QRコードでレスキューする時代がすぐそこに、メルセデスのレスキュー用QRコー ドシステム

今まで有りそうで無かったQRコードを利用したシステムである。

ITの分野としては非常に単純明快なシステムだ。QRコードをスキャンして、そこに埋め込まれているコードに沿ってサーバーにアクセスし情報を得るだけだ。

ドイツは元々事故った後の処置についてかなり進んでいる(もちろん事故らないための仕組みにも熱心だ)。
救助隊が救出しやすいようにドアロックはしないとか、脱出のためのシートベルトカッターや窓ガラスを割るためのハンマーなどの装備は今では日本でも常識になっている。また事故後の自動車メーカーによる現地調査も詳細に行われていて製品にフィードバックされている。

今回のシステムは他の自動車メーカーが全く手を付けていない分野だ。
車両に貼り付けられたQRコードをスマートフォンなどでスキャンすると、車両の詳細、油圧系統、エアバッグ、電気系統、その他の情報が端末に表示される。表示される情報は救助隊にとって大変有効な情報となる。
このQRコードをメルセデス車のBピラーと給油口のフタ裏に装備して行くということだ。
車両の中に書類で置いていても、どこにあるのか分からないとか、素早く取り出せないとかでは救助の現場では困るのだ。


↑ メルセデスのQRコードシステム、ガソリン給油口の蓋の裏やBピラーにQRコードを設置してスマートフォン等で読み込み車両情報を得るもの、単純だがこうしたシステムは無かった、画像はネット上から拝借


メルセデスてではこのQRコードのシステムを囲い込まず解放し、他自動車メーカーも利用できるようにしていくとの方針だ。これは良いお話ではないか。

将来EVやPHVが当たり前のように普及し、さらに燃料電池車等が走り回る時代はすぐに来る。車の中身が高い電圧だったり、扱いの難しい電池、水素だったりリスクは増すばかりである。
こうして車の構造が複雑になり、扱いが難しくデリケートになる事が予想されるだけにこうしたシステムは非常に有効だ。

IT的にはハイテクではないが、ちょっとした灯台下暗しという感じではある。

今日はこのへんで

では


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