プリウスPHV 10days試乗モニターキャンペーン:10日目(最終日)

郊外EV走行+初めての外充電+家内の評判+返却編(最終回)
走行113.7km(累計1277.5km)、燃費36.0km/L、HVモード/EVモードあり(途中外充電あり)、暖房常時

総走行距離1277.5km、給油量51.46L、燃費24.8km/L

今日は最終日なので夜の間に充電完了して亀岡まで足を伸ばす。何故亀岡なのかと言えば公共のEV充電施設があり、調べてみると利用可能のようだった ので行ってみた。自宅からは池田より国道423号で北上する。亀岡へ到着する前に電池を使い果たしHVに切り替わった(ここまでの燃費は 44.9km/L)。
充電できる場所は亀岡市街にあり京都府亀岡総合庁舎がサービス提供している。

↑ 京都府亀岡総合庁舎、9号線から少し入ったところにある


到着すると目立つ場所に充電設備があり無料で自由に利用できるようだ。職員の方に声を掛けて利用させていただいた。

↑ 無料で200Vの充電コンセントが1つ開放されている


利用するには「200Vコンセント使用簿」という用紙に必要事項を記入して箱に入れるだけである。

↑ 利用するには何処の誰が何時からどんな車で充電したかをこの用紙に記入する


9:48から10:30まで充電させていただきEV走行可能距離8.1kmまで復活した。

↑ 45分くらいで8キロくらい走行できるようになった


役所に来るついでに充電できれば実用的、役所で小1時間はすぐに時間が経ってしまう。

↑ 門を入ってすぐの所にある、屋根つきで雨の日などはありがたい


利用させていただいてありがとうございました。
充電を途中で切り上げ亀岡市街から保津川べりを北上して出雲大神宮を目指す。出雲大神宮は丹波国の一宮であり、出雲の神様である大国主命を祀る歴史のある神社である。

↑ 亀岡はなかなか興味深い場所がたくさんある


こちらも熊野本宮大社と同様のひわだぶきの屋根が真新しく曲線が大変美しい。今日はイベントがあるようで駐車場も満車、大層な賑わいである。

↑ 古代装束のご一行、演奏を奉納されるみたいであった


古代の衣装に身を包んだ一行が何かの演奏を奉納のようであるが、先を急ぐので早々に切り上げた。
帰りは能勢町と猪名川町を横切りいつものコースで帰ってきた。
本日の夕方に返却なので洗車を行いガソリンを満タンにする。前回の給油(勝浦)からは458km走行し給油量17.79Lなので今回の実燃費は25.7km/Lとなる。
またモニター期間中のオーバーオールでの実燃費は、走行1277.5kmに対して給油量51.46L、燃費は24.8km/Lとなった。


↑ 本日の結果、EVモードが長かったので良好


夕方、家内と一緒にいつものディーラーさんへプリウスPHVを返却に向かう。今回は家内に協力してもらい2台体制で向かう。
既に事務局の方は来られていてプリウスPHVを滞りなく返却できた。事務局の方とはいろいろなお話しをさせていただいた。その中でプリウスPHVに関する感想を自分なりに言わせていただいて、最後に自分と家内の感想をそれぞれ用紙に記入しお渡し。これで終了である。

正直な感想としては、ホッとしたのとプリウスPHVが無くなってしまった(自分のモノでは無いのに・・・)ことで少し気が抜けたような感じである。
考えてみれば事務局の方も引き渡す時、そして回収する時の2回も出向いていただき大変な労力である。お疲れさまでございました。

今回の私の感想としては大きく2点。1:今回のモニターでは自分なりにハードな使い方をしたがプリウスPHVは全く音を上げなかったこと。2:プリ ウスPHVは高度なテクノロジーを詰め込んだ車だが全くそれを意識せずに使用できるところ。この2点が素晴らしい。ある意味なんでもこなせる万能車である。
家内のほうはと言えば、キビキビ走る車が好きなのでプリウスPHVには高評価ではない。加えて外観についても以前から好きになれないようで手厳しい(苦笑、ちなみに四角い車が好き)。

こうして私の「プリウスPHV 10days試乗モニターキャンペーン」は無事終了である(ブログは残っているが・・・)。
トヨタ自動車・キャンペーン事務局の方々・受渡しでお世話になった大阪トヨタ池田店をはじめ関係各位にお礼を申し上げます。

最後にプリウスPHVの私なりの感想をまとめておきます。

〔総評〕
これだけのテクノロジーの集合体を意識することなく従来の車と同様に運転できるようにした技術と感性は素晴らしい。様々なシュチエーションで走ってみたが 車として全く特別なことを要求する事も無く普通に使用できる。燃費を向上させるには多少のコツが必要であるが、控えめなアクセルワークを意識するのみで一 定の燃費は確保できる。特に車に詳しくない人が乗っても全く問題ない。しばらくの間はインフラのことを考えてもEVの中心をなすのはPHVだと思う。

〔感性的なこと〕
車全体の感性評価はメカのほうに予算が回ってしまい必要最小限な印象もあるが実用車としては及第点である。
・ボディー
薄っぺらな印象があり重厚感は無いが剛性不足の感も無い、適度な守られ感あり。ドアの開閉時等の質感アップが欲しい。サスペンションは良く動いているが振動を多く伝える、硬いタイヤとのマッチングが悪くしなやかさが無い。
・ステアリング
ステアリングについては路面情報を適度にフィードバックしている。登りでの若干のトルクステア、ブレーキング時のふられが若干出る。ステアリング自体はも う少し剛性感があった方が望ましい。ステアリングホイールは真円ではなくグリップ部の素材も変化するため非常に操作しずらい、真円でグリップ部は同一素材 が良いと思う。
・アクセルワーク
EV時とHV時のアクセルの特性がまるで異なる。EVモードは通常のエンジン車に近くリニアな印象。エンジンとEVとの繋ぎは全般的にスムーズであるがア クセルON/アクセルOFFとも多少の振動が出る。特に登り坂でのEVからエンジンへの繋ぎがもう少しスムーズになれば言うこと無し。
・ブレーキ
回生時の踏力との関係はうまくできていて反応も素早い。

↑ ディスクは思ったより使用した跡がある、弾丸ツアーのせいか!?


回生ブレーキと機械式ブレーキとの繋ぎには改善の余地あり。止まる寸前の歩くくらいのスピード時のコントロールが難しい。下り勾配での連続使用においても フェード等の現象は無く安心して使用できる。充電の手段としても積極的にブレーキを使用するほうが充電効率は良い、積極的回生モードスイッチが欲しい。

↑ 国産車には珍しくブレーキダストが結構出ている


・ハンドリング特性
ハンドリング特性は弱アンダーを保ち一般的なトヨタ車の感じ、ステアリング入力に対して若干遅れる印象があり早めのステアリング操作が必要。姿勢制御は自然で介入を全く意識できず。
・外観
いかにも空力が良さそうで先進的な感じをかもし出しているにも関わらず意外と実用的。空力との兼ね合いをうまく具現している。後方視界が多少悪い、後部ウィンドウの上下分割が夜間見にくい。サイドミラーは大きく上下視界が確保されていて便利。
・室内
物入れについては一考の余地がある。前席の2名分の電話と小物入れを確保したい。室内の質感はそれほどでもないが精緻な作りで好感が持てる。操作質感につ いてはウィンカーレバーやスイッチ等はもう一段の質感向上が望まれる。スタートボタンは右側のほうが良い。その他空調やオーディオ系は違和感無し。ドア ロックボタンが小さく操作しにくい。室内スペースは上下左右ともに十分な広さがありボディーサイズからは十分な室内空間を確保している。後席のヒーター吹 き出し口とシートヒーターが望まれる。
・ラゲッジ
天地が浅いが使いやすい大きさ、大型の荷物は苦しい。床下収納は充電コードの収納に便利(専用數納スペースになってしまっている)。
・PHV関連
充電操作は多少の慣れが必要であるが家電感覚で行える。雨が降っていても特別危険なことは無かった。外部からの充電予約ができれば尚良いと思う。EVモードの航続距離はもう少し伸びればさらに使い勝手が良くなる、50キロくらいがベター。


今日はこのへんで

では


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