小さいながらチョッといかつい、新型フォード「フィエスタST」


新型「フォード・フィエスタST」がヨーロッパで発表になっている。アメリカでも投入されるようだ。

↑ 新型「フォード・フィエスタST」のフロント、かなりいかつい顔つきをしていてフィエスタって分らないかも、それ以外の全体的なフォルムは今時のコンパクトハッチのデザイントレンドだ、やはり安全対策の影響かボンネット部分が分厚く感じる、画像はメーカーサイトより拝借


フォードのスポーツモデルと言えばWRC(残念ながら現在は撤退)で活躍していたフォーカスが代表格だが、少し小さいフィエスタにもスポーツモデルが存在する。歴代のスポーツモデルはSTとRSがあり、STは通常モデルよりも少しスポーティー、RSはサーキットをこなせるほどのチューニング度合というが位置付けだ。

↑ 新型「フォード・フィエスタST」の真横からのショット、デミオとシャーシーを共用するらしい、多少の近似性が感じられる、フロントはデミオのようでもあり リアは2008のようでもある、画像はメーカーサイトより拝借


今回は新型「フォード・フィエスタST」がすでに量産体制に入ったということで実際にヨーロッパの町中を走り出すのも間もなくのことだろう。個人的には大きくなったフォーカスよりも小ぶりなフィエスタのほうが好みだ。スペックとしては今時のコンパクトカーの定石通り1.6Lターボエンジンとなり英国仕様で180馬力6MTのみをラインアップしている。小さいくせに0-100kmのタイムがなんと6.9秒なのでかなり速い車だ。

↑ 新型「フォード・フィエスタST」のグリル部分、いかつい印象を持たせるグリル、開口部はなんだかミニのようだ、下部の張り出したスポイラー部分がなんだかいまいち、画像はメーカーサイトより拝借


小さい速い車に目がない私はいつぞやもフィエスタSTの試乗車を求めて彷徨ったことがある。結局試乗はできなかったのだが、日本ではSTやRSを求める顧客は非常に少数派であることを痛感した。カタログ(それもしょぼい)をもらって帰ってきたがなんだか不完全燃焼な気分だった。
そういう意味では日本においてフォードのレアな車種を買うのであれば並行輸入でも良いのではないかとさえ思えてくる。私が住んでいる近畿圏では車の正規ディーラーは沢山あるし、首都圏に次いで充実しているほうだとは思うのだが、ことフォードに関しては全く歯が立たない(苦笑)。
一方、並行輸入を手掛けるエンスーな車屋さんが多いのも特徴で、それこそなんでも揃ってしまうのではないか?
安定しないというか増えないフォードディーラー網に期待するよりは、並行輸入でもきちんと整備をしてくれる車屋さんにお任せしたほうが良さそうという感触だ。こういった感覚は地方に住んでいる方はもっと顕著に感じていらっしゃることだろう。フォードに対する印象が良いだけにここが残念なところだ。

↑ 新型「フォード・フィエスタST」のフロントホイール部分、よく見るとモノブロックのキャリパーが付いているしドリルドディスクだ、このあたりにはコストをかけているようだ、ホイールは17インチだがキャリパーがギリギリでダウンサイズはできそうにない、画像はメーカーサイトより拝借


新型「フォード・フィエスタST」は日本に導入されるかどうかは分らないが、このクラスは現在日本においてあまり活発ではない。あえて国内でライバルと言えばスイフトスポーツ(国産車ではこれくらいしか思いつかない)・FIATアバルト500・アバルトプント・プジョー2008GTI・シトロエンDS3スポーツ・ミニ辺りではないだろうか。
全体的な成り立ちはWRCを手掛けるフォードレーシングチームが監修を行っているだけに中身はしっかりしたものだ。「フォード・フィエスタST」自体は非常に魅力的な内容だが、何度も言うが正規販売網の充実を切に望むところだ。試乗どころか実物を見ることすらできない現状なのだから。

↑ 新型「フォード・フィエスタST」のインパネ、少しゴチャゴチャしているが現代的なインパネ、画像はメーカーサイトより拝借


↑ 新型「フォード・フィエスタST」のフロントシート、専用のレカロが付く、少々色目は派手だがやる気の出る演出がなされている、こういったモデルでは非常に重要なポイントだ、画像はメーカーサイトより拝借



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トヨタ「カムリ」がごっついエエらしい


カムリと言えば国内ではあまり特徴の無い無難なセダンという印象しかないが、今回のモデルチェンジではハイブリッド専用モデルになった。その新型カムリの評判が大変良いようなのだ。

↑ 新型カムリのフロント、新しくなったがまだまだ普通のデザインだし目立ったところは無いセダンだ、目立たず良いモノが欲しい人にはベストバイかも、画像はメーカーサイトより拝借


日本国内のトヨタのハイブリッド車セダンでの車格は、SAIがあり次がカムリという事になる。つまり車格の高い高級な車に属するのが現在のカムリということだ。3グレード構成で一番安いモデルでも304万円からという価格帯を頭に入れておいてほしい。ちなみに一番高いモデルは382万円にもなり結構な高級車だ。

↑ 新型カムリのリア、今どきのトヨタデザインだ、なかなかクリーンな印象でいい感じ、画像はメーカーサイトより拝借


現在日本国内でのボリュームゾーンは軽自動車からコンパクトカーというところであり、価格的には100万円前後、高くても200万円までのあたりだ。ということは今回の新型カムリはかなり高級な価格帯に属していることが分かる。一番高いモデルとなるとBMWの3シリーズとそれほど違わない価格になってきてしまう。

↑ 先代カムリのフロント、何の変哲もないセダン、でもこれがアメリカではベストセラーセダンだ、画像はメーカーサイトより拝借


一方アメリカのマーケットに目を移すと、カムリは2010年に一番売れた日本メーカーの車なのだ。もっと驚くべきは2001年以降アメリカでの乗用車販売ナンバーワンとなっている。ちなみに台数は2010年の1年間で約33万台(先代カムリ)。新型カムリは先代のプラットフォームをキャリーオーバーしている。つまりええように言えば、新型カムリのシャーシーは先代のシャーシーをブラッシュアップして成熟していると言えるかもしれない。
その先代カムリのデザインは非常に地味で、日本人から見るとなんでこんなデザインで売れるんだろう?と思ってしまうのであった。アメリカという国は大変面白くて、日本人が思っているよりもはるかに実用的なモノを好むようだ。つまりセダンとして室内の広さ・使い勝手・まあまあの燃費・そして運転性能がうまくバランスした車が良く売れている。
新型カムリはこれにハイブリッド専用モデルとして燃費性能をさらに向上した。これにより今までのベストセラーである要素に加えて抜群の燃費性能・経済性を手に入れたという訳だ。

↑ 先代カムリのリア、こちらもこれと言って特徴のない印象だ、フロントよりもリアのほうがまとまりが良い感じ、画像はメーカーサイトより拝借


国内に目を移すとカムリというモデルは目立たない地味な車だったが、価格帯が高級車に属することもあり、その基本性能を高め燃費性能を向上させることにより大変身なのかもしれない。こういういきさつがあって新型カムリが形作られている。様々な記事によると価格対性能では非常に良い評価のようだが、元々日本国内では高い車なのだ、その所を考慮しないといけない。

↑ 新型カムリのインパネ、無難な作りでカッコ良くないが実用的な印象だ、高級車なんだからもう少し華があっても良いと思うのだがどうだろう、画像はメーカーサイトより拝借


しかしこれだけ評判の良い車というのも珍しい、ましてアメリカではベストセラー乗用車だ。日本では少し大きい車だし高価だが国際的にも高い評価なのは大変良いことだ。でもヨーロッパへもっていくとどうなのだろうか、少し気になる。

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V40というネーミングと価格

先日も「 V40 Cross Country」を紹介したがそのベースとなるV40についても見てみたいと思う。

V40と言えばかつてはワゴンモデルのネーミングだった。
それが今回はハッチバックボディーで競争の激しいCセグメントに打って出てきた。メルセデスのAクラスと同様ネーミングには秘密があるのかもしれない、ちなみにAクラスはアッタックのAらしい。ボルボはビクトリーのVなのか? 基本コンセプトとしては「ボルボの大型モデルの特徴や機能を小型車のパッケージにとりいれる」ということで今までになかった内容だ。

↑ V40のフロント部分、最近のCセグメントの近似性を感じさせる、メルセデスのAクラスと同じようなグリルからAピラー、遠目で見たら分らないかもしれない、全体的には低く構えた安定感がある、画像はネット上から拝借


ボディーは5ドアハッチバックで、サイズ的にはライバルのアウディA3・メルセデスA180よりも80ミリ、BMW116よりも35ミリ長い。画像を見る限り長いという印象はあまり受けない。全体的には最近のCセグメントのハッチバック車の基本に忠実なフォルムを持つ。

↑ V40のリア部分、個人的にはこのリアハッチの造形は好きではない、スポーツモデルでもないのにディフーザー形状のものが付く、マフラーはダブルだ、画像はネット上から拝借


V40のハイライトは燃費性能や環境性能ももちろんだが、やはり安全性能とその装備だろう。「セイフティーパッケージ」と呼ばれるオプションがわずか20万円で用意される。その内容は次のようなものである。
●歩行者や車両を感知して衝突を回避、あるいは衝撃を軽減する「ヒューマン・セーフティ」
●車速追従機能つき「アダプティブ クルーズコントロール」
●前方車両との車間距離が縮まると警告灯が点滅する「車間警告機能」
●ドライバーの運転状況に応じて警告音を発する「ドライバー アラートコントロール」
●車線逸脱を修正するボルボ初の「レーン キーピング エイド」
●ドライバーの死角の車両の存在を伝える「ブラインドスポット インフォメーション システム」
●急接近する車両の存在を伝える「レーンチェンジ マージ エイド」
●後退するとき左右からの車両の接近を知らせるボルボ初の「クロス トラフィック アラート」
●制限速度など道路標識をメーターパネルに表示する「ロードサイン インフォメーション」
●前方の車両を感知しハイビーム走行時にロービームに切りかえる「アクティブ ハイビーム」

↑ ボンネットからフロントガラスにかけて展開しているのが歩行者用のエアバッグ、今までになかっただけに斬新だ、ボンネット部分が分厚いのはこうした歩行者安全対策での傾向、画像はネット上から拝借


またこれらとは別に「歩行者用エアバッグ」もオプションで用意される。これは歩行者と衝突時にボンネットが持ち上がり、さらにAピラー部分をカバーするエアバックが展開するというものだ。

ベースモデルのスペックは次のようなものである。
ボディサイズ:全長4,370×全幅1,785×全高1,440mm
ホイールベース:2,645 mm
トレッド 前/後:1,550 / 1,540 mm
最低地上高:135 mm
最小回転半径:5.2 メートル
トランク容量(VDA値):335-1,032 リットル
重量:1,705 kg
エンジン:1,595cc 直列4気筒 直噴DOHC ターボ
最高出力:132kW(180ps)/ 5,700 rpm
最大トルク:240Nm(24.5kgm)/ 1,600-5,000 rpm
トランスミッション:6段オートマチック(湿式デュアルクラッチ)
駆動方式:FF
サスペンション 前/後:マクファーソンストラット / マルチリンク
タイヤ:205/55R16
燃費(JC08モード):16.2 km/ℓ
価格:269万円


↑ V40のセンターコンソール部分、お得意の「フリーフローティングセンタースタック」、初めて出てきてから時間が経つが今でも随分とモダンな印象だ、画像はネット上から拝借


なんと言ってもベースモデルの価格が衝撃的だ。これに「セイフティーパッケージ」を加えても300万円を切った価格付けだ。これで車自体の質感が高ければ人気が出ることだろう、すでに予約は始まっており好調な受注状況のようである。今年の注目株の1つで目が離せない。


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カーボンな車・・・、トヨタ「マークX」

トヨタから特別仕様車としてマークX250G「Sパッケージ・G's CARBON ROOF Ver.」と350S「G's CARBON ROOF Ver.」が限定発売された。なんと!ルーフがカーボンである。

ルーフの軽量化はスポーツカーとして非常に効果のある分野である。ボディーの中で一番高い場所にあり、かつ広い面積を持っているがためにルーフを軽量化すると運動性能の向上に大変寄与する。

↑ BMWのM3CSL、ルーフがカーボンとなり全体的にはかなりの軽量化が施されている、E46M3の中でも別格の車だ、個人的には今でもこのE46M3は欲しい車の1台だ、全体的に車高や空力デバイスのバランスが取れていていかにも速そうなオーラがむんむんしている、画像はネット上から拝借

↑ M3CSLの室内、なんというやる気に溢れた室内なんだろう!、シートとステアリングが素晴らしい、体調を整えてから乗ってみろと言われているようで乗るのに気合が必要だ、ルーフにカーボンを採用した限定モデルにはこれくらいの気合が必要だと思う、画像はネット上から拝借


ルーフをカーボン化した市販車はいくつか例があって、BMWのM3CSLだとか、スバルインプレッサのSTI tSの例がある。いずれも限定車となっており、ルーフのカーボン化は量産ラインでは対応が難しく、かつ高価であるために需要が限定され数が出ないためだ。
基本的にベースとなる車は元々運動性能が高いモデルを利用して、さらにこれを高めようという趣旨だ。元々速い車なのでそれだけでも楽しいところをさらにコストを掛けて、もっともっと楽しめるようにするのだ。
つまりベースとなる車の素性がモノを言う。M3にしてもインプレッサSTIにしても元々は平凡なセダンだが、メーカーがチューニングすることにより立派なスポーツカーとなっている(それもかなり硬派なモデルだ)。
いや、これはひょっとすると逆なのかもしれない、元々はスポーツモデルから企画が始まっていたのかもしれない(これはメーカーだけが知っていることか・・・)。

↑ スバルのインプレッサ「STI tS」、このモデルもベースモデルからはかなりの手が入っていてエンジンから別物だ、そして最後の仕上げとしてカーボンルーフだ、決してなんちゃってチューニングカーではない気合の入ったものだ、画像はメーカーサイトより拝借

↑ スバルのインプレッサ「STI tS」の室内、こちらもM3CSLに引けを取らず気合の入った印象だ、やっぱりやれるとこまでやった末にカーボンルーフでしょう、画像はメーカーサイトより拝借


お話を「G's CARBON ROOF Ver.」に戻すと、そもそもベースとなるマークXだが残念ながらスポーツ性の高いモデルという印象は無いしモータースポーツでも使用されている訳でもない。歴代の一部モデルにMTでかつ強力なエンジンを積んだものがあったが(マークⅡの時代だったか?)、それでも一部のマニアの間での人気にとどまり一般には印象が薄い。
そのマークXをメーカーがチューニングしたモデルが元々の「G's」であり、専用のブレーキや足回りそれにボディー補強をされたモデルだ。これをベースにしてルーフをカーボン化したのが今回「G's CARBON ROOF Ver.」というモデルとなる。

↑ 「G's CARBON ROOF Ver.」、せっかくカーボンルーフを装備しているのに中途半端な性格になってしまっているので勿体ないと思う、これではなんちゃってチューニングカーだ、画像はメーカーサイトより拝借


個人的にはカーボンルーフというのは究極のボディーチューニングであると思う。後からでも装備できないことは無いだろうが、やはりボディーの大幅な改造を伴うので最初からメーカーが施工すると安心だ。そのカーボンルーフを装備してくるのは、極限まで煮詰められたスポーツカーであるべきだと思うのだが、今回の「G's CARBON ROOF Ver.」は非常に中途半端な存在だと思う。これではなんちゃってチューニングカーで終わってしまう。
もっと言えば他にカーボンルーフを装備すべき車があるのではないかという点だ。スポーツカーとして作られている86に装備し、元々高い運動性能をさらに高めるボディーチューニングを施すべきだと思うのだ。最近では86のオープンバージョンも話題が出てきているのだが、オープンボディーを作るよりもカーボンルーフが先だと思うのだ。
何かちぐはぐなメーカー戦略だと思う。


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かなり速いぞ!新型「ゴルフGTD」

ジュネーブショーに向けて各社の発表が相次いでいて目まぐるしい今日この頃・・・。

VWからはGolfGTDがジュネーブショーでワールドプレミアをするようだ。Golfにはディーゼルモデルがラインアップされるのが常となっているが、今回のモデルはGTDというネーミングでGTIのディーゼル版というところだろう。

↑ ゴルフGTDのフロント、バンパー辺りがフィンが増えてGTDなのにアグレッシブな印象だ、全体的にはそれほど大きく違わないゴルフワールドだ、画像はネット上から拝借


ディーゼルというと色々思い出がある。最初に乗ったディーゼル車は日産のLD28を積んでいたセドリックだった。ノンターボなので黒煙を吐きながら苦しげに走ったものだ。もちろん当時のディーゼルは音や振動も大きく、乗用車ではうるさく煙たいのでディーゼルは人気が無かったようだ。しかしこの車ではよく走った、燃料費が安いこともあってどこへでも走って行ったものだ。
次にディーゼルに乗ったのが、いすずのビッグホーンのショートボディー(イルムシャーではないノーマルモデル)で、確か2.2Lのディーゼルターボで全く回らないエンジンだった。ターボが付いてもボディーに対してアンダーパワーで、走行性能は法定速度で走れるという程度のものだったが、こちらも燃費はかなり良かった。その後はトヨタのプラドのディーゼルターボに乗った。この車は当初ランクル70系の派生で軟弱なランクル!?ではあったが、リーフスプリングのランクルに対してコイルのサスペンションはかなり快適で日常に乗ることができた。エンジンはこの頃から少し洗練されて音が少しマイルドになり黒煙も少なくなった2.4Lディーゼルターボを積んでいた。それまでのエンジンと比較すると回転がスムーズにはなったが高回転まで回るわけではない。そして最後に乗ったのがハイエースのスーパーロングハイルーフのキャンパー特装車で、3.0Lのディーゼルターボを積んでいた。このエンジンは重たいハイエースをかなり軽快に走らせることができる能力を持ったエンジンだった。振動はまだ快適というレベルには程遠かったが黒煙は少なくトルクがあり非常に走りやすかった。
こうして数えてみると4台のディーゼル車を乗って、それなりに酷使してきたように思う。当時は前にも説明したが自転車生活のトランポとして乗っていたので道具として割り切った使い方だった。荷物満載でキチンと走ってくれたら多少のことは目をつぶっていた。
というわけでディーゼルには大いにお世話になったが実用一点張りの印象だ。一番気になったのは回転が4000程度が上限だということだ。ここが大きなポイントとなると思うのだ。

↑ ゴルフGTDのリアセクション、リアハッチバックがかなりすっきりした印象だ、リアバンパー周りもリファインされたのかスッキリ、ホイールはこのモデル用か?全体的にクリーンなイメージが強い、画像はネット上から拝借


ここでゴルフGTDのスペックを見てみよう。


エンジン:2.0L直4気筒 直噴ターボ ディーゼル
馬力:135kw(184馬力)/ 3,500-4,000 rpm
トルク:380Nm/ 1,750-3,250 rpm
ミッション:6段MT、6段DSG

最高速:230 km/h
0-100km/h加速:7.5 秒
燃費:6速MT 4.2 ℓ/100km(約23.8km/L)
    6速DSG 4.7ℓ/100km(約21.3km/L)


パワーはそこそこだがトルクが豊富で最高速と加速はかなり速い。しかしこのスペックを見ると4000回転を超えたところでレッドゾーンだと思われる。やはりギューンと回して楽しむエンジンではないのだ。これが我慢というか許容できるのなら、かなり楽しく安く速く走れると思うのだ。
個人的にはやはりバヒューンとエンジンは回したいもの、ゴルフ5の2.0Lターボもそうだったが回転を楽しむ類のエンジンではなかったのでパワーは十分だったが心情的には不完全燃焼だった。

↑ ゴルフGTDのインパネ、やはりGTIチェックのシートがなんだか懐かしい感じがする、全体的にインパネ部分は変わり無し、いつものゴルフだ、画像はネット上から拝借


時代が変わりエンジンが変わり、回して気持ち良いというよりもトルクで走るようになってきている。これはエンジンもモーターもその傾向なので、時代はトルクということなのだろう。我々の古い頭を切り替えないといけないと思うのだ。


20130709追記
調べてみるとGTDのグレード自体はGolf1の時代からあります。古くからVWはディーゼルに力を入れてるメーカーであります。



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メルセデスでもMTが買える、「SLK200」


なんと現行メルセデスラインアップでもMTが買えるのだ。

車の楽しみの1つにMTを操って車と一体になり、ダイレクトに車を感じるという部分もあると思う。現代ではダブルクラッチ系の2ペダルトランスミッションの出来が非常に良いので、速さや燃費だけを考えるとわざわざMTに乗る意味合いは少なくなっているとは思う。しかし車を操り一体となるという趣味的な領域ではMTは重要な要素だと思う。かくいう私も現在はMTの車は所有していないが、そのうちに手に入れようと虎視眈々と狙っている最中である(笑)。
↑ 「SLK 200 BlueEFFICIENCY MT」の6MTシフトレバー部分、これだけ見るとなんだか普通の車のようだ、画像はネット上から拝借


この2月になってメルセデスから発売された「SLK 200 BlueEFFICIENCY MT」はMT車としては日本において21年ぶりとのことだ。時代としては先日の「Renault Clio RS 200 EDC」のように、スポーツモデルでもMTが無くなってダブルクラッチの2ペダルになっていく傾向なのだが、なぜ今になってメルセデスMTを出してきたのだろう?
勿論ヨーロッパではMTが今でも主流なのであろうが、日本では好きものの領域に入りつつあるMTを出してもセールスに貢献するとは思えない。ということを考えると採算度返しで日本のファンにもMTを楽しんでもらいたいということを考えているのであろうか。
車自体は非常に現代的だ、アイドリングストップも付くし燃費は14km/Lを超えるものになるだろう。
ちなみにMTの場合のスペックは1.8L直噴ターボエンジンで184馬力、重量1430kg、正式な燃費は未発表だがATモデルが14km/Lなので、もう少し良いと思われる。
ルーフはバリオルーフと呼ばれる格納式のハードシェルを装備しているので雨の日も問題無しだ。

↑ 「SLK 200 BlueEFFICIENCY MT」のフロント部分、このSLKというモデルはⅡシーターだがメルセデスの中では非常にコンパクトな部類に入る、個人的には結構好きな車だ、画像はネット上から拝借


確かに日本においてヨーロッパのメーカーは限られたモデルだけだが、MTをキッチリとラインアップ中に残していることが多い。BMWではベーシックなモデルの320に6MTのラインアップがあるし、シトロエン・プジョーにもライナップがある。その内容は実用車からスポーツモデルまで様々だ。なんだかこういう動きを見ているとMT回帰運動でも行われているのかと思うほどだ。

↑ 「SLK 200 BlueEFFICIENCY MT」のAMGのスポーツパッケージ装着車、ちなみに35万円のオプション、ノーマルでも良いかも、画像はネット上から拝借


車はその時代時代の影響を受けて変わっていくものだが、環境性能や省エネルギー性能が進んだ現代では内燃機エンジンそもそもがモーターや燃料電池に置き換わりつつある。MTはその内燃機エンジンと組み合わせないと意味の無い存在なのかもしれない。
そう考えるともうすぐ無くなるので今のうちに楽しんでおいてください!というメーカーのメッセージとも受け取れるのではないかと思う。

最近の車を見ていて、いつも考えていることがある。電子デバイスを駆使した高度な総合制御を行う車には技術面では非常に感心させられることが多い。しかしマンマシンインターフェースはあまり変わらない、というか人間のほうが変われないのだ。
現在のマンマシンインターフェースは車が誕生してから基本的に変わっていない。中身は大変進歩しているのにマンマシンインターフェースは100年間も変わっていないのである。
ここでこれからの車の方向性は2つあれば良いなと思っている。
その1つは現在の技術を詰め込んだ車をどんどん進めていく方向である、これにより時間がマンマシンインターフェースの問題も解決することになると思う。
2つ目は今までのように機械が主役の車作りをもっと推し進めて、電子デバイスを極力使わない原始的な車を作ることだ。ここは趣味的領域だが究極の機械的性能を求めるのだ。究極の職人が作るラックアンドピニオンだとか、エンジンはこれも熟練職人が手組しバランスをとったものだとかである。つまり電子デバイスにつぎ込んでいる資金を機械的な精度を上げるために投入するようなことだ。
これにより非常に趣味性に富んだ、機械的精度の高い車という訳である。しかしこの車には最新の電子デバイス類は最小限にとどめる。こういった車があれば買う人も多いのではないかと思う。

つまり初心に帰るということで、人間がコントロールできない車(ブラックボックス)からコントロールできる車に戻すということだ。
メルセデスのMTから話はそれてしまったがこんなことを考えているのは私だけだろうか?


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Mercedes-Benz「A45 AMG Edition1」早くも登場!!!

つい先日ここにも書いた「Mercedes-Benz A45 AMG」だが早くも「Edition1」と呼ばれるバリエーションが登場しているので紹介しよう。


↑ 画像はメーカーサイトより拝借したが背景が残ってしまっているところはご勘弁いただきたい、細部を見るとフロントにはリップ・カナード・見にくいがリアにはウィングが装着されている


↑ 左がEdition1右がノーマルだと思われる、ちなみにEdition1は外装のみのカスタマイズモデル、パフォーマンスアップは無い模様、画像はメーカーサイトより拝借


↑ エアロはA45AMGとそれほど変わらない様子、マフラーが4本出し、リアウィングはいかにも効きそうな形と位置に付いている、前後のキャリパーが赤く塗られている、フロントのカナードも見える、車高は若干A45AMGより下げられている、画像はメーカーサイトより拝借


↑ ウィングで全高が変わってしまうのではないか、デフューザー部分はあまり効きそうではない、4本出し四角いマフラーは結構が迫力ある、画像はメーカーサイトより拝借


↑ ボンネット・ルーフ・サイドにラインが入っているバリエーション、若い層を狙ってのアクセサリーか?、このモデルはリアウィングの翼端板が赤く塗られていてミラー・キャリパー・ホイールのセンターキャップと横から見た際にコーディネートされている、画像はメーカーサイトより拝借


なんせ情報が無いので画像だけを紹介したが、Edition1は外装に手が入り元々アグレッシブな印象をさらにレーシーな雰囲気としている。ただラインが入ると少し子供っぽいかも?シャレの分かる大人が乗らないといけない。


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