせが素晴らしい、こうしたセンスはやはりフランス車という感じ、ポップではないが楽しくなってしまうシート、3列目は床下収納できるだけに平板で狭そうだ、1列目のヘッドレストの形状が面白い、画像はネット上から拝借


↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のトランク画像、3列目を床下に収納すると広いスペースがありフラットだ、非常に実用性の高そうなスクエアなトランク、こうしたところはシッカリと抑えているところが凄い、画像はネット上から拝借


↑ シトロエン「Grand C4 Picasso」のトランク画像その2、2列目を倒すとさらに広くてフラットなスペースを確保することができる、デザインも良いが車の基本的なことをしっかり押さえているところがヨーロッパの車だと感じる部分だ、こういったジャンルの車は人も載せる=その人数分の荷物も載せるという基本的なことを押さえないと受け入れられない、画像はネット上から拝借




今回は初めてミニバンというかピープルムーバーを取り上げた。外観の画像を見た瞬間にこれは!と思ってしまった。外観は少しクラシックな良くデザインされたものだが、内部は大変コンサバ路線でしっかりと作ってある。こんなミニバンやピープルムーバーが国産ではなかなか出てこないだろう、またこんな風に作れるようになるのに何年かかるのだろう。


今日はこのへんで

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AUDI「RS Q3」、もうすぐ登場か?コンパクトで強力なクロスオーバー

2013年ジュネーブモーターショーで発表されていたAUDI「RS Q3」はヨーロッパではもうすぐデリバリーが始まる。

本来のQ3は日本でも発売済のコンパクトなサイズのクロスオーバーで、そのボディーに見合ったそこそこの動力性能を持っている。それをRSシリーズに組み入れてしまったモデルでQシリーズでは初のRSモデルだ。RSシリーズと言えばAUDIでも最も強力なラインで過激な車がひしめいている。「RS Q3」はRS5/RS6/RS7と共に新世代のRSシリーズの一角を占めるという訳だ。
当初コンセプトカーとして発表された時点では360psであったのが市販モデルでは310psにダウンしている。もっとも310psでもかなり強力なのは言うまでもないがちょっとしたスポーツカー並みのパフォーマンスを発揮している。

さっそくスペックを見てみよう

ボディサイズ:全長4,410×全幅1,841×全高1,580mm
ホイールベース:2,603 mm
トレッド 前/後:1,571 / 1,577 mm
重量:1,730 kg
トランク容量:356-1,261リットル
エンジン:2,480cc 直列5気筒 直噴DOHC ターボ
最高出力:228kW(310ps)/ 5,200-6,700 rpm
最大トルク:420Nm/ 1,500-5,200 rpm
トランスミッション:7段S tronic
駆動方式:4WD
サスペンション:標準より25mmダウン
タイヤホイール:標準19インチ、オプション20インチ
0-100km/h加速:5.5秒
燃費(NEDC値):8.8L/100km
CO2排出量:206g/km
価格:54,600ユーロ


↑ AUDI「RS Q3」のフロント画像、グリルがハニカムとなっている以外はそれほどRSシリーズという主張は少ない、ホイールアーチの黒い樹脂パーツが無くなっていて車高が少し低い、この黄色のカラーは個人的には好みの発色だ、画像はネット上から拝借


↑ AUDI「RS Q3」のフロント画像その2、少し腰高なA3スポーツバックといった風情だ、ホイールが流行の黒いホイールを履く、サイズは標準が19インチ、オプションで20インチとなるがタイヤサイズは不明、画像はネット上から拝借


↑ AUDI「RS Q3」のリア画像、リアも比較的大人しい、デフューザーが控えめに装着されている、マフラーは太いが1本出しだ、スポイラーも小さなものが付く、画像はネット上から拝借


↑ AUDI「RS Q3」のリア画像その2、ノーマルQ3と同じだがリアハッチの傾斜が比較的強く付いていてスポーティーな印象、ノーマルQ3の全幅が1830mmだから少しだけ幅が広がっていてフェンダーが膨らんでいる、画像はネット上から拝借


↑ AUDI「RS Q3」のインパネ画像、ステアリングやシフトノブ、ペダルにスポーティーなものを使っている、室内も特別にRSを意識する部分はそれほど無い、シートがキルティングのいかにもAUDIらしいシートになっている、画像はネット上から拝借


↑ AUDI「RS Q3」のリアシート画像、黒革でもキルティングが入るだけでも特別感が出ていい感じだ、リアシートは平板な印象だが実用性の高そうな後席だ、画像はネット上から拝借


↑ AUDI「RS Q3」のトランク画像、ここはノーマルのQ3と変わらない、ハイパフォーマンスにもかかわらず非常に実用性の高い車だと言える、画像はネット上から拝借



↑ AUDI「RS Q3」のエンジン画像、赤いヘッドカバーが特徴的でその気にさせる演出、ノーマルとは全く異なるレイアウトとなっておりここだけはスペシャル感が満載だ、ごっついインタークーラーがこのエンジンの素性を物語る、画像はネット上から拝借


↑ AUDI「RS Q3」のドライブトレイン画像、赤ヘッドに赤スプリングで高性能を主張しているのか、ホイール形状が異なるがこれが標準ホイールなのか、画像はネット上から拝借




見てくれはそれほどRSを意識させない外観となっており通好みの車となっているように思う。さりげなくコンパクトな高性能のクロスオーバーに乗りたい方にはうってつけのモデルだ。クロスオーバーで高性能な車はどうしてもサイズが大きくなりがちで取り回しに気を使うので普段使いにも十分いけそうなモデルである。実用性が高いのでこれ1台でも十分なので家庭とスポーティーカーライフを両立させるためには賢明な選択肢となると思う。
日本導入はいつ頃になるのだろうか楽しみだ。


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日産 新型「X-Trail」は至極オーソドックスなクロスオーバー

フランクフルトモーターショーで新型「X-Trail」が発表された。

全体的な印象は大変オーソドックスなクロスオーバーと言ったところ。デザイン面に特に目新しさは無くクロスオーバーというよりもスッキリしたSUVと言ったほうが合っているかもしれない。

スペックに関する情報はあまりないので画像を中心に見てみよう。

↑ 日産 新型「X-Trail」のフロント斜め画像、リア部分に先代モデルの面影がほのかに残っている、全体的にはスッキリしている印象だ、画像はネット上から拝借


↑ 日産 新型「X-Trail」のフロント画像、好き嫌いがハッキリ分かれるグリル回りだがそれほどアクは強くない、逆に言えばフロントは強い印象を残さないということだ、画像はネット上から拝借


↑ 日産 新型「X-Trail」のサイド画像、サイドはなかなかスッキリ仕上がっていて、その中に少しだけ抑揚があるので躍動的な印象を与える、最近の日産としては良く出来ているのではないだろうか、画像はネット上から拝借


↑ 日産 新型「X-Trail」のリア斜め画像、非常にオーソドックスな仕上がりを見せるリア周り、どこかで見たようなデザインだが具体的に何に似ているという訳でもない、逆に言えばやはり個性が無いともいえる、画像はネット上から拝借


↑ 日産 新型「X-Trail」のリア画像、嫌味の無いデザインなので人気が出るかもしれない、この画像からはマフラーが見えない、画像はネット上から拝借


↑ 日産 新型「X-Trail」の室内画像、少し柔らかいデザインになったような印象、センターの吹き出し口はどこかで見たようなデザインだ、ルノーと共用の部品が増えているのかもしれない、日産は室内がゴチャゴチャになることが多いがこの新型「X-Trail」はシンプルでクリーンだ、画像はネット上から拝借


↑ 日産 新型「X-Trail」のシート全体画像、3列シートの設定があるようだ、画像はネット上から拝借


↑ 日産 新型「X-Trail」の荷室画像、3列目を畳んでしまうとかなり広い荷室となる、開口部の高さが少々高そうだが内部は使い易そうな印象、画像はネット上から拝借



日産 新型「X-Trail」の情報が判明次第改めて詳細を書こうと思う。おしゃれなクロスオーバーという訳ではないがスッキリしたSUVとして楽しみな存在だ。


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BMW「i3」の走りはどうなのか?

以前にもレポートしたが、BMW「i3」はすでに最終プロトタイプと思われる実車が走り始めた。

改めてスペックを見てみよう

サイズ:全長3845mm×全幅1775mm×全高1537mm
最高出力:125kW
最大トルク:250Nm
ホイールベース:2570mm
バッテリー容量:リチウムイオン22.0kWh/360V
乗車定員:4名
最高速:150 km/h
0-100km/h加速:7.2秒
車両重量:1185kg(エンジン付き1250kg)
タイヤ:155/70 R19 (前後)5Jx19(前後)
電費:12.9kWh/100km
充電時間:6時間(200Vによる100%標準充電)
     1時間(急速充電器による80%充電)
レンジエクステンダー:エンジン650cc2気筒34ps


ちなみに走行用のモーターは125kWで日産のリーフは80kW、三菱i-MiEVは47kWとなっていて、かなり強力なものを積んでいる。これに加えて車両重量が1185kgとなっておりこの種のEVとしてはかなり軽い仕上がりとなっている。

車両の構造が工夫されておりアルミ製のシャシーにバッテリー/モーター/サスペンションを組み込み、その上にカーボン製のキャビン、外板はポリプロピレン製となっており、軽量化をかなり意識している。このため重量物が低い位置にあり上屋は軽く作られているのでコーナリングはかなり良いようだ。

注目のタイヤは大径で幅狭のブリジストン製で155/70R19というサイズだ。指定空気圧は2.2/2.2kgfで特別高圧ではない。これからはこういった大径で幅狭のタイヤが燃費性能を重視する車には主流になるだろう。

発売はドイツで2013年12月、日本にも2014年早々にやってくる予定だ。価格は一体いくらになるのだろう?アルミにカーボンという素材をふんだんに使っているだけにかなり高価なのではないだろうか。


↑ BMW「i3」のパイロンスラローム画像、この画像からはスピード感が伝わってこないがロールは軽そうだ、タイヤが非常に細く見える、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のコーナリング画像、この画像はかなり深くロールしているが安定した姿勢、画像からはタイヤが細いことによる影響は感じられない、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」の透視図、アルミ製のフレームの底にバッテリー、上部はCFRPのボディーとなる、駆動用のモーターとレンジエクステンダー用のエンジンはリアに積まれるのでRR形式だ、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のボディー構造画像、アルミフレームとキャビンの構造が良く分かる、テスラもそうだがアルミフレームの底にバッテリーという構造が主流だ、キャビンはカーボン製なので印象よりも重心高はかなり低くなっているだろうと思われる、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のインパネ画像、ステアリング右に大型のスタートとミッション?のセレクターが見える、ステアリング前のメーターパネルも薄型のモニターになっているのが分かる、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のキャビン画像、4人であれば快適に過ごせそうな室内、天地方向も十分余裕がありそう、センターコンソールのカップホルダーが楽しそうな形状だ、画像はネット上から拝借



エンジン屋のBMWが作ったEVはやはり一味違った仕上がりになっているようだ。外観から受ける印象とは裏腹にコーナリングも駆け抜ける喜びが多少はありそうな感じではある。


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ついに日本にやってきたVW「ポロ ブルーGT」

日本でもついにVW「ポロ ブルーGT」が発売された。優れた燃費性能を維持しながら時には本格的なスポーツ走行を楽しみたい、これを実現するのがコンセプト。

確かにツーリングに行くといつも峠を全開で走るわけではない。気持ちよさそうな峠を走ると次の目的地への移動区間が必ずある。それに燃費が良ければ給油の回数が減らせるし航続距離も稼げる。理想を言えば移動区間は燃費良く、走れる区間は気持ち良くスポーツ走行というのがベストだ。
こういう使い方には「ポロ ブルーGT」はベストな車だなぁとヨーロッパで発売されたころから思っていた。日本ではこういった使い方をする人はまだ少数派なのかもしれないが、観光地等へ出かける際には少なからずこういったパターンがあるはずだ。

ただ「ポロ ブルーGT」という勇ましいネーミングがされているからと言って過度の期待はしないほうが良いだろう。パワーウェイトレシオは8.36kg/psでビックリするほどの数値ではない、少し良い程度なのだ。

それではさっそくスペックを見てみよう。

VW ポロ ブルーGT
サイズ:全長3,995mm×全幅1,685mm×全高1,460mm
ホイールベース:2,470mm
重量:1,170kg
エンジン:EA211 1,394cc 直列4気筒 直噴DOHC インタークーラー付ターボ、気筒休止システム、アルミダイキャスト製クランクケース/クランクシャフト/コネクティングロッド軽量化
最高出力:103 kW(140 ps)/ 4,500~6,000rpm
最大トルク:250 Nm(25.5 kgm)/ 1,500~3,500rpm
トランスミッション:7段DSG
駆動方式:FF
タイヤ:前後 215/40R17
サスペンション:スポーツサスペンション、15mm車高ダウン
燃費:21.3 km/L(JC08モード)
エグゾーストパイプ:2本出し
価格:263 万円
パワーウェイトレシオ:8.36kg/ps

[気筒休止システム]
2番目と3番目のシリンダーが休止するのは回転数が1,400~4,000rpm、発生トルクが25~100Nmの間。この条件は欧州ドライビングサイクルのほぼ70パーセントをカバーし気筒休止と再開に要する時間は1,000分の13~36秒。

[安全装備]
搭載される衝突安全装備はESP(エレクトリック スタビリゼーションプログラム)、ABS(アンチロック ブレーキングシステム)、ブレーキアシスト、パークディスタンスコントロール、オプティカル パーキングシステム、クルーズコントロール(ポロシリーズでは初めて)。

[電子制御式デファレンシャルロック「XDS」]
駆動輪内側のグリップ不足を検知すると車が瞬間的にブレーキをかけて内輪の空転を抑制することによりトラクションを回復させてアンダーステアを軽減。

[ブレーキエネルギー回生システム]
アクセルOFFやブレーキをかけた時の減速エネルギーをバッテリーに充電する。加速時の充電を抑制しエンジンへの負担を軽減する。


↑ VW「ポロ ブルーGT」のフロント画像、外観は通常のポロとそれほど違わない、ミラーが黒いのが特徴と言えば特徴だ、大変コンパクトな今時貴重なボディーだと思う、5ナンバーではこれほど実用性に富む車はポロ以外では無いのではないだろうか、画像はネット上から拝借


↑ VW「ポロ ブルーGT」のサイド画像、非常に端正なフォルムを見せるサイドからのショット、ほぼ理想的ともいえるこのサイズの車のベンチマークだと思う、車高はノーマルポロに比較して15mm落ちていて17インチタイヤホイールを履くことで少しだけスポーティーな演出を見せる、画像はネット上から拝借


↑ VW「ポロ ブルーGT」のリア画像、リアもまた非常にシンプルでクリーンなデザインだ、スポーツモデルとしては少し演出が少ないような気もするがさりげなく乗るのには良いだろう、下部に覗いているデフューザーも控えめ、マフラーは2本出しだが細いので可愛らしい印象、画像はネット上から拝借


↑ VW「ポロ ブルーGT」のインパネ画像、室内の仕立は通常のポロと同じ、格別スポーティーな演出は無いがシンプルで飽きの来ないデザインだが華が無いのも事実、シートはヨーロッパではオプションとなるブルーの配色のアルカンターラのシートだ、画像はネット上から拝借


↑ VW「ポロ ブルーGT」のシート画像、ヨーロッパではオプションとなるシートだがなんだか間抜けなデザインだ、これなら黒一色のほうが良いと思う、センターのアームレストがおっさん臭い、ここら辺りはもう少しデザインセンスを感じさせてほしいところ、画像はネット上から拝借


↑ VW「ポロ ブルーGT」のエンジン画像、エンジンの外観からは高度な制御をおこなっている気筒休止システムは窺い知れない、こういうさりげないというか素っ気ないところがVWらしい、マスターシリンダーはキッチリ運転席側にあり基本をしっかり押さえている、画像はネット上から拝借


↑ VW「ポロ ブルーGT」のエンジン解説図、外観からは分からないがノーマルエンジンに対して様々な変更がなされている、クランクケースがアルミ製だったり、内部にかなり手が入っている、トルクと馬力の曲線を見ると回すエンジンでは無くトルクで走るタイプのエンジンだ、かなり以前からVWのエンジンはこの方向性で6000回転は回るが面白くない、この曲線がトルクの厚いところで走って下さいと主張しているようだ、画像はネット上から拝借



電子制御式デファレンシャルロック「XDS」のことだが、昔はLSDの無い車のトラクションを稼ぐために人間がこの作業をこなしていたものだ。FRの車だと内輪がトラクションを失いそうになると軽くサイドブレーキを引く、すると内輪の空転が止まるのでトラクションが逃げないという訳だ。FFだとちょっと難しいが左足で軽くブレーキを掛けるようにするとこの効果が得られる。この原理と同じでGのかかった状態で内輪の空転を自動的に止めてトラクションが逃げてしまうのを防ぐ仕組みだ。これならLSDを装備しなくても良いし、キックバックで悩まされる事も無い現代的な解決策だと思う。

最後に燃費だが、最初に書いたツーリングの繋ぎ区間は以前乗っていたGolf5GTI Pirelliで10km/Lを少し超えるのが精いっぱいであったので、この車だとかなりの燃費性能となりそうだ。走って楽しく燃費も良い気持ちの良い車に仕上がっているのではないか。ただしガソリンはハイオクを要求するので考慮に入れておく必要がある。


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