2015/08/26
我々の世代はシェルビーと言えば、まずシェルビーコブラを思い浮かべる。
シェルビーはアメリカでスポーツカーを作り続けている老舗チューナーの1つだ。そのシェルビーの名前を冠したマスタングがフォードから発売されている。
「Mustang Shelby GT350」と「Mustang Shelby GT350R」の2種があり、いずれも内容はその名に恥じない過激なモノだ。
最近「Mustang Shelby GT350R」は工場から出荷を開始した。
エンジンや駆動系は共通だが一番の違いは乗車定員が4名から2名になる事、それにダンパーやタイヤホイールが異り、さらにカーボンのパーツが多用される事だ。これにより50kgほど軽量化されているのだ。
↑ 「Mustang Shelby GT350R」軽量化バージョン、軽量化を狙い2シーター化されている、ボディーパーツにカーボンが多用されホイールまでカーボン!、タイヤサイズも1サイズ大きなモノが付く、足回りはマグネライドダンパーを装備する、画像はメーカーサイトより拝借
我々の世代はシェルビーと言えば、まずシェルビーコブラを思い浮かべる。
シェルビーはアメリカでスポーツカーを作り続けている老舗チューナーの1つだ。そのシェルビーの名前を冠したマスタングがフォードから発売されている。
「Mustang Shelby GT350」と「Mustang Shelby GT350R」の2種があり、いずれも内容はその名に恥じない過激なモノだ。
最近「Mustang Shelby GT350R」は工場から出荷を開始した。
GT350とGT350Rの違い
「Mustang Shelby GT350」は2種類あるのだがRが付くとトラック(サーキット)専用マシンと位置付けているようだ。エンジンや駆動系は共通だが一番の違いは乗車定員が4名から2名になる事、それにダンパーやタイヤホイールが異り、さらにカーボンのパーツが多用される事だ。これにより50kgほど軽量化されているのだ。
↑ 「Mustang Shelby GT350R」軽量化バージョン、軽量化を狙い2シーター化されている、ボディーパーツにカーボンが多用されホイールまでカーボン!、タイヤサイズも1サイズ大きなモノが付く、足回りはマグネライドダンパーを装備する、画像はメーカーサイトより拝借
↑ 「Mustang Shelby GT350」ベースモデル、ベースモデルでも迫力の外観だ、キチンと効きそうなフロントリップを装備している、シェルビーの名前にふさわしいモデルとなっている、画像はメーカーサイトより拝借
「Mustang Shelby GT350R」のスペック
ではさっそく「Mustang Shelby GT350R」のスペックを見てみよう。
サイズ:全長4,783mm×全幅1,928mm×全高1,382mm
ホイールベース:2,720mm
エンジン:5.2L Flat Plane Crank V8
最高出力:526hp/7,500rpm
最大トルク:583Nm/4,750
ミッション:6MT
サスペンション:前ストラット、後インテグラルリンク、Rのダンパーはマグネライド
ブレーキ:前393mm2ピースクロスドリルドディスク ブレンボ6ピストンキャリパー、後381mm2ピースクロスドリルドディスク ブレンボ4ピストンキャリパー
タイヤホイール(GT350):Michelin Pilot Super Sport、前295/35 ZR 19(19×10.5Jアルミ)、後305/35ZR19(19×11Jアルミ)
タイヤホイール(GT350R):Michelin Pilot Sport Cup2、前305/30ZR19(19×10.5Jカーボン)、後315/30ZR19(19×11Jカーボン)
乗車定員:4名(GT350)、2名(GT350R)
車両重量:1,706kg(GT350)、1,656kg(GT350R)
P/Wレシオ:3.24kg/hp(GT350)、3.15kg/hp(GT350R)
※最高出力を発揮する回転数に注目、排気量に似合わず高回転型のエンジンだ
GT350R専用装備
MagneRide Damping System
Integrated Driver Control (IDC) System
Aluminum Tower to Tower Brace
Engine Oil, Transmission and Differential Coolers
Heavy-duty Front Springs
19" Carbon Fiber Wheels
Michelin Pilot Sport Cup 2 Tires
-Front - 305/30 ZR 19
-Rear - 315/30 ZR 19
Wheel Locking Kit
Carbon Fiber Rear Wing
Chin Splitter
Unique Chassis Tuning
「Mustang Shelby GT350R」の画像
↑ 「Mustang Shelby GT350R」のフロント画像、いかにも良く走りそうな外観をしている、何故かGT-Rを連想するシルエットだがこちらの方が個人的には魅力的、画像はネット上から拝借
↑ 「Mustang Shelby GT350R」のグリル画像、フロントのリップスポイラーを見るとかなり空力を詰めているのが分かる形状だ、開口部が大きくチューニング度の高さを主張する、画像はネット上から拝借
↑ 「Mustang Shelby GT350R」のリア画像、リアはマスタングの雰囲気が良く出ているデザイン、カーボン製のリアスポイラーとデフューザーが付く、画像はネット上から拝借
↑ 「Mustang Shelby GT350R」のリア画像その2、リアフェンダーの膨らみがかなりのボリューム、リアタイヤは315/30ZR19というサイズを履いている、画像はネット上から拝借
↑ 「Mustang Shelby GT350R」のフロントホイール画像、19インチカーボンホイールを履くフロント、タイヤサイズは305/30ZR19、巨大な6ピストンのブレンボキャリパーがホイール一杯一杯だ、ホイールのロック方式はカーボンホイールなだけに少し特殊なようだ、画像はネット上から拝借
↑ 「Mustang Shelby GT350R」のリアホイール画像、リアも19インチカーボンホイールに315/30ZR19という極太のタイヤを履く、キャリパーは4ピストンのブレンボ、タイヤはSタイヤのようなCUP2を履く、画像はネット上から拝借
↑ 「Mustang Shelby GT350R」のインパネ画像、少し古臭いデザインで古き良きマスタングを連想させる、ステアリングホイールはセンターマーク入りで下が切れたDシェイプ、チラッと見えるタコメーターによるとレッドゾーンは8,000rpmを超えたところだ、画像はネット上から拝借
↑ 「Mustang Shelby GT350R」のシート画像、レカロ製のシートが最初から装備される、いっそのことリアシートが無いのだからフルバケットシートにすれば良いと思う、表皮はMikoと呼ばれるスエード素材、画像はネット上から拝借
↑ 「Mustang Shelby GT350R」のリアシートがあった場所の画像、単純に軽量化のためにリアシートを廃止したようだ、どうせここまでやるならフルバケットシートを入れてリアシートがあった部分には補強を入れれば完璧だと思うのだが、画像はネット上から拝借
最近のアメリカ車でもハイパフォーマンスモデルは非常に垢抜けてきたと思う。今回の「Mustang Shelby GT350R」にしても最初からブレンボやレカロシートやミシュランのタイヤを装備している。パーツだけを見ればヨーロッパ車と変わりない。
エンジンにしても大排気量なのに非常に高回転型のエンジンだ。制御システムも非常に進歩していてヨーロッパ車とそれほど変わりないという感想を持った。
しかし外観は往年のアメリカ車の雰囲気を良く残していて少し懐かしいところも残っている。我々が思っているアメリカ車とは少し異なるが、ヨーロッパとの融合が進んでいるようだ。
今回はこのへんで
では