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BMW「X4」にMモデルが追加、「X4 M40i」背は高いが十分速い

2015/10/01
BMWで言うところのSAC(Sports Activity Coupe)は背の高いセダンで最近のトレンドの最先端だ。
そのX4のラインアップにMモデルの「X4 M40i」が追加となった。
↑ BMW「X4 M40i」のリア画像、このモデルの特徴を良く表しているショット、背の高いハッチバックセダンであることが良く分かる、BMWではスポーツアクティビティークーペ(SAC)と呼んでいる、画像はメーカーサイトより拝借


BMW「X4 M40i」のスペック

ではさっそく「X4 M40i」のスペックを見てみよう。

エンジン:3.0L直列6気筒ガソリン、TwinPower Turbo、
最高出力:360hp/5,800~6,000rpm
最大トルク:465Nm/ 1,350~5,250rpm
燃費:8.6L/100km(Combined、11.6km/L)
最高速度:250km/h(リミッター作動)
駆動方式:xDrive(4WD)
0-100km/h加速:4.9秒
ミッション:8速 Steptronic
タイヤホイール:
 標準,前245/45R19,8.5J×19、後275/40R19,9.5J×19、Michelin Primacy Runflat
 オプション,前245/40R20,8.5J×20、後275/35R20,10J×20、Michelin Pilot Super Sport
車両制御:
 Dynamic Damper Control
 Variable Sports Steering
 Performance Control
安全装備:
 Driving Assistant Plus,collision warning,City brake activation
 Active Cruise Control,Stop & Go functionality,Departure Warning(オプション)
インフォテイメント:BMW ConnectedDrive Services(オプション)


BMW「X4 M40i」の外観画像

それでは外観の画像を見てみよう。
BMW「X4 M40i」ののフロント画像

↑ BMW「X4 M40i」のフロント画像、Mモデルだからと言うところは特段無いが開口部が少し大きい、画像はメーカーサイトより拝借

BMW「X4 M40i」ののフロント画像その2
↑ BMW「X4 M40i」のフロント画像その2、このボディーを最初に見た時は違和感があったが随分とモデルが増殖していて違和感が無くなった、標準で19インチ、オプションで20インチのタイヤホイールを履くことから考えるとボディーのボリューム感は相当なものだ、画像はメーカーサイトより拝借

BMW「X4 M40i」ののサイド画像
↑ BMW「X4 M40i」のサイド画像、ルーフの形状はBピラー辺りから明らかに落ちて行きリアシートのヘッドクリアランスは大きくなさそう、特にリア部分が独特の形状をしている、オーバーハングが前も後も切り詰められてスポーティーさを出している、画像はメーカーサイトより拝借

BMW「X4 M40i」ののリア画像その2
↑ BMW「X4 M40i」のリア画像その2、リアエンドはそれほどスポーティーな印象は無い、マフラーは左右2本出しであまり迫力が無い、非常に高性能車なのにデフューザーも控えめ、リアタイヤは275サイズが付く、画像はメーカーサイトより拝借


BMW「X4 M40i」の内装画像

内装はゴージャスな印象でこの車の性格を物語っていると思う。
BMW「X4 M40i」のインパネ画像
↑ BMW「X4 M40i」のインパネ画像、インパネは他のBMW車とそれほど変わらない、BMWで感心するのはステアリングホイールが真円になっている事だ、白いレザーがゴージャスな印象、BMWのコントロール類はブラインドタッチを前提としているところが良い、画像はメーカーサイトより拝借

BMW「X4 M40i」のシフトレバー画像
↑ BMW「X4 M40i」のシフトレバー画像、この部分はBMWの標準的なモノ、ミッションは8速ステップトロニックとなる、画像はメーカーサイトより拝借

BMW「X4 M40i」のフロントシート画像
↑ BMW「X4 M40i」のフロントシート画像、主にアメリカのマーケット用だろうかBMWにしてはゴージャスな内装となっている、高性能な割にはシートはそれほど深くない、画像はメーカーサイトより拝借

BMW「X4 M40i」のリアシート画像
↑ BMW「X4 M40i」のリアシート画像、後席は広くない、足元とヘッドクリアランスはミニマムだろう、フル乗車の想定をあまりしていないのだろうと思われる、画像はメーカーサイトより拝借

BMW「X4 M40i」のラゲージスペース画像
↑ BMW「X4 M40i」のラゲージスペース画像、奥行きはかなりあるので荷物の積載は苦労しないだろう、2名で小旅行に出かけるような想定なのか、画像はメーカーサイトより拝借



このX4のボディーはX6よりは小さく取り回しがしやすいだけに街中で乗り回すという事になるだろう。
しかしこの「X4 M40i」もそうだが、背の高いクーペにこれだけの性能が必要なのだろうか。
個人的には少し疑問が残る。
以前にも紹介した「GLE450 AMG Coupe」と同じ流れだ。

日本ではちょっととっつきにくいデザインだとは思うが、いずれにしてもこの背の高いクーペボディーは世界中のトレンドなのだ。



今回はこのへんで
では

ベントレー新型「Bentayga」、まさにクロスオーバーの王様かも

2015/09/22
ベントレー「ベンタイガ」は2015フランクフルトショーでワールドプレミアになったクロスオーバーでも超弩級の車だ。
はベントレー初のクロスオーバーで長らくティーザーが出ていたがやっと姿を現した。
外観と共に中身、機構ともクロスオーバー車の王様のような内容だ。
↑ ベントレー「ベンタイガ」のフロント画像、堂々たるサイズのクロスオーバーだがこういう風景の中だとそうは見えない、画像はメーカーサイトより拝借 


ベントレー「ベンタイガ」のスペック

「ベンタイガ」のスペックは超弩級、スーパーカーも真っ青な内容となっている。

サイズ:全長5,141mm×全幅1,998mm×全高1,742mm
ホイールベース:2,992mm
エンジン:5,950cc、W12 Twin Turbo TSI、気筒休止システム
最高出力:608PS/5,250~6,000rpm
最大トルク:900Nm/1,250~4,500rpm
ミッション:8AT
サスペンション:Air Suspension、車高4段階
駆動方式:4WD
車両重量:2,422kg、ちなみにP/Wレシオは3.98kg/PS!
インフォテイメント:8インチタッチスクリーン
オーディオ:Naim for Bentley audio system(21ch/1,920W)
タンク容量:85L
0-100km/h加速:4.1秒
最高速度:301km/h
燃費:12.8L/100km(7.8km/L、Conbined)


「ベンタイガ」の外観画像

「ベンタイガ」のサイズは堂々としたサイズで全長は5mを超える、全幅も2mに近いサイズなので街中で取り回すには大きすぎるサイズだ。
だがそれだけにベントレーらしい威風堂々としたたたずまいとなっていてクロスオーバーの王様と言っても良いだろう。
「ベンタイガ」のフロント画像その2
「ベンタイガ」のフロント画像その3
↑ 「ベンタイガ」のフロント画像、かなり押し出しのきついフロントマスクが与えられている、クロスオーバーらしくバンパー下にシルバーのガードが装着される、画像はメーカーサイトより拝借

「ベンタイガ」のサイド画像
↑ 「ベンタイガ」のサイド画像、横から見ると結構まともなシルエットをしていて使い易そうなデザイン、巨大なボディーに負けない巨大なタイヤホイールは22インチ、300km/hの車には見えないがなんせ608PSのエンジンを積む、画像はメーカーサイトより拝借

「ベンタイガ」のリア画像
↑ 「ベンタイガ」のリア画像、リア部分はベントレーらしいデザインがされていて一目でそれと分かる、マフラーは左右2本出し、画像はネット上から拝借


「ベンタイガ」の内装画像

ベントレーらしく内装も素晴らしいモノだ、とにかく見てみよう。
「ベンタイガ」のインパネ画像
↑ 「ベンタイガ」のインパネ画像、メーターはディスプレーになっていて必要に応じて表示内容を変更できる、各部の仕上げが精緻で素晴らしい、画像はメーカーサイトより拝借

「ベンタイガ」のインパネ画像その2
↑ 「ベンタイガ」のインパネ画像その2、色の組み合わせが絶妙だ、木目が渋く美しい、エアコン吹き出し口が普通の形状だが美しい、画像はメーカーサイトより拝借


「ベンタイガ」のセンターコンソールのディスプレー画像
↑ 「ベンタイガ」のセンターコンソールのディスプレー画像、8インチタッチディスプレーを装備する、この辺りは普通と変わりない、さすがにタッチパネルは一部のみでほとんどはダイヤルになっている、画像はメーカーサイトより拝借

↑ 「ベンタイガ」のシフトレバー画像、シフトレバーは普通の形状だ、豪華な作りでキラキラだ、画像はネット上から拝借

「ベンタイガ」のシフトレバーの後ろのダイヤル画像
↑ 「ベンタイガ」のシフトレバーの後ろのダイヤル画像、走行モードはココで操作する、画像はネット上から拝借

「ベンタイガ」のエアコン吹き出し口アップ画像
↑ 「ベンタイガ」のエアコン吹き出し口アップ画像、センターのディスプレー上部のエアコン吹き出し口とスイッチ類、いずれも精緻に工作されている、まるで工芸品のようだ、画像はメーカーサイトより拝借


「ベンタイガ」のその他の画像

↑ 「ベンタイガ」のエンジン画像、W12で5,950ccツインターボから608PS/900Nmというパワーを発揮する、画像はネット上から拝借

↑ 「ベンタイガ」のイベントシート画像、ラゲッジにはイベントシートと呼ばれるテールゲートを開けて座れるシートが装備できる、アウトドアでの利用に便利そうだ、画像はメーカーサイトより拝借

「ベンタイガ」のオプション画像その1
↑ 「ベンタイガ」のオプション画像その1、ベントレーらしいオプション、こんなのを装備してピクニックに行きたい、画像はメーカーサイトより拝借

「ベンタイガ」のオプション画像その2
↑ 「ベンタイガ」のオプション画像その2、健康的にアウトドアを楽しむアイテムもちゃんと用意されている、バイクキャリアは少々大げさな作りだがマストアイテムだろう、画像はメーカーサイトより拝借



ベントレー初のクロスオーバー車である「ベンタイガ」は確かにクロスオーバーではあるが、それよりも先にベントレーそのものだ。
外観からもベントレーと一目でわかるデザインにまとまっているところは素晴らしい。
注目すべきはその動力性能でクロスオーバーにここまでの性能は不要とも思うがベントレーとしては譲れなかったに違いない。
日本への導入は未定だがこの車が背後から迫ってきたら道を譲ろう。




今回はこのへんで
では

これで見納めか、メルセデス「G63 AMG 6×6」はやっぱりデカかった

2015/05/06
先月で生産が終了となったメルセデス「G63 AMG 6×6」だが実車の展示があったので見てきた。

「G63 AMG 6×6」は想像していたよりもデカい

メルセデス「G63 AMG 6×6」は、どうせ話のネタ的な車だろうと思っていたのだが実物は存在感のある車だった。
昨年の発売開始から先月の生産終了の約1年間の間に日本でも何台かは売れたようだ。もっとも日本での販売価格は8,000万円ということなので現実離れしているのは確かだ。実際にこの車を生かすにはどのような場面で使うのだろうか。やはり話題性としてホテル等の送迎手段という事になるのだろうか。これでは非常にもったいないという印象だ。災害救助で使用するにはラグジュアリー過ぎると思う。

「G63 AMG 6×6」は想像していたよりも本格的

こうして鳴り物入りでデビューしたメルセデス「G63 AMG 6×6」ではあるが実物は見れば見るほど本格的なオフローダーだった。背が高いので地上に立って眺めるとボディーしか見えない、少しかがむと足回りが見える。少し背伸びした程度ではコックピットや上部は全く見えない。それでも画像を何枚か撮ってきたので紹介しよう。

その前に「G63 AMG 6×6」のスペックのおさらい

サイズ:全長5,875mm×全幅2,110mm×全高2,280mm
駆動方式:6輪駆動、ハブリダクション、5つのデフロック
エンジン:V8ツインターボ544ps
最低地上高:460mm
渡河深度:1,000mm
アプローチアングル:約50°
デパーチャーアングル:約45°
車重:3,850kg
タイヤホイール:PRO COMP 37×12.50R18LT XTREME MT2

「G63 AMG 6×6」のフロント画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のフロント画像、フロントマスクはGのフロントマスクだ、尋常ではないオーバーフェンダーやタイヤでスペシャルな事がすぐ分かる、4WDでは良くある片輪だけを台に載せる展示方式で足の長さをアピールする、前輪の位置で地上から1メートルくらいの高さだ

「G63 AMG 6×6」のフロントタイヤ画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のフロントタイヤ画像、オフローダーの間ではヘビーデューティーなタイヤとして知られるXTREME MT2を6輪に履く、サイズは37×12.50R18LTでさすがに巨大なタイヤだ、ホイールが少し特殊で周りのボルトはビートロック方式でタイヤが空転するのを防止する仕組み

「G63 AMG 6×6」のフロントハブ画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のフロントハブ画像、ハブはハブリダクション方式となっていて地上高を稼いでいる、車の大きさから言って意外と細いホーシング、バンパー下のスキッドガードやフロア下のガードを見るとキチンと機能するガード類だ

↑ 「G63 AMG 6×6」のリア画像、6輪の車自体がダンプカー以外見たことが無いので珍しく感じる、荷台はピックアップのように屋根が無くリアゲートが付く

「G63 AMG 6×6」のリアサスペンション周り画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のリアサスペンション周り画像、赤いスプリングや金色のダンパーのリザーブランクそれに上部の黒いエアータンクが目立つリア周り

「G63 AMG 6×6」のリアスプリングとダンパー周り画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のリアスプリングとダンパー周り画像、ダンパーは別体のリザーブタンクを持つオーリンズ製、ダンパー本体はシルバーでシングルだが径が太い、オフローダーでオーリンズは珍しいかも、プロペラシャフトが一番後ろのホーシングまで来ているのが分かる、ラダーフレームが見えていて頑丈そうだ

「G63 AMG 6×6」の2軸目あたり画像
↑ 「G63 AMG 6×6」の2軸目あたり画像、リアサスペンションを少し角度を変えてみたところ、ホーシングの前後の位置決めは長いアームがブッシュを介してフレームに固定されている、リアサスはそれほどストロークは長くなさそうだ

「G63 AMG 6×6」のエアータンク画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のエアータンク画像、左右で4本装備されたこのエアータンクは6輪のタイヤの空気圧を調整するモノ、車内から車を降りずに調整する事が出来る、もちろん減圧と加圧の両方が可能だ、この装備はオフローダーとしては非常に便利な装備だ、極端に空気圧を落としてもタイヤが空転しないようにホイールがビートロックとなっているのが理解できる、フレームにぶら下がったシルバーの箱は燃料タンクだろう、容量が小さいような気がするので航続距離は短いのかもしれない



こういった非常に特殊な車は間近で見ると大変面白い。ワンオフのように作られた部分が沢山あり手間が掛かっているのが良く分かる。しかしメルセデスはこうした軍用も含めたオフローダ―の製造には精通していて経験も長いので非常にソツ無くまとまっている印象だ。
「G63 AMG 6×6」は1年程度の短命に終わってしまったが、後継モデルの「G500 4x4²」が控えており、こちらはより現実的な内容となるようだ。
しかし「G63 AMG 6×6」の8,000万円という価格にはビックリする。



今回はこのへんで
では

メルセデスの背の高いクーペの弟分「GLC Coupe Concept」が登場

2015/04/21
2015年上海モーターショーでメルセデスは「GLC Coupe Concept」を発表した。「GLC Coupe Concept」はこのところ流行の兆しを見せている背の高いクーペのGLEクーペの弟分に当たる。


「GLC Coupe Concept」はよりGLEクーペよりもより洗練された外観デザイン

今回は発表になっているモデルはメルセデスの一連のGの付くシリーズの再編によりGLCというネーミングとなっている。
既に昨年発表済で生産が開始されたGLEクーペと基本的に同じ路線の車で、背の高いクーペというジャンルだ。「GLC Coupe Concept」はGLEクーペよりは多少小振りとなっており都市部でも扱いやすい大きさとなっている。
メルセデス「GLC Coupe Concept」のサイド画像
↑ メルセデス「GLC Coupe Concept」のサイド画像、GLEクーペよりはグラスエリアが狭くて全体的にスマートに見える、まさに背の高いクーペといった外観だ、一応アウトドア風味はフェンダーエクステンションや前後のバンパー下部のシルバーのガード風パーツにより表現されている、タイヤホイールは285/45R21を履くがボディーに対して少し大きく見える、画像はネット上から拝借


「GLC Coupe Concept」のスペック

現在判明しているスペックは次の通り

サイズ:全長4,730mm×全幅2,000mm×全高1,600mm
ホイールベース:2,830mm
エンジン:直噴ガソリンV6ツインターボ
最大出力:367hp
最大トルク:520Nm
ミッション:9速AT(9G-TRONIC)
駆動方式:4WD(4MATIC)
タイヤホイール:285/45R21


↑ メルセデス「GLC Coupe Concept」のフロント画像、手慣れた感じの造形、バンパー下部は開口部がF1のような形状となっている、ガード風のシルバーの装飾が付くのもGLEクーペと同じ手法だ、画像はネット上から拝借


メルセデス「GLC Coupe Concept」のフロント画像その2
↑ メルセデス「GLC Coupe Concept」のフロント画像その2、タイヤホイールが大径で車高が高いだけでボディー上部はCLSクラスのような作りだ、彩度のキャラクターラインが力強い、非常に迫力があり躍動感のあるデザイン、画像はネット上から拝借


メルセデス「GLC Coupe Concept」のリア画像
↑ メルセデス「GLC Coupe Concept」のリア画像、リアはGLEクーペとは異なり非常にアッサリした印象、ルノーメガーヌのような後部で非常に丸い、バンパー部分は非常にスポーティーな仕上げ、マフラーは左右4本出しで斜めに配列されている、リアにもガード風のシルバーの装飾が付く、画像はネット上から拝借


メルセデス「GLC Coupe Concept」のリア画像その2
↑ メルセデス「GLC Coupe Concept」のリア画像その2、こうして少し離れてリアを見るとメルセデスらしくなくどこの車か分からない、もう少しリアは角ばった方が良いだろう、車高は高いがボディー底部はフルカバーされ空力を改善している、画像はネット上から拝借



GLCクーペはより都会的、GLEクーペとも少し異なる

兄貴分のGLEと比較すると背の高いクーペには間違いないが、より都会的で洗練されている印象だ。SUV的な外観では満足しないが押し出しの強い車を求める層にはピッタリだろう。
自動車メーカー各社から背の高いセダンやクーペが出揃ってきており世界的なトレンドは間違いのないところ。日本でも受け入れられるだろうか。



今回はこのへんで
では

シトロエン「Aircross Concept」はGショック風、奇抜だが完成度高い

2015/04/13
2015上海モーターショー向けにシトロエンがクロスオーバーの新たなコンセプトモデルを発表した。なんとその「Aircross Concept」はGショック風なボディーが特徴だ。


シトロエン「Aircross Concept」は3つのコンセプトを持つ

シトロエンはクロスオーバーとして「C4 Cactus」を既に製品化済だが、今回の「Aircross Concept」はその延長線上にある。そして次の3つのコンセプトを上げている。

A SINGULAR DESIGN PHILOSOPHY:力を秘めたポジティブなSUVである事

AN INVITATION TO TRAVEL:快適に旅に出かける事

TECHNOLOGICAL INTELLIGENCE:旅に出かけるにあたって乗員が快適な環境を提供する事


シトロエン「Aircross Concept」のスペック

現在分かっているスペックは次の通り。

ボディー構造:Alloy Bumps
サイズ:全長4,580mm×全幅2,100mm×全高1,730mm
ホイールベース:2,800mm
パワートレーン:プラグインハイブリッド
 ガソリンエンジン:1.6L、218bhp/275Nm
 モーター:95bhp/200Nm
EV走行可能距離(ZEV):50km
タイヤホイール:コンチネンタル275/42R22
0-100km/h:4.5秒
燃費:58.8km/L(MVEG combined)
CO2排出量:39g/km

シトロエン「Aircross Concept」の画像

それでは画像を見てみよう。
シトロエン「Aircross Concept」のフロント画像
↑ シトロエン「Aircross Concept」のフロント画像、フロントマスクは最近のシトロエンの顔つきだ、全体的に丸くて角張ったところが無いデザイン、前後左右のボディー下部にGショックのようなプロテクターが装備されるのが新鮮、画像はネット上から拝借

シトロエン「Aircross Concept」のフロント画像その2
↑ シトロエン「Aircross Concept」のフロント画像その2、最近のクロスオーバーの定石通りフェンダーアーチには黒い樹脂のフェンダーが装備される、パワートレーン自体はガソリンとモーターのプラグインハイブリッドだ、チラッと見えるフロントのブレーキは対向4ピストンだろうか、画像はネット上から拝借

シトロエン「Aircross Concept」のサイド画像
↑ シトロエン「Aircross Concept」のサイド画像、真横から見ると3ドアハッチバックのように見えるがリアドアがある、サイドの下部にあるプロテクターが特徴的だ、ドアノブの形状が面白い前後のドアに重なっている、タイヤホイールは275/42R22のコンチネンタル特性タイヤを履く、画像はネット上から拝借

シトロエン「Aircross Concept」のサイド画像ドアを開けたところ
↑ シトロエン「Aircross Concept」のサイド画像ドアを開けたところ、なんと前後のドアは観音開きとなっていて乗り降りはし易そうだ、サイドシルにボディー下部のプロテクターに合わせたへこみがあり空気の流れをコントロールしている、画像はネット上から拝借

シトロエン「Aircross Concept」のリア画像
↑ シトロエン「Aircross Concept」のリア画像、リアは凄く丸い、プラグインハイブリッドなのに左右2本出しのマフラーを備えるところが可笑しい、この部分もGショック風のプロテクター形状だ、ウェストラインから上は通常のシトロエンのような感じだ、やはりフランス車のデザインには脱帽する、画像はネット上から拝借

シトロエン「Aircross Concept」のインパネ画像
↑ シトロエン「Aircross Concept」のインパネ画像、近未来的なインパネだ、ステアリングホイールは上下がフラットな形、ステアリングホイール越しに見えるメーターはディスプレーとなっている、その横にあるディスプレーは12インチで移動が可能だ、センターコンソールも独特のデザインで丸くてスライドする、ホワイトにオレンジのアクセントが効いている、画像はネット上から拝借

シトロエン「Aircross Concept」の室内画像
↑ シトロエン「Aircross Concept」の室内画像、4シータでセンターに大きなトンネルがあるタイプ、天井は大きなグラスルーフになっている、シート形状がWRCカーのような形状でかつ色が斬新だ、このシートの頭部の部分には乗員同士がコミュニケーションできる通信装置を備える、シートベルトはどのように締めるのだろう、画像はネット上から拝借



最近のフランスのクロスオーバーは丸くてカワイイのが多い

以前にもルノーのクロスオーバーコンセプトである「KWID コンセプト」を紹介したが、フランス車のこういったセンスは抜群だ。今回のシトロエン「Aircross Concept」はさらに完成度が高く、今にも発売できそうな雰囲気なので期待が持てる。



今回はこのへんで
では

第4の背の高いセダン、VWクロスクーペGTEコンセプト

2015/01/13
すでに背の高いクロスオーバーの時代に入った感がある今日この頃。
BMW、メルセデスボルボに続いてVWでも背の高いクロスオーバーのワールドプレミアが2015NAIAS(デトロイトショー)で行われた。


メルセデスもボルボも最初に出したBMWと基本的に同様のシルエットを持っている。しかしVWがこういったジャンルの車を作るとなんとなく堅苦しい感じがするのが非常に面白い。企業のキャラクターなのか不思議なところだ。


パワートレインはハイブリッドとなっており、3.6LのV6ガソリンエンジン(FSI)で280PS/350Nm、2モーターは前40KW/後85KWを発揮する。14.1KW/Hのリチウムイオン電池をセンタートンネルに搭載し、システム総合出力は360PSとなり0-100km/hを6.0秒で加速する実力の持ち主だ。
ボディーサイズは日本の感覚からするとかなり大柄で全長4,847mm×全幅2,030mm×全高1,736mmとなっていて7人乗りだ。2016年からの発売を予定しておりアメリカのテネシー州の工場で生産される予定だ。これはもう完全に北米マーケット向けの車だ。



↑ VWクロスクーペGTEコンセプトのワールドプレミア風景画像、フロントグリルはいつものVW流ではなく少し豪華な雰囲気、かなり大柄の車で7人乗り、リアウィンドウの傾斜角度でクーペかどうかの解釈が変わるところだ、前から見ると通常のクロスオーバー例えばトゥワレグなんかとそれほど変わらないように見える、画像はネット上から拝借



↑ VWクロスクーペGTEコンセプトのフロント画像その2、ホイールの大きさからかなり大柄な車だと分かる画像だ、クーペというよりはトゥワレグの新型と言った方が自然な感じのする外観、クーペというならリアウィンドウをもっと傾斜させないとそう見えない、自動車メーカーによって背の高いクーペやセダンの解釈がこれほど異なるのは非常に興味深い、やはりこういった遊び車でのVWのデザインは堅くて少し面白味が無いと感じる、画像はネット上から拝借



↑ VWクロスクーペGTEコンセプトのサイド画像、ホイールアーチはクロスオーバーの定番の黒い樹脂仕上げ、前後とサイドシルにガード風味のパーツが付く、サイドウィンドウの天地が浅くてキャビンが小さく見える、ボンネットは非常に分厚い印象がある、やはり背の高いセダンやクーペというよりも普通のクロスオーバーのようなシルエットだ、画像はネット上から拝借



↑ VWクロスクーペGTEコンセプトのリア画像、比較的シンプルな印象のリア部分、リアバンパーはシルバーを混ぜ込ませて目新しい作り、マフラーは左右2本だしで出口は変形した5角形となっている、やはりリアから見てもクーペという感じは受けないところがVWらしい、サイドのキャラクターラインが煩雑な印象を与える、ちなみにルーフは全面ガラスのルーフとなっているようだ、画像はネット上から拝借




これで自称も含めてクーペ形状のクロスオーバーがBMW、メルセデス、ボルボ、今回のVWと出そろった。クーペと呼んでみたりセダンと呼んでみたり様々だが、今までにないジャンルであるのは確かだ。日本でも時々BMWのX6なんかを見かけるようになってきた。自動車メーカー各社が次々とこうしたモデルを投入しクロスオーバーの一つのトレンドになりそうな予感だ。



今回はこのへんで
では

背の高いセダン、クロスオーバーの新解釈ボルボS60クロスカントリー

2015/01/08
背の高いクーペということでメルセデスの「GLE450 AMG クーペ」を紹介した。このジャンルはBMWのX6から出ていて文字通り背の高い4ドアクーペなのだ。


これをボルボが解釈すると背の高いセダンとなるようだ。ボルボではS60クロスカントリーというネーミングをしてきた。実態は4ドアのクーペ形状のボディーなので呼び方が異なるだけだ。今回の2015年デトロイトショーでプレミアされる。
メカ的には2014年のLAショーでプレミアされたV60クロスカントリーをそのまま利用しているようだ。こちらはワゴン形状ですでにある路線だった。


このジャンルはこれで世界的なトレンドになるだろうと思う。そして漠然と感じるのだがボルボがこうしたジャンルの車を出したことでクロスオーバーとセダンの垣根が低くなり、背の高いクーペというよりも背の高いセダンというのが流行りそうな気がする。今年の2015年はこの背の高いセダンのクロスオーバーがトレンドになると強く感じる。


まだ情報は少ないが画像を紹介しよう。


↑ ボルボS60クロスカントリーのフロント画像、前から見るとまんまS60だ、バンパー下にシルバーのガード風の装飾があるのが少しだけクロスオーバー風味だ、定石通りフェンダーアーチは黒い樹脂でエクステンドされている、画像はネット上から拝借



↑ 上が今回のボルボS60クロスカントリー、下がすでに発表済のV60クロスカントリー、ともにサイド画像、機構と手法はまんまV60のやり方を応用しているようだ、やっぱりワゴン形状なら見慣れてしまったのか違和感は無いがセダン形状だと少しだけ違和感がある、ちなみに車高は65mmアップとなっていて相当な嵩上げだ、画像はネット上から拝借



↑ ボルボS60クロスカントリーのリア画像、リアもS60セダンそのままの形状のようだ、マフラー形状も同じだがフロントと同じくガード風のシルバーの装飾でクロスオーバー風味を出している、搭載されるエンジンはS60に準じるようだ、また駆動方式はFFも選択できるようだ、画像はネット上から拝借




2015年はクロスオーバーがますます多様化していく年になりそうだ。背の高いセダン形状のクロスオーバーもそうだが、コンパクトクロスオーバーからも目が離せないと思う。



今回はこのへんで
では