エンジン屋の作ったEV、BMW「i3」が発表

ついにBMWからもEVとしてのi3が発表になった。

あのエンジン屋のBMWもEVなのか、と感慨深い思いをしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
まず特徴的なのがその外観、全くスタイリッシュではなく実用一点張りのデザインとなっていて、これはこれで近未来的な雰囲気を醸し出しています。

EVとしての性能は航続距離が約130kmとなっており少し短いので利用用途が限られてしまいそうな感じです。特に日本では気象条件や渋滞等があるのでもう少し長いほうが安心して乗れるのではないかと思います。オプションでレンジエクステンダー仕様もあり、こちらは小型の発電専用のエンジンを積んだモデルとなっており航続距離を約300kmまで拡張することが可能です。それにしてももう少し航続距離が短くあまり実用的なのではないでしょう。これならPHVのほうが現状では良いと思うのです。

この車に投入された技術は素晴らしく、カーボンファイバーとアルミ技術が投入されています。その結果車重は重い電池を搭載するにもかかわらず1200kg以下に抑えられていて素晴らしいと言えます。

さっそくスペックを見てみましょう。
○BMW i3 スペック(EV仕様)
サイズ:3999×1775×1578mm
ホイールベース:2570mm
車両重量:1195kg
最高出力:125kW
最大トルク:250Nm
駆動バッテリー:リチウムイオン電池
バッテリー電圧:360V
総電力量:22kWh
フロントサスペンション:マクファーソンストラット
リヤサスペンション:5リンク
駆動輪:リヤ
タイヤサイズ:155/70R19(■注目!:細くて大径のタイヤ■)
EV航続距離:約130km

○オプションのレンジエクステンダー仕様のスペック
発電用エンジンスペック
気筒数:2
気筒あたりバルブ数:4
総排気量:647cc
ボア:79mm
ストローク:66mm
最高出力:25kW/4300rpm
最大トルク:55Nm/4300rpm
圧縮比:10.6
使用燃料:ガソリン(RON95)
航続距離:約300km


↑ BMW「i3」のフロント画像、背の高いMPV形状をしていてデザイン的には面白いが美しくなくサイドのラインも全く統一性が無い、安全面とEVそれに複数人数向けのパッセンジャーカーとしての機能を満たすデザインが優先だったのだろう、見ていて楽しくないが使ってみると実用性は非常に高いのかもしれない、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のリア画像、こちらもどちらかというと醜悪なデザイン、特にリアドア(観音開き)からリアにかけてのデザインは全く酷い、リアハッチなどはなんだか解体屋で別の車の部品を持ってきたようなデザインだ、リアハッチ形状から開口部の仕切りが高いことが推測できる、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のサイド画像、RX-8のように観音開きを採用している、これはこれでパッセンジャーカーとしては妥当な選択か、4枚ドアならもっと使い勝手は良いのではないだろうか、やはりこの全長ありきの制約の中での選択だろうからこうなったのであろう、とすればこの全長で町中で使ってくださいというBMWのメッセージなのか、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のフロントコンパートメント画像、フロントには小さな収納があるが充電用ケーブルを収めると後は大して何も入らない、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のインパネ画像、EVはクリーンに見せるために明るい内装色を使う傾向だ、この車も御多分に漏れず明るいグレー、コントロール類はシンプルだがあまり整理されていないような印象を持つ、ステアリングコラムにシフトレバー、ステアリングに各種コントロール、センターコンソールにダイヤル式のコントロールが見て取れる、昨今流行のオンダッシュのモニターがセンターに付く、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のステアリングコラムにあるシフトレバー画像、現在はPを選択した状態だがどういうアクションで選択するのだろう回転?スライド?、パーキングは上のボタンのようだ、車の始動と停止もボタンがある、ウィンカーやワイパーと間違いそうな位置に付いているのが気がかりだ、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のリアセクション、これはEV仕様でモーターが格納されておりその横は空いている状態、カーボン製のパネルやアルミニウム製のフレームが見て取れる、電池はフロアに敷き詰められていて低重心化を狙う、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のリアセクション、オプションのレンジエクステンダー仕様、上の画像では空いていたスペースに発電用のエンジンが収まる、これでリアセクションはギッシリという感じ、前後重量バランスは50:50となっていますがこの仕様ではどうなのでしょう、またレイアウトならFRではなくてRRまたはミッドシップというところでしょうか、三菱iに少し成り立ちが似ているような気がします、画像はネット上から拝借


スペックから見る限り思っていた以上にかなり速い車です、EVとしてももう少し航続距離を延ばせば実用的になるでしょう。問題はBMWが作っているのでその走りがどうなったかでしょう。この「i3」に「駆けぬける歓び」はあるのでしょうか。


今日はこのへんで

では


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メルセデス「A45 AMG」の続報

性懲りもなくまたまた「A45 AMG」を見てきた。

今回は1時間程度ゆっくりジックリ見学することができたのでその印象など。

改めて感じたのが「A45 AMG」はあたり前だがA180のような通常のAクラスのボディーやら装備をベースとしていることだ。AMGのラインアップでは最安値となるのでコスト削減のためだろう。

横に並んだA180と比較しても外装面ではボディーワークの異なるところはほとんど無い。スポイラーやフェンダーも細かく見てみたが全く同じものを使用しているようだ。今までのAMGは強力エンジンを搭載するためにボディーのフレームから作り直していて全く別の車となっていることがほとんどだ。しかしこの「A45 AMG」はベース車と全く同じなのだ。これは設計時から4MATICや強力エンジンを搭載することを前提として盛り込んでいるためだろうと想像できる。

そしてエンジンルームを覗いてみるとこれまた同じような光景を目の当たりにすることができる。というのは「A45 AMG」の強力エンジンはA180とかに積んでいるエンジンと基本的には同じで、中身は全く別物にはなっているが外観は同じだ。補機類が少々異なるのだがほとんど同じで全くスペシャル感が無い。特に2.0Lでは最もチューニングされたエンジンとの触れ込みだが外観はごっついターボとインタークーラーが少し覗いているだけなのには拍子抜けした。

↑ 「A45 AMG」のエンジンルーム画像、手前の銀色に輝く部分がカバーされた辺りがでっかいターボチャージャー、エンジンの向かって右側のバッテリーとの間に水冷のインタークーラーが鎮座する、熱害対策のためかターボから出るパイプは2重化されていて下方に伸び触媒につながる、ターボ周りと吸気系の取り回しがノーマルA180のエンジンと異なるだけで基本的に同じ外観をしている、最初からこのエンジンを積むことを前提として作られたボディーということが良く分る


また室内に目を向けても同じような状況だ。「A45 AMG」とA180は両車ともシートがオプションではあったが内装にもそれほど違いは無い。エンジンの違いを気にしなければA180でも室内は同等レベルなのだ。
つまり「A45 AMG」はそれほどスペシャル感がある車ではないということだ。今までのAMGのイメージを持っていると肩透かしを食らうことになる。ここは注意したい点だ。強力エンジンと4MATICのためにエキストラコストを払うというイメージなのだ。

「A45 AMG」に関して係りの方から聞き込んだ情報は次の通りである。未確認情報なのでご自身でお確かめいただきたい。
アドバンスドパッケージを装着すると速度リミッターが250kmから270kmに変更になる。このアドバンスドパッケージにはシートやステアリング、シフトレバー等の変更も含まれる。またカーボンのリップやドアミラーカバー、サイドスカート、リアのリップが含まれ65万のオプションとなる。
「A45 AMG」ノーマルのシートは通常のAクラスと同じファブリックとなる。


今日はこのへんで

では



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