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背の高いセダン、クロスオーバーの新解釈ボルボS60クロスカントリー

2015/01/08
背の高いクーペということでメルセデスの「GLE450 AMG クーペ」を紹介した。このジャンルはBMWのX6から出ていて文字通り背の高い4ドアクーペなのだ。


これをボルボが解釈すると背の高いセダンとなるようだ。ボルボではS60クロスカントリーというネーミングをしてきた。実態は4ドアのクーペ形状のボディーなので呼び方が異なるだけだ。今回の2015年デトロイトショーでプレミアされる。
メカ的には2014年のLAショーでプレミアされたV60クロスカントリーをそのまま利用しているようだ。こちらはワゴン形状ですでにある路線だった。


このジャンルはこれで世界的なトレンドになるだろうと思う。そして漠然と感じるのだがボルボがこうしたジャンルの車を出したことでクロスオーバーとセダンの垣根が低くなり、背の高いクーペというよりも背の高いセダンというのが流行りそうな気がする。今年の2015年はこの背の高いセダンのクロスオーバーがトレンドになると強く感じる。


まだ情報は少ないが画像を紹介しよう。


↑ ボルボS60クロスカントリーのフロント画像、前から見るとまんまS60だ、バンパー下にシルバーのガード風の装飾があるのが少しだけクロスオーバー風味だ、定石通りフェンダーアーチは黒い樹脂でエクステンドされている、画像はネット上から拝借



↑ 上が今回のボルボS60クロスカントリー、下がすでに発表済のV60クロスカントリー、ともにサイド画像、機構と手法はまんまV60のやり方を応用しているようだ、やっぱりワゴン形状なら見慣れてしまったのか違和感は無いがセダン形状だと少しだけ違和感がある、ちなみに車高は65mmアップとなっていて相当な嵩上げだ、画像はネット上から拝借



↑ ボルボS60クロスカントリーのリア画像、リアもS60セダンそのままの形状のようだ、マフラー形状も同じだがフロントと同じくガード風のシルバーの装飾でクロスオーバー風味を出している、搭載されるエンジンはS60に準じるようだ、また駆動方式はFFも選択できるようだ、画像はネット上から拝借




2015年はクロスオーバーがますます多様化していく年になりそうだ。背の高いセダン形状のクロスオーバーもそうだが、コンパクトクロスオーバーからも目が離せないと思う。



今回はこのへんで
では

最近のボルボはスポーティー路線、「Volvo V40 Pirelli エディション」

ピレリと言えばタイヤメーカーだが時々凝ったコラボ車を気まぐれのように出してくる。

今回のはボルボとそのチューニングメーカーであるハイコスポルティフ、それにピレリの組み合わせだ。V40をベースに外装からエンジンまで手の入ったスペシャルモデルである。当然スペシャルモデルなので台数は限定になると思われるので、これまた日本に導入されるのか、されても何台が割り当てられるのかは不明なのだ。

日本人はこの限定という言葉に非常に弱い、たぶん人と違ったモノを持ちたいという心が働いているのだろう。普段は人と違ったことをして目立つのを嫌うのに車に関しては別の感性を持ち合わせているのだろうか。

「Volvo V40 Pirelli エディション」のスペックは次の通り
エンジン:1.6Lガソリンターボ
最高出力:148馬力
最大トルク:240Nm
0-100km/h:7.9秒(ノーマル8.8秒)
最高速度:230km/h
Heico Sportivの装備:エアロパーツ、マフラー、足回り30ミリダウン、インテリアパーツ等



↑ 「Volvo V40 Pirelli エディション」のフロント画像、低く構えて精悍に見える、あまり仰々しいエアロでないのが良いところか、ボルボもこうしてみるとアグレッシブな印象だ、画像はネット上から拝借


↑ 「Volvo V40 Pirelli エディション」のリア画像、こちらはかなりスポーティー、デフューザーとマフラーの関係が非常に良い感じ、ボルボ特有のリアハッチのへっこみが目立たなくなってこちらのほうがノーマルよりも個人的には好みだ、画像はネット上から拝借


↑ 「Volvo V40 Pirelli エディション」のコックピット、ステアリングホイールのマーキングとペダルがスポーティーさを出しているが基本的にノーマルと変わらない、色目も渋くて目立たないところが玄人好み?、画像はネット上から拝借


↑ 「Volvo V40 Pirelli エディション」の内装、ポイントポイントにハイコスポルティフのパーツが使われている、これらの部品がノンスタンダードかどうかは不明、他では買えない部品が付いているのならこの車の価値は高いだろう、サイドブレーキレバーがそうだが社名ロゴが目立ち過ぎだ、シートはノーマルと同じなのだろうか、画像はネット上から拝借


↑ 「Volvo V40 Pirelli エディション」のフロントホイール回り、やっとピレリの名前が登場、ホイールは専用のホイールのようだ、タイヤはピレリP0、画像はネット上から拝借



ピレリと言えば過去にはこんなピレリもあった。Golf5とのコラボでピレリモデルが日本でも発売されていた。かくいう私も限定の言葉に心動き購入した一人だ。
簡単に言うとエンジン、足回り、タイヤ&ホイール、エアロ、内装がスペシャルなモデルだった。外観で目立たず(そのモデルだと分かる部分が少ない)、中身はノーマルよりも速いというモデルだった。一番のお気に入りは実はシートだった。
↑ Golf5 Pirelliのシート、タイヤのトレッド(ピレリPゼロ)がモチーフだ、内装では黄色いステッチとシートがスペシャルだった、外観は全く目立たたなかったが個人的には大変好みのモデルだった、このモデルはコラボするチューニングメーカーは登場せずVWとPirelliのみの組み合わせだった、画像は自分で乗っていたGolf5 Pirelliのもの



こういった限定モデルは限定なだけに魅力的だ。
特にメーカーがチューニングしたエンジンや足回りが装備されていると、もうたまらんという感じだ。
ボルボのチューニングはあまり一般的ではないと個人的には思うので、スポーティーイメージを与えることとそうしたチューニングの余地もある車なんだというアピールにはもってこいだと思う。
いずれにしてもこうした選択肢が増えるのは良いことだ。


今日はこのへんで

では



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ブルーのイメージ、Volvo 「S60 Polestar」

日本においてボルボは良く知っているがPolestarは聞き慣れない、これはボルボにとってはレーシングパートナーである企業の名称だということだ。

メルセデスのAMG、BMWのMスポーツ、トヨタのTRD、ニッサンのNISMO、スバルのSTIといったところだろう。このPolestarは日本では全く無名だが、なかなか渋い仕事をする。一時期はプロトタイプの馬力が500馬力を超えていてびっくりしたのだが、350馬力に落ち着いて常識的なハイパワーマシンになっている。それも今時貴重な直列6気筒エンジンだ。

高性能な車だが外観は非常にオーソドックスというかコンサバで落ち着いた感じ。これみよがしなエアロもないし、主張しているのはボディーカラーと小さなブルーのエンブレムだけというところに非常に痺れる。

スペックは次の通り

出力:3.0L6気筒ターボ350馬力
トルク:51.0kg-m
0-100km/h:4.9秒
ミッション:6速オートマティック
最高速:250km/h(リミッター作動)
タイヤ:235/40R19ミシュラン・パイロット・スーパースポーツ
駆動方式:4WD
足廻り:オーリンズ

2013年6月からオーストラリアで販売開始予定



↑ Volvo 「S60 Polestar」のフロント画像、全く高性能を感じさせないデザイン、ごくごく普通のセダンだ、全体的に渋いデザインで好感が持てる、画像はネット上から拝借


↑ Volvo 「S60 Polestar」、リア周りも控えめだ、左右振り分けのエギゾーストとデフューザーが目立つ程度だがこれまた控えめ、トランクスポイラーもリップ程度だ、画像はネット上から拝借


↑ Volvo 「S60 Polestar」、ブレーキ周りは本物の高性能を感じさせる、モノブロックキャリパーにドリルドディスク、そのサイズはフロントが336x29mm、リアが302x22mm、画像はネット上から拝借


↑ Volvo 「S60 Polestar」、ブルーの小さなエンブレムが高性能を主張する、なんだかメーカーのキャッチコピーみたいになってしまったがクリーンなイメージの高性能をうまく表現できているのではないだろうか、画像はネット上から拝借


個人的にはフレンチブルーに近い色だと思うのだが、この鮮やかなブルーに参った。
かなり以前からボルボはこの色を高性能車に使用している、ボルボの高性能車のトレードマークだ。
日本に入ってくるのかどうか気になるところ、勿論価格も気になる。


今日はこのへんで

では


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V40というネーミングと価格

先日も「 V40 Cross Country」を紹介したがそのベースとなるV40についても見てみたいと思う。

V40と言えばかつてはワゴンモデルのネーミングだった。
それが今回はハッチバックボディーで競争の激しいCセグメントに打って出てきた。メルセデスのAクラスと同様ネーミングには秘密があるのかもしれない、ちなみにAクラスはアッタックのAらしい。ボルボはビクトリーのVなのか? 基本コンセプトとしては「ボルボの大型モデルの特徴や機能を小型車のパッケージにとりいれる」ということで今までになかった内容だ。

↑ V40のフロント部分、最近のCセグメントの近似性を感じさせる、メルセデスのAクラスと同じようなグリルからAピラー、遠目で見たら分らないかもしれない、全体的には低く構えた安定感がある、画像はネット上から拝借


ボディーは5ドアハッチバックで、サイズ的にはライバルのアウディA3・メルセデスA180よりも80ミリ、BMW116よりも35ミリ長い。画像を見る限り長いという印象はあまり受けない。全体的には最近のCセグメントのハッチバック車の基本に忠実なフォルムを持つ。

↑ V40のリア部分、個人的にはこのリアハッチの造形は好きではない、スポーツモデルでもないのにディフーザー形状のものが付く、マフラーはダブルだ、画像はネット上から拝借


V40のハイライトは燃費性能や環境性能ももちろんだが、やはり安全性能とその装備だろう。「セイフティーパッケージ」と呼ばれるオプションがわずか20万円で用意される。その内容は次のようなものである。
●歩行者や車両を感知して衝突を回避、あるいは衝撃を軽減する「ヒューマン・セーフティ」
●車速追従機能つき「アダプティブ クルーズコントロール」
●前方車両との車間距離が縮まると警告灯が点滅する「車間警告機能」
●ドライバーの運転状況に応じて警告音を発する「ドライバー アラートコントロール」
●車線逸脱を修正するボルボ初の「レーン キーピング エイド」
●ドライバーの死角の車両の存在を伝える「ブラインドスポット インフォメーション システム」
●急接近する車両の存在を伝える「レーンチェンジ マージ エイド」
●後退するとき左右からの車両の接近を知らせるボルボ初の「クロス トラフィック アラート」
●制限速度など道路標識をメーターパネルに表示する「ロードサイン インフォメーション」
●前方の車両を感知しハイビーム走行時にロービームに切りかえる「アクティブ ハイビーム」

↑ ボンネットからフロントガラスにかけて展開しているのが歩行者用のエアバッグ、今までになかっただけに斬新だ、ボンネット部分が分厚いのはこうした歩行者安全対策での傾向、画像はネット上から拝借


またこれらとは別に「歩行者用エアバッグ」もオプションで用意される。これは歩行者と衝突時にボンネットが持ち上がり、さらにAピラー部分をカバーするエアバックが展開するというものだ。

ベースモデルのスペックは次のようなものである。
ボディサイズ:全長4,370×全幅1,785×全高1,440mm
ホイールベース:2,645 mm
トレッド 前/後:1,550 / 1,540 mm
最低地上高:135 mm
最小回転半径:5.2 メートル
トランク容量(VDA値):335-1,032 リットル
重量:1,705 kg
エンジン:1,595cc 直列4気筒 直噴DOHC ターボ
最高出力:132kW(180ps)/ 5,700 rpm
最大トルク:240Nm(24.5kgm)/ 1,600-5,000 rpm
トランスミッション:6段オートマチック(湿式デュアルクラッチ)
駆動方式:FF
サスペンション 前/後:マクファーソンストラット / マルチリンク
タイヤ:205/55R16
燃費(JC08モード):16.2 km/ℓ
価格:269万円


↑ V40のセンターコンソール部分、お得意の「フリーフローティングセンタースタック」、初めて出てきてから時間が経つが今でも随分とモダンな印象だ、画像はネット上から拝借


なんと言ってもベースモデルの価格が衝撃的だ。これに「セイフティーパッケージ」を加えても300万円を切った価格付けだ。これで車自体の質感が高ければ人気が出ることだろう、すでに予約は始まっており好調な受注状況のようである。今年の注目株の1つで目が離せない。


今日はこのへんで

では


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