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エンジン屋の作ったEV、BMW「i3」が発表

ついにBMWからもEVとしてのi3が発表になった。

あのエンジン屋のBMWもEVなのか、と感慨深い思いをしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
まず特徴的なのがその外観、全くスタイリッシュではなく実用一点張りのデザインとなっていて、これはこれで近未来的な雰囲気を醸し出しています。

EVとしての性能は航続距離が約130kmとなっており少し短いので利用用途が限られてしまいそうな感じです。特に日本では気象条件や渋滞等があるのでもう少し長いほうが安心して乗れるのではないかと思います。オプションでレンジエクステンダー仕様もあり、こちらは小型の発電専用のエンジンを積んだモデルとなっており航続距離を約300kmまで拡張することが可能です。それにしてももう少し航続距離が短くあまり実用的なのではないでしょう。これならPHVのほうが現状では良いと思うのです。

この車に投入された技術は素晴らしく、カーボンファイバーとアルミ技術が投入されています。その結果車重は重い電池を搭載するにもかかわらず1200kg以下に抑えられていて素晴らしいと言えます。

さっそくスペックを見てみましょう。
○BMW i3 スペック(EV仕様)
サイズ:3999×1775×1578mm
ホイールベース:2570mm
車両重量:1195kg
最高出力:125kW
最大トルク:250Nm
駆動バッテリー:リチウムイオン電池
バッテリー電圧:360V
総電力量:22kWh
フロントサスペンション:マクファーソンストラット
リヤサスペンション:5リンク
駆動輪:リヤ
タイヤサイズ:155/70R19(■注目!:細くて大径のタイヤ■)
EV航続距離:約130km

○オプションのレンジエクステンダー仕様のスペック
発電用エンジンスペック
気筒数:2
気筒あたりバルブ数:4
総排気量:647cc
ボア:79mm
ストローク:66mm
最高出力:25kW/4300rpm
最大トルク:55Nm/4300rpm
圧縮比:10.6
使用燃料:ガソリン(RON95)
航続距離:約300km


↑ BMW「i3」のフロント画像、背の高いMPV形状をしていてデザイン的には面白いが美しくなくサイドのラインも全く統一性が無い、安全面とEVそれに複数人数向けのパッセンジャーカーとしての機能を満たすデザインが優先だったのだろう、見ていて楽しくないが使ってみると実用性は非常に高いのかもしれない、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のリア画像、こちらもどちらかというと醜悪なデザイン、特にリアドア(観音開き)からリアにかけてのデザインは全く酷い、リアハッチなどはなんだか解体屋で別の車の部品を持ってきたようなデザインだ、リアハッチ形状から開口部の仕切りが高いことが推測できる、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のサイド画像、RX-8のように観音開きを採用している、これはこれでパッセンジャーカーとしては妥当な選択か、4枚ドアならもっと使い勝手は良いのではないだろうか、やはりこの全長ありきの制約の中での選択だろうからこうなったのであろう、とすればこの全長で町中で使ってくださいというBMWのメッセージなのか、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のフロントコンパートメント画像、フロントには小さな収納があるが充電用ケーブルを収めると後は大して何も入らない、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のインパネ画像、EVはクリーンに見せるために明るい内装色を使う傾向だ、この車も御多分に漏れず明るいグレー、コントロール類はシンプルだがあまり整理されていないような印象を持つ、ステアリングコラムにシフトレバー、ステアリングに各種コントロール、センターコンソールにダイヤル式のコントロールが見て取れる、昨今流行のオンダッシュのモニターがセンターに付く、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のステアリングコラムにあるシフトレバー画像、現在はPを選択した状態だがどういうアクションで選択するのだろう回転?スライド?、パーキングは上のボタンのようだ、車の始動と停止もボタンがある、ウィンカーやワイパーと間違いそうな位置に付いているのが気がかりだ、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のリアセクション、これはEV仕様でモーターが格納されておりその横は空いている状態、カーボン製のパネルやアルミニウム製のフレームが見て取れる、電池はフロアに敷き詰められていて低重心化を狙う、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のリアセクション、オプションのレンジエクステンダー仕様、上の画像では空いていたスペースに発電用のエンジンが収まる、これでリアセクションはギッシリという感じ、前後重量バランスは50:50となっていますがこの仕様ではどうなのでしょう、またレイアウトならFRではなくてRRまたはミッドシップというところでしょうか、三菱iに少し成り立ちが似ているような気がします、画像はネット上から拝借


スペックから見る限り思っていた以上にかなり速い車です、EVとしてももう少し航続距離を延ばせば実用的になるでしょう。問題はBMWが作っているのでその走りがどうなったかでしょう。この「i3」に「駆けぬける歓び」はあるのでしょうか。


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個人的ものすごく好印象、フォード新型「フォーカスST」

以前同じフォードの「フィエスタST」をご紹介したが、今回はその兄貴分のフォーカスだ。

フォーカスにもフィエスタと同じくSTモデルが存在する。かなり本格的な内容で走りの機能と装備の点でかなりの好き者を満足させる内容だ。フィエスタSTと同じくWRCを手掛けるフォードレーシングチームが監修を行っている。

毎回書いているがフォードは日本での販売基盤が弱く、私が住んでいる関西の大阪圏でもめったにフォードのディーラーに遭遇することが無い。車自体は非常に良く練られた車にもかかわらず販売の点で他の輸入車の後塵を拝している。なんともったいないことであろうか。

さっそくスペックを見てみよう。

エンジン:2.0L EcoBoost 直列4気筒ターボ
最高出力:250馬力
最大トルク:360Nm
最高速度:248km/h
0-62mph:6.5秒
燃費:13.9km/L(欧州)
ミッション:6速MT

同じ2.0Lターボエンジンでも、ついこの前に発売されたメルセデス「A45 AMG」のエンジンと比較してしまうとスペックは見劣りしてしまう。まぁ、あちらはモンスター級なので気にすることはないだろう。
この車も世界的なダウンサイジングの流れに乗って先代モデルの2.5Lターボから2.0Lターボへと小さくなっているが最大出力は上がっているところが面白い。

直接のライバルとなるのは「Golf GTI」だが、個人的には「フォーカスST」を選択すると思う。何故かと言えば試乗したレポーターが楽しそうに「フォーカスST」を振り回しているからだ。「Golf GTI」を振り回してカウンターをあてている画像は見たことが無い。単純なことだが端的に両車の性格を表していると思う。

日本でも「Golf GTI」に対抗して導入されるのを大いに期待したい。そのためにはMTだけではなくDCTも設定する必要があるだろう。
価格的には素の新型フォーカスが293万円なので、「フォーカスST」は320万円は下らないと思われる。個人的には「フォーカスST」を300万円、素のフォーカスを270万円くらいに設定すると大変面白いことになると思うのだが。

↑ 「フォーカスST」のフロント画像、笑ったような最近のフォード顔をしている、それほど小さな車ではないのだが小さく見える、画像はネット上から拝借


↑ 「フォーカスST」レポーター試乗だが嬉々としてカウンターあてている図、大変理想的な車の姿勢とリアを滑らすことのできる鷹揚さを持っている、走りを目指したFFはこうした姿勢を作れないと面白くないと思うのだ、画像はネット上から拝借


↑ 「フォーカスST」のリアから見たコーナリング画像、こちらはグリップで攻めているがアンダーの軽そうな姿勢が見て取れる、内側後輪も浮き上がっていないので十分なストロークが確保されているのだろう、センターの2本出しマフラーが太くて結構いかつい、このマフラーからアフターファイアーでも出たらもぅたまらんっ、画像はネット上から拝借


↑ 「フォーカスST」のインパネ画像、素のフォーカスとほとんど変わらない、シートが見るからにホールドが良さそうだ、この個体はUK仕様の右ハンドルだがサイドブレーキがちゃんとドライバー側に移設されているのが素晴らしい、センターのモニター上の3つの小さなメーターに注目、画像はネット上から拝借


↑ 「フォーカスST」の小さな3連メーターの正体、左から油温・過給圧・オイルプレッシャーのメーター、今時こんな3連メーターが付くなんてかなりマニアックな演出だ、どうせ作るならもう少し緻密なゲージにして欲しかった、画像はネット上から拝借


↑ 「フォーカスST」のエンジン画像、プラスティックでカバーされているので良く見えないのが残念、かなりギチギチにエンジンルームに詰まっている印象、この個体はUK仕様だが見る限りきちんとマスターバックが右側にあるのが見て取れる、画像はネット上から拝借


是非この車は日本に導入して「Golf GTI」に戦いを挑んでほしい。フォードさん期待してます。


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すでに走っているトヨタ「Yaris Hybrid」(ヴィッツハイブリッド)

今さらだがヴィッツ(ヨーロッパではYaris)のハイブリッド車は少し前からヨーロッパで走っている。

日本ではアクアがあるためヴィッツハイブリッドは販売されていないが、今後のマイナーチェンジでは出てくる可能性もあると思う。

現在のところ日本での小型のハイブリッド車はアクアそれにフィットだ。アクアは世界一の燃費を持っていて、フィットに対して圧倒的なアドバンテージを持っている。それがセールスにも表れている。これではトヨタの一人勝ちを許している他のメーカーが情けないと思う。
それにアクアは5ナンバーの小型車だが同クラスのライバル(ハイブリッドとしてではなくコンパクトカーとして)と比較して少々価格が高い車だ。ハイブリッドという理由でこのクラスの車より少々高い価格付け(利益はどうなのだろう)でも売れに売れている。従って今の時期にヴィッツのハイブリッド車を出す意味が無いという訳だ。

よくよく考えてみれば日本においても「Yaris Hybrid」をそのまま持ってきて、アクアに開発費を掛ける必要は無かったのではないか。しかし1.5Lのハイブリッドを刷新してアクアを世界一の燃費に仕立て上げ、さらにヒットさせることによりその開発費についても十分元が取れているのではないかと思う。これはトヨタの緻密な戦略なのだろう。

ヨーロッパで販売している「Yaris Hybrid」はどんな車なのだろうか。

0-100km加速:11.8秒
最高速度:164km/h
燃費:32.2km/L
CO2: 85g/km
車両重量:1085kg
エンジン:4気筒1497ccガソリン+モーター
システム総出力:98馬力
ミッション:CVT
※上記数値は単位を換算しているので正確ではないかもしれないので注意されたし

ボディーは日本で販売しているヴィッツと変わらない、ハイブリッドシステムが載っているだけ少々重たくなっているだけだ。このクラスは日常使いが多いだけにハイブリッド化による恩恵は大きなものがある。日本ではアクアがあるがそこにヴィッツハイブリッドを発売したら、値段にもよるがそこそこ売れると思う。

↑ 「Yaris Hybrid」のフロント画像、見てくれはヴィッツと変わらない、画像はメーカーサイトより拝借


↑ 「Yaris Hybrid」のリア画像、こちらもヴィッツと変わりがない、細かいこと言えばテールランプが少しだけ垢抜けているのとその下にリフレクターがあるくらいだ、画像はメーカーサイトより拝借


↑ 「Yaris Hybrid」の室内画像、こちらもヴィッツと変わるところは無いように見受けられる、日本仕様と全く変わるところが無いということはそれだけ完成度の高い世界戦略車だということか、画像はメーカーサイトより拝借


↑ 「Yaris Hybrid」のメーターパネル、マイル表示とかにはなっているが大きく変わらないメーターパネルだ、ハイブリッドが故のエコメーターが左端に付く、画像はネット上から拝借



↑ 「Yaris Hybrid」のエンジンルーム、トヨタハイブリッドの見慣れたエンジンルームの光景だ、狭いビッツのエンジンルームにうまく押し込めたと思う、画像はネット上から拝借


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緊急!なんと素早い日本発売!!、メルセデス「A45 AMG」と「Edition1」、ちょっとだけ画像追加

ヨーロッパでデリバリーされたと思ったら、それからわずか4か月程度で日本でも昨日2013年7月1日に発売になった「A45 AMG」。来年の春頃に日本導入かと思っていたところに電撃導入となった。

さらに驚くことに特別仕様車「Edition1」についても同日販売が開始された。素早い両モデルの同時導入にはメルセデスの日本市場に掛ける意気込みが十分感じられる。価格は予想(希望的観測500万円代)より少々高めだが(640万円)、内容からすれば妥当な価格だと思われる。

前回はあまり紹介できなかったテクノロジー面をメーカーサイトから拝借しながら勉強しなおしてみよう。

↑ メルセデス「A45 AMG」のエンジン、最高出力360PS/265kW、最大トルク450Nmは欧州仕様そのままのようだ、「A45 AMG」の最大の売りはこのエンジンだ、2.0L市販エンジンとしてはダントツにチューニングされたエンジンなのだが果たして普段使いに使うことができるのだろうか多少気になる、中身は鍛造ピストン最大1.8バールの過給圧でスペシャル、メンテナンスにもかなり気を遣うのは間違いないと思う、ちなみに燃費は14.1~14.5km/L(EU値)なので自制心が許すかどうか分からないが大人しく走れば経済的かも画像はメーカーサイトより拝借

↑ メルセデス「A45 AMG」のAMG 4MATIC、強大なエンジンパワーを路面に伝えるため4WDシステムを採用する、100:0のFF状態から最大50:50まで後輪へのトルク配分を行う仕組み、画像はメーカーサイトより拝借


↑ メルセデス「A45 AMG」のAMGスピードシフトDCT、このミッションは他のAMGモデル同様にシフトタイミングを「コンフォート」「スポーツ」「マニュアル」をチョイス可能、またローンチコントロール機能もある、シフトダウンするとブリッピングしエキゾーストのフラップをコントロールして排気音を変化させる機能も持つ、エコな面としてはコンフォート選択時にアイドリングストップが作動するとのこと、画像はメーカーサイトより拝借


↑ メルセデス「A45 AMG」のフロントサスペンション、見てくれは特別なところは見当たらない、しかしスプリングが短くないか?、市販車でこんなにスプリングが短いのは初めて見たような気がするやっぱりスペシャルだ、画像はメーカーサイトより拝借


↑ メルセデス「A45 AMG」のブレーキシステム、フロントは対向4ピストンのキャリパー、350×32mmのドリルドベンチレーテッドディスク、リアはシングルピストン330×22mmのドリルドベンチレーテッドディスク、パフォーマンスからすればもっと過激なブレーキシステムでも良いのではないかと思うのだがこれで能力的には十分なのだろう、画像はメーカーサイトより拝借


↑ メルセデス「A45 AMG」、空水冷のインタークーラーが直列2段で装備されている、やっぱりこれくらいしないとこのエンジンのパフォーマンスは発揮できないのだろう、画像はメーカーサイトより拝借


ざーっと内容を見ただけでもかなり特別なモデルであることが良く分かる。この0-100km/h加速4.6秒の俊足をもし手に入れたら、自分自身の自制が効くかのかどうか自信がない。
速い車はやはり大人でないと乗れないのか、先に人間を鍛えることが必要だ。


20130711画像追加
↑ メルセデス「A45 AMG」のガラス越しのリア画像、通りかかったショールームに展示があった、よく見るとフェンダーはノーマルとは異なる形状で太いタイヤを収めているようだ、フロントのブレーキキャリパーが恰好よろし反対にリアは少ししょぼいのが残念




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「iOS in the Car」、iOS車載?!

車の中でもiOS?、「iOS in the Car」使いたくなるのかならないのか?

Appleから「iOS 7」が発表され、その新機能の一部として「iOS in the Car」が発表されている。

「iOS in the Car」はiOSデバイスと連携するインダッシュタイプのディスプレイモジュールだそうだ。つまり車載機器にiOS機器(iPhoneやiPAD等)を接続すると、車載機器側からiOSを利用できる仕組みである。車載機器がiOSのリモコンのような動きをするというわけだ。何ができるかというと、「Siri」さんを利用してハンズフリー操作機能「Eyes Free」を経由して通話、伝言メモ、音楽再生、iMessageの送受信、それにナビゲーション機能等が利用可能だ。

↑ 「iOS in the Car」の電話画面、特にコメントなし・・・、画像はネット上から拝借



ここで良く考えてみると車載機器は大型のディスプレイが装備されて、これを操作することによりiOSの機能が利用できるというわけだ。結局外付けの大型ディスプレーを装備したという感じなのだ。これではiPadを車に持ち込んで動作させているのとあまり変わらない。ここまでして車の中までiOSを利用したいか?と言えばそうでもないだろうと思う。

↑ 「iOS in the Car」、iMessageがやりとりできる、「Siri」さんで口述メールは便利だと思う、画像はネット上から拝借



ましてAppleの地図でナビゲーションなんて全くナンセンスだし(今のところ)、危険ではないのかとさえ思う(日々改良されているだろうとは思うが)。特にこの地図の問題は非常に大きな問題でナビ機能としては専用機器が長年の研究の末にここに辿り着いていることを考えれば実用に供せるのに何年かかるのか分からないのではないだろうか。

↑ 「iOS in the Car」、到着時間が表示って当たり前ですよね、個人的にはAppleの地図を使うのが気になるところ大丈夫なのだろうか?、画像はネット上から拝借



さらにトヨタのメーカーオプションナビはナビとミッションの協調制御を行っており、これを捨ててまではこういった仕組みを採用するとは思えない。個人的にも車の中までiOS!?って感情も無い訳ではない。

またライフサイクルについても問題だ。車は耐用年数が最近伸びて10年使われる事も良くある。一方スマートフォンをはじめとしたモバイル機器はせいぜい2年がいいところだ。特に車載機器側はこうしたライフサイクルの観点から独自のモノを使う事が多かった。外部との通信は汎用的な規格とし接続する相手を選ばないという方式が主流だ。
「iOS in the Car」も通信はBlueTooth等の汎用的な規格を使い、接続可能な機器はiOSに限定せず特定のアプリが入っていたらOKならこうした不安も払拭できるのだが。

↑ 「iOS in the Car」、ターンバイターン方式って現在のナビでは当たり前だし車線の指示も出ないと実際には役に立たないと思う、ナビは車載専用機器がかなり進んでいると思う、それに追いつくのは何年かかることやら、ましてオンラインでないと地図が出ないのは人によってはNGかもしれない、画像はネット上から拝借



結構否定的なことを書いたが、「Siri」さんを入り口として車の一部の機能をハンズフリー化するというところならまだ納得できる。ただ「Siri」さんはオンラインでないと登場できないので電波の届かないところではどうするのだろうか。オフラインSiri」さんが新しく登場してくるのだろうか。少し気になるところではある。

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QRコードでレスキューする時代がすぐそこに、メルセデスのレスキュー用QRコー ドシステム

今まで有りそうで無かったQRコードを利用したシステムである。

ITの分野としては非常に単純明快なシステムだ。QRコードをスキャンして、そこに埋め込まれているコードに沿ってサーバーにアクセスし情報を得るだけだ。

ドイツは元々事故った後の処置についてかなり進んでいる(もちろん事故らないための仕組みにも熱心だ)。
救助隊が救出しやすいようにドアロックはしないとか、脱出のためのシートベルトカッターや窓ガラスを割るためのハンマーなどの装備は今では日本でも常識になっている。また事故後の自動車メーカーによる現地調査も詳細に行われていて製品にフィードバックされている。

今回のシステムは他の自動車メーカーが全く手を付けていない分野だ。
車両に貼り付けられたQRコードをスマートフォンなどでスキャンすると、車両の詳細、油圧系統、エアバッグ、電気系統、その他の情報が端末に表示される。表示される情報は救助隊にとって大変有効な情報となる。
このQRコードをメルセデス車のBピラーと給油口のフタ裏に装備して行くということだ。
車両の中に書類で置いていても、どこにあるのか分からないとか、素早く取り出せないとかでは救助の現場では困るのだ。


↑ メルセデスのQRコードシステム、ガソリン給油口の蓋の裏やBピラーにQRコードを設置してスマートフォン等で読み込み車両情報を得るもの、単純だがこうしたシステムは無かった、画像はネット上から拝借


メルセデスてではこのQRコードのシステムを囲い込まず解放し、他自動車メーカーも利用できるようにしていくとの方針だ。これは良いお話ではないか。

将来EVやPHVが当たり前のように普及し、さらに燃料電池車等が走り回る時代はすぐに来る。車の中身が高い電圧だったり、扱いの難しい電池、水素だったりリスクは増すばかりである。
こうして車の構造が複雑になり、扱いが難しくデリケートになる事が予想されるだけにこうしたシステムは非常に有効だ。

IT的にはハイテクではないが、ちょっとした灯台下暗しという感じではある。

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スバルのハイブリッドはちょいと中途半端なスポーティー:XVハイブリッド

2013/05/26
スバルのクロスオーバーであるXVにハイブリッドモデルが追加された。

スバル初のハイブリッドをクロスオーバーモデルに持ってきたところが今時な判断だ。もっともスバルでは他に適当な車種が無いという事情もあると思うが。XVハイブリッドは2013年6月24日に発売予定だ。

ハイブリッドシステム自体はスバルの独自開発のようだ。提携関係のあるトヨタのシステムをなぜ使わなかったのかは良く分からない。たぶんスバルの独自性を尊重したのであろう。

そのスバル独自のハイブリッドシステムを見てみよう。
2リッターNAの水平対向エンジン(FB20)にハイブリッド向けの改良を加え、CVT(リニアトロニック)ミッションケース内の後方に駆動用モーターをドッキング。駆動用電源の二ッケル水素バッテリーは荷室の底面に搭載。
というのが内容だ。

↑ XVハイブリッド、ニッケル水素バッテリーはトランクに搭載、積載量に影響を与えないで搭載できている、できればもう少し位置を下げて重心位置を下げれないかと思う、画像はネット上から拝借


特徴はスバルの四駆システムをそのままハイブリッド化したことだ。これはある意味スバルの特徴を生かすことになるが、逆に言えばハイブリッドに最適な四駆システムとなっている訳ではないということだ。
モーターのスペックは10kW/65Nmなので強力なものでは無い、電池はニッケル水素バッテリーでリアアクセルの上に搭載される。構造的にもそれほど特殊なものでもない。最初のハイブリッドとしては失敗できないと思うので無難なところだろうと思う。
ハイブリッド化に伴い重量が120kg増加しているので、足回りは当然のことながら別セッティングとなっている。ハブベアリング、ステアリングギアボックスのギア比、ダンパーの減衰セッティング、スタビライザー等が変更されている。この結果ノーマルのXVに比べて比較的スポーティーな感じに仕上がっているようだ。
気になる燃費はJC08モードでノーマルXVが15.8km/Lのところ、XVハイブリッド20km/Lとなっていて30%アップだが平凡な数値だ。

↑ XVハイブリッド、ホイールは専用に設定されているがハイブリッド感があるものでは無いのが残念、足回りはかなり変更されているので乗り味がどのようになっているか楽しみ、画像はネット上から拝借


全体的には中途半端な印象が残るハイブリッドで、実燃費とノーマルモデルとの価格差がカギとなるだろう。その評価が出てきてある程度評価が固まってこないとなかなか購買につながらないのではないだろうか。今後の情報を待ってみようと思う。



[スバルクリーンディーゼル関連の記事]
スバルのクリーンディーゼル戦略、レガシーツーリングワゴン/レガシーアウトバック/フォレスター/XV

スバル「XV」2.0Dとスズキ新型SX4「S-Cross」を比較してみた

日本未導入、フォレスター・クリーンディーゼル



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ついにメーカー主導の「CVTチューニングプラン」by TRD

ミッションのチューニングもメーカー自ら手掛けるようになった。

ご存知のように最近の車はトランスミッションもソフトウェアで最終的には制御されているので、その性格付けもソフトウェアの書き換えで自由に変える事ができる。しかしこれには一般ユーザーとしてリスクが多少なりとも伴う訳で、保証が効かないとかリコールの際にはどうなるのかとか様々な保証関係の問題があり一部の好き者の間のモノだったように思う。

↑ TRDの「CVTチューニングプラン」、現在の対象はミニバンでCVTが対象だ、ミニバンでマニュアルシフトを駆使して走るということは現実的ではないが少しでもスポーティーに走りたい人にはお手軽なチューニングだ、しかしECU書き換えが伴うためにリコール対応等の心配が残るところ、画像はメーカーサイトより拝借


エンジンECUのプログラムのチューニングについては、現在ではメーカーが自らパワーアップ版をリリースしていることが珍しくなくなってきている。ボルボなんかもオプションで設定しているし、アバルトも後付キットとして用意している。

↑ 「CVTチューニングプラン」のマニュアルモードでは5速・6速・7速が選択可能、その各々の特性を表すグラフ、なんだか分りにくい、画像はメーカーサイトより拝借


私が知っている限りでは、例えばVWゴルフのDCT(ダブルクラッチ)についてはかなり前からサードパーティーによるプログラム書き換えがされていた。その効能はいくつかあり、最大の特徴は動作が素早くなることだ。例えばマニュアルモードでパドルによりシフトダウンした際に、ノーマルよりもかなり早くシフトを完了することが可能だ。これは体感上かなりの効果があり、パシっと決まった感があり気分が良いものだ。その他細かいパラメータをセッティングできるようだ。

↑ 「CVTチューニングプラン」の走行モードでの特性グラフ、この特性自体はごく一般的なものだ、画像はメーカーサイトより拝借


元々メーカーがセッティングしている内容はかなりの安全マージンを含んだもので、日常のほとんどのことをカバーして何年も使用しても壊れないようなセッティングになっている。これはどんどん壊れてもらっては困るので当然のことだろう。そこのマージンを削ったということなのだ。

今回はそんなミッションチューニングをメーカーワークスであるTRDがやってしまったということだ。特定の車種で特定のグレードのみのCVTが対象だが、その内容は結構興味深いものがあるので少しだけ触れてみよう。まずマニュアルモードの区切りはノーマル7速なのだが、5速/6速/7速と選べる。次に走行モードとして、スポーツ/ノーマル/エコと3種から選択できる。さらにアクセルレスポンスを4種から選択できる、これはミッションとは直接関係ないが面白い組み合わせだ。
もっと面白いものがある、CVTは元々エンジンブレーキの効きが悪いものだがそれを改善したモードが用意されるということだ。
解説をよく読んでみるとどうもECUを書き換えるようで、ミッションのプログラムではないようだ。簡単にもとには戻せないような形になっているので施工には勇気がいるかもしれない。

↑ 「CVTチューニングプラン」のアクセルレスポンスの違いを現すグラフ、CVTチューニングなのにアクセルコントローラーの機能も付いてくると思えばお得かもしれない、画像はメーカーサイトより拝借


エンジン・ミッション・またサスペンションのチューニングもプログラムをアップデートする時代となった。比較的メーカーのマージンのあるセッティングから、尖がったセッティングをすることで乗り手の希望に合うセッティングを気軽にできる時代だ。そのチューニングにかかる費用も何かの部品を交換したとかではなく、ソフトウェアの価格とそのセットアップ料金だったりする。
車のチューニングは、まるでスマートフォンのOSアップデートのような感覚になってきている。
時代は変わったものだ・・・。

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