あー懐かしのCOPILOT、あの丸いのがもう無い・・・

それは大昔の私が若かりし頃、当時ラリーにハマっていた時のお話。

当時のナビゲーターの環境作りとしてラリーコンピュータとトリップメーター、それにナビランプは必須のモノだった。

その中でもナビランプは非常に機能的でシンプルな存在、これ以上どうしようもない形をしてると思っていたものだ。その時ラリークラブの先輩が使っていたのがOSRAMのCOPILOTだった。このCOPILOTの当時のデザインに一発でやられた感じだった。丸くて可愛らしいライト部、絶妙な長さのフレキシブルアーム部と優れたデザインだった。さらに機能面も当時としては珍しいハロゲンランプが採用されて明るさも申し分無いモノだった。

↑ これがOSRAMのCOPILOT、ビスで固定するタイプ、ラリー車では左の一番短いタイプをラリーコンピュータのパネルに設置した、やっぱりデザインがかわいい、画像はネット上から拝借


現在は私の手元に1本しかないが、一番多い時で3本も持っていたものだ。ふと気になり探してみると、どうもメーカーでも製造を終了して手に入れる事はできないようだ。少し前まで海外に残っていた在庫を輸入してごく少数を販売しているネット上のサイトもあるが、いずれにしても手に入れる事ができるのはもう本当に最後かもしれない。

↑ これがOSRAMのCOPILOT、左がシガーライターに差し込んで使うタイプ、現在はこれしか持っていない、手軽に使えるので重宝する、操作部は右のように丸いところを回して操作シンプルだ、丸いところも簡単に取り外せてハロゲンランプを交換できる、しかし今までハロゲンランプが切れたことは経験が無い、画像はネット上から拝借


車のアクセサリーでデザインが良いモノが非常に少ない。機能とデザインを両立させて働きも素晴らしいがデザインも飽きが来なくて見るたびに素晴らしいと感じるモノがなかなか無い。このナビランプのCOPILOTはデザインと機能を両立させた車のアクセサリーのひとつではないだろうか。
これが手に入らなくなるのは寂しいと思うのである。


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ついにMT無くなる・・・、ビーゴ・ラッシュ

個人的な趣味で恐縮なのだが、シティランナバウトとしてダイハツ-ビーゴとトヨタ-ラッシュを発売時からマークしている。

その理由は、まずボディーがコンパクトな事(狭い道もへっちゃら)、車内のユーティリティが程々ある事(荷物を沢山積める)、燃費が良い事(航続距離)等を重要視している。できれば四駆だとなお良い(悪路や雪道)。
パワーやコーナリング性能は高いに越した事はないが、これはさほど重要視していない。

↑ トヨタのRASH、5ナンバーのコンパクトSUVだ、四駆は本格的なフルタイム、このサイズは非常に貴重、クロスオーバーというよりも従来の四駆って感じだ、昔から欲しいのだがなかなか手に入れられないでいる、画像はメーカーサイトより拝借


つまり個人的には何処でも入り込める万能ツアラーを志向しているわけである。具体的には都市部を離れて別の趣味である歴史探訪(特に古代が好きだ)、加えてアウトドアの活動にも使える。こうして書き上げてみると盛り沢山の要求事項を掲げているなぁと我ながら呆れる。
ビーゴ&ラッシュはこうした要求にベストな車ではないかと今でも思っている。

↑ ダイハツのBEEGO、元々はダイハツが作っている車だ、しかしMTが無くなったのは残念、小さな四駆でMTなら大変楽しく遊べる、実用四駆としてもMT需要は結構あるのではないかと思う、画像はメーカーサイトより拝借


本題に戻って、今回ビーゴ&ラッシュにマイナーチェンジが入ったので、内容を見ていて気が付いた。それでなくても貴重なMTがラインアップから落ちているではないか! ついにダイハツとトヨタはMTを諦めたようだ。これは非常に残念な事だ。たぶん雪国では実用車として一定の需要があったのではないかと思う。

↑ BEEGOのアングル説明、小さいくせにちゃんとこうした四駆性能を考慮しているところがニクイ、フレームこそ入っていないモノコックボディーだが本格四駆を目指しているのが良く分かる、画像はメーカーサイトより拝借


ラッシュ&ビーゴは個人的にピッタリの車だと思うし、それをMTで楽しめるのはさらに喜び倍増というところであった。ましてATが少し時代遅れの4ATであるから余計である。返す返すも非常に残念だ。それに昨日紹介したPANDAと価格帯がカブっているのがますます悩ましい。

という事で、すでにモデル末期ではないかと思われるビーゴ&ラッシュだが、今後はどうなるのかが大変気になるところだ。


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新型「パンダ」、日本でもうすぐ発売!

以前ヨーロッパで新型パンダが発売になった時に紹介したのだが、やっと日本でも発売になった。

↑ 新型FIAT「PANDA」、デザインは既報の通りだが個人的にこの色が結構お気に入り、画像は本国のメーカーサイトより拝借したがアルミホイールが異なる


ざーっと半年遅れではあるがちゃんと右ハンドルで日本へやってきた。さっそくスペックを見てみることにしよう。

全長:3,655mm
全幅:1,645mm
全高:1,550mm
ホイールベース:2,300mm
車両重量:1,070kg
エンジン:直列2気筒8バルブ マルチエア インタークーラー付ターボ875cc
最高出力:85馬力/5,500回転
最大トルク:14.8kgm/1,900回転
駆動方式:FF
ミッション:ATモード付5速シーケンシャル「デュアロジック」
サスペンション:前ストラット式、後トーションビーム式
ブレーキ:前ディスク、後ドラム
タイヤ:185/55R15
燃費:JC08モード18.4km/L
タイヤ:アルミホイール+185/55R15
安全装備:ABS+EBD、ESC(ASR、HBA、HHS、MSR)

↑ 新型FIAT「PANDA」、後ろ姿もスッキリしたデザインで良い感じ、使いやすそうなボディーの形状だ、画像は本国サイトより拝借したがこの色は日本では設定が無いのでお間違えの無いように


スペックを見ているとエンジンとミッション関連はFIAT500とほぼ同一だ。ボディーもエンジンパワーに見合うようにこの形状からは非常に軽量で1,070kgに仕上がっている。
安全装備はフル装備でエアバッグはウィンドー用まで付くし、ESCも充実、惜しいのは衝突防止装置が付いていないことだけだ。

↑ 新型FIAT「PANDA」の室内、画像はサイドブレーキだと思うが珍しい形をしている、画像は本国サイトより拝借したので日本仕様はどのようになっているのだろうか?


デザインも良いし非常にコンパクトで取り回しも良さそう(最小回転半径の記述が無いが)、そして燃費もまずまずだし価格もリーズナブルなので実用車としては気になる1台だ。4×4は導入が無いとのことだがココも気になるところ、寒冷地では日常使いの車としての良い選択肢だと思うのだが。
ただ気になるのは渋い色が多くて、もう少し明るめの色も用意したらよいのではないかと思う。
一度試乗をしてみたいと思う。

↑ 新型FIAT「PANDA」の室内、助手席シートを前倒しするとテーブル代りに使用できそうだ、イタリア車も結構細かいところを気にしている、画像は本国サイトより拝借したのでこれも日本仕様ではどのようになっているのか不明だ

↑ 新型FIAT「PANDA」のスマートフューエルシステム、画像はキャディラックのサイトより拝借したがクライスラーが採用しているシステムがFIATにも装備されたようだ、これはフューエルキャップを省略して弁のようなモノが付いているシステムでキャップを開けたり閉めたりしなくても良いので便利そう


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ただいま開発中「Peugeot 208 T16」


プジョー208が日本でも発売されてしばらく経つが、ヨーロッパでは競技用ベース車の開発が進んでいる模様だ。

↑ 「Peugeot 208 T16」と往年の205、仕上がり具合は上々のようだ、しかしこのターマック仕様はほれぼれするほどカッコ良い、実戦投入が楽しみ、画像はネット上から拝借


画像や動画を見る限りかなりの完成度に達しているように思える。もう実戦に投入してもおかしくないような仕上がりだと思う。近々テスト参戦をしてくるのではないだろうか? もしWRCに参戦するとしたら同じPSAグループのシトロエンとバッティングすることになるが、どのように棲み分けを図るのだろ、少し気になるところではある。
ヨーロッパの自動車メーカー各社は状況が悪くなり苦しい経営状況にあると聞くが競技活動に影響が無いことを願うばかりだ。

↑ 「208 RALLY CUP」参加車両、ボディーは通常の208と同じだが各種ラリー装備が施されている、ノーマルよりもコンパクトに見える、画像はネット上から拝借


この一方、入門用のカテゴリーである「208 RALLY CUP」に参加している車両を観察してみると、ボディーは208そのものはかわいいものだが、きちんと作り込まれたマシンだ。プジョーのメカニックがメンテしているところを見るとメーカーがサポートするカテゴリーのようだ。FFコンパクトカーでの手の平サイズのパワーで競技を行うのは若い人向けの入門用には最適だし、逆にシニアのクラスがあっても良いのではないかと思った。

↑ 「208 RALLY CUP」参加車両、リアも全く通常モデルと変わらない、色もラリー車らしくない色だがこれは参加者の好みだろう、画像はネット上から拝借


日本ではなかなか参加するほうのモータースポーツ熱が上がってこないような印象だが、こうした底辺を支えるメーカーの活動をより一層強化してほしいものである。日本のメーカーは各社の決算が出揃い最高益やリーマンショック前の水準に戻りつつあるのだからこうした活動をもっとサポートしてほしいと思う。

↑ 「208 RALLY CUP」参加車両、運転席の様子、厳重なロールケージが目立つ、競技車にしては非常にきれいなコックピットだ(新車?)、ステアリングが珍しい画像はネット上から拝借


↑ 「208 RALLY CUP」参加車両、エンジンは詳細なスペックが無いがどのようになっているのだろう、画像を見る限りターボではないかと推測できる、長いエキパイに注目、エンジンルームの整備性はかなり良さそう、プジョーのメカニックが整備しているところがミソ、画像はネット上から拝借


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Audi「TT Ultra Quattro Concept」、うーんと軽いことは良い事

スポーツカーは軽ければ軽いほど良い。これは明白な事実だ。

アウディから「TT Ultra Quattro Concept」というコンセプトカーが発表になっている。名前の通り軽さを追求したモデルだが、どのような用途を想定したものか少し謎めいている。個人的にはサーキット走行を目指したモデルではないかと思うのだが・・・。
↑ 「TT Ultra Quattro Concept」のフロント周り、外装の黒い部分はカーボンだと思われる、それほどアグレッシブではないが凄みを感じさせる、画像はネット上から拝借


ベースとなっているTTSからは299kgも軽量化されて1111kgに仕上がっている。その軽量化は次のような内容だ。

○フレーム関係(43kg軽量化)
センタートンネル、ピラー、ルーフ、リアエンド等がカーボン製。
フロアとヒンジはマグネシウム製!?。

○ボディー関係(57kg軽量化)
バンパー、ボンネット、サイドシル、ルーフ、テールゲートがカーボン製

○パーツ関係
アルミ製ブレーキキャリパー、カーボンセラミックのブレーキ、バックミラーの代わりにカメラ、シングルのチタンエキゾースト。
アルミとカーボンを組み合わせた!?アルミホイールだけでも20kgの軽量化となる。
エンジンもあらゆる部分を軽量化して25kgの軽量化。
サスペンションのスプリングがグラスファイバー製?!

○室内
シートはグラスファイバー製、これで22kg軽くなっている。

↑ 「TT Ultra Quattro Concept」のリア周り、シングル出しのマフラーや控えめなウィング、それに丸みを帯びたバンパーのカーボン部分が良い感じだ、ルーフもカーボン、画像はネット上から拝借


こうした変更により車重は前述の通り1111kgとなる。エンジンは2.0L4気筒ターボで若干のチューニングが施されて38馬力大きい306馬力を発生する。パワーウェイトレシオは3.63kg/PSと非常に良好な数値だ。この結果0-100km/hが4.2秒、トップスピードは280km/hとなっている。

↑ 「TT Ultra Quattro Concept」の室内、後席部分にロールケージが見える、何点式だろうか?、シートがフルバケットになり2シーターだと思われる、ステアリングはノーマルより小さく見える、それ以外はベースとなったTTSとそれほど変わらないように見える、画像はネット上から拝借


この車の特徴な部分はロールケージが入っているところだ。ひょっとしたらポルシェ911GT3RSのような車を目指しているのかもしれない。あらゆる部分に手が入り可能な限りカーボン等の軽量な素材を使って贅沢に仕上げられた珠玉の1台である(我ながら古い言い回しだ)。
いったい価格がどの程度になるのかは不明だが、かなり高価になるのは避けられないだろう。
こんな車をサーキット専用車として所有してみたいものだ。

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ルノー「Twingo R.S. CUP」、しかも30台ジョン シリウス メタリック

ルノーTwingoがゴルディーニになってからしばらく経つが、またまた素のRSが復活となった。ちなみにRSとはルノースポールの略である。

個人的にはゴルディーニはシートが革となり、ちょっと違うんだなぁと思っていたところに復活である。今回は左ハンドルで1色のみの設定だが、兄貴分のメガーヌRSと同じジョン シリウス メタリックである。金色好きな人にはたまらない設定だと思う。

ルノーTwingo自体は非常にコンパクトな車で全長3700mm×全幅1690mm×全高1460mmの小さな車だ。このコンパクトなボディーにルノースポールの手が入った1.6Lの134馬力のNAエンジンを積むホットハッチである。
日本では3ドアハッチバックはあまり受けないが、NA好きのコンパクトカーファンにはたまらない1台だと思う。しかもルノースポールの手が入ったNAエンジン・シャーシである。
シャーシは本来は2種類あり、スポールとカップと呼ばれチューニング度合が異なる。もちろんカップシャーシのほうがサーキットまでも視野に入れたチューニングでより低く硬くセッティングされる。

前モデルの「Twingo R.S. CUP」に試乗したことがあるが、足は堅いが剛性感に溢れてしっかりしたものだ。各コントロール類もしっかりしており、かなり作りこんだことが伝わってくる出来具合だった。
まさに一人で車をじっくり味わうには、現代においてぴったりの1台ではないかと思うのだ。小さく燃費良く走って楽しい1台でお買い物からスポーツ走行までこなせる。1人で乗るには大きな車は気が引けるがこれなら気兼ねなく乗れる、しかも限定でルノースポールの手が入った車となると所有する喜びも大きいと思うのだ。

前モデルでは右ハンドル仕様に試乗したが、右ハンドル化の悪影響が出ていて少しちぐはぐな印象を受けたものだ。小さいだけに右ハンドル化が難しいのだろうか?今回は割り切って左ハンドルのみの設定だ(個人的には右ハンドルで乗りたいが・・・)。

スペックは次の通り
サイズ:全長3700mm×全幅1690mm×全高1460mm
ホイールベース:2365mm
車両重量:1,090kg
エンジン:1.6L直列4気筒NA
最高出力:134馬力/6750回転
トルク:16.3kgm/4400回転
駆動方式:FF
タイヤサイズ:195/40R17
ミッション:5MT


↑ ルノー「Twingo R.S. CUP」のフロント、少しゴチャゴチャしたフロントだが愛嬌があってかわいい、他に似た車もないという部分ではオリジナリティーがあるが美しいとは言い難いデザインだ、画像はネット上から拝借


↑ ルノー「Twingo R.S. CUP」のリア、リアはシンプルな造形だ、切り立ったハッチがボディーの小ささを強調する、この画像はブレーキング時の画像なのか前のめりの姿勢だ、画像はネット上から拝借


↑ ルノー「Twingo R.S. CUP」のリアスポイラー、形がいかにも効きそうな感じで単に庇のような形状ではないところがRSらしい、黒いのでボディーとのコントラストがきつい感じがする、画像はネット上から拝借


↑ ルノー「Twingo R.S. CUP」の室内、前モデルからあまり変わり映えしないが可愛らしいインパネ、シートは皮っぽいがファブリックらしい、白と黒のコンビが新鮮、画像はネット上から拝借


↑ ルノー「Twingo R.S. CUP」のホイール、ホイールも変わり映えしないがブラック塗装となってスパルタンな感じが出ている、サイズは7J×17に195/40R17を履く、個人的にはもう少し分厚いタイヤが好みだ、画像はネット上から拝借


限定30台という設定なのでコンパクトハッチ好きの方は急いだほうが良いかもしれない。

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キャディラックに驚いた「ATS」、そのパフォーマンス・安全装備

古い認識を捨てなければならない、特にアメ車に関してだ。

今回安全装備に関して調べているとキャディラックの安全装備が充実しているのにびっくりした。さらに車自体を調べてみるとパフォーマンスも大したものだ。

一昔前(これ自体が古い人間です・・・)アメ車はパワーだけの直線番長だというイメージがタップリあって、曲がることが好きな人達には人気はイマイチ。それがいつからか、コルベットのZRが出た頃だろうか、曲がる事も得意な車に変化してきていた。それから着実に進化を遂げているという訳だ。

↑ キャディラック「ATS」のサイドの画像、横から見るとごく普通のセダン、日本では使いやすいディメンジョンでクラウンくらいの大きさ、Premiumは18インチの鍛造アルミホイールを履く、各部は昨今の最新のトレンドだ、画像はメーカーサイトより拝借


一方で日本でのアメ車の販売網はかなり貧弱で、私のような車好きでもなかなかお目にかかる機会が少ない。つまり販売店が少ないことから実車に触れる機会が少ないということだ。欧州車はメルセデス・BMW・AUDI・VW・ポルシェ・FIAT・ALFA・シトロエン・プジョー・ルノー等々の販売店へはもちろん足を運んだことがある。一方、今まで行った事のあるアメ車ディーラーと言えばフォードくらいである。
これくらい触れる機会の少ない車達なのだ。現在アメリカはTTPでアメ車が売れないのは、軽自動車が車の実質関税障壁ではないかと騒いでいるが、問題が全く異なると思う。一般人のアメ車に触れる機会が圧倒的に少ないというのが一番の原因だと思う。さらに日本人のアメ車へのイメージとしてデカい・燃費悪い・大味・壊れやすいということが定着しているためだ。

↑ キャディラック「ATS」のフロント画像、好き嫌いが分かれるデザインだ、あまり高級感もスポーティーさも感じないがその普通さが良いかも、これでニュルを8分そこそこで走れる車だとはあまり感じないところが良い、画像はメーカーサイトより拝借


しかし、世界経済は着実に変化していて、今やクライスラーはFIAT傘下だし、資本のグローバル化が進んでいるのも事実だ。つまりアメ車の欧州車化が進んでいて、一昔前のアメ車がアメ車でなくなっているということなのだ。

↑ キャディラック「ATS」Premiumのフロントホイール、18インチだが鍛造ということだ、鍛造を強調するところが素晴らしい、フロントはブレンボのモノブロックキャリパー、随所にええモノ感が溢れる、画像はメーカーサイトより拝借


今日の本題に戻るとキャディラックの各車種を調べていてびっくりしたことがある。まずその安全装備の充実度だ。その内容をキャディラックATSを例に簡単に上げてみよう。

○「セーフティ・アラート・ドライバーシート(SADS:警告振動機能)」
センサーが感知した危険をシートの振動でドライバーに警告する乗用車初のシステム。シートクッションの左右に内蔵されたバイブレーターが警告の種類に応じて、左右別々、または同時に振動する。

○「サイド・ブラインドゾーン・アラート」
死角となる位置に他車が走行している場合、それを警告するシステム。ドアミラーにサインが表示され、必要に応じて警告灯が点滅する。

○「レーン・ディパーチヤー・ウォーニング(LDW:車線逸脱警告機能)」
ドライバーがウインカーを作動させずにレーンを外れると、セーフティ アラート ドライバーシートで警告するシステム。およそ56km/h以上で作動する。

○「リア クロス トラフィック アラート(後進時安全確認警告機能)」
後方の車両や人の存在を警告する機能。たとえば、駐車スペースでバックしている時に後方を横切る車両が近づいてきた場合、レーダーが検知し、セーフティ アラート ドライバーシートの振動で警告し30mまで検知可能。

○「オートマチック ブレーキ(追突被害軽減ブレーキ)」
ショートレンジ・レーダーと超音波センサーが、低速走行時における衝突の危険を感知。まずはセーフティ アラート ドライバーシートで警告し、必要な場合には自動的にブレーキで制動するシステム。時速8km以下で、約3mの範囲で障害物を検知して警告音を発する「フロント&リア・パーキングアシスト」と連動して機能する。

○「アダプティブ・クルーズ・コントロール(全車速追従機能)」
レーダーで前走車との距離を保ちつつ、追従走行してくれるもの。加速・減速はもちろん、完全停車までカバー。

※「キャデラックATS/SRX」は、自車のまわりを長短距離用2種類のレーダーと前後のカメラで監視、短距離は超音波センサーを用いるのがハードウエア面での特徴だ。

↑ キャディラック「ATS」の安全装備の解説、最新の安全装備が満載であり尚且つ高レベルな装備だ、これが装備されてこの価格なら非常に安いと思うのだがどうだろう?、画像はメーカーサイトより拝借


安全装備も欧州勢に引けを取らない内容であるが、さらにもっと凄いのは走りの性能をアピールしていることだ。それもかなりのレベルに達しているのではないか?

ATS(Premium)のスペック
全長(mm):4,680
全幅(mm):1,805
全高(mm):1,415
ホイールベース(mm):2,775
車両重量(kg):1,580
エンジン:1,998cc直列4気筒DOHC(インタークーラー/ターボチャージャー付)
最高出力:276馬力/5,500回転
最大トルク:35.9kg・m/rpm(1,700-5,500)
燃料消費率:約12.2km/L
ミッション:6AT
駆動方式:FR
さらにLSD、ブレンボブレーキキャリパー、鍛造アルミホイール
前後の重量配分は50:50らしい
ちなみに価格はPremium4,990,000円、Luxury4,390,000円


2Lとしてはハイチューンなターボエンジン、燃費もまずまず、車重も軽い、走りの装備も抜かりなしという感じだろうか。実際乗ってみないとなんとも言えないが、かなり期待できるような気がする。しかも価格が安い、この価格だとドイツ車なら装備からいうとワンランク下のモデルしか買えない。コストパフォーマンスは抜群だ。
しかし残念なことに左ハンドルのみ、こういうところに本気度が現れるのではないだろうか。それを消費者は敏感に感じ取ってしまう。参入障壁うんぬんと言う前にこういったところを改善するべきだ。モノは良さそうなのに残念、今後に期待である。


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ブルーのイメージ、Volvo 「S60 Polestar」

日本においてボルボは良く知っているがPolestarは聞き慣れない、これはボルボにとってはレーシングパートナーである企業の名称だということだ。

メルセデスのAMG、BMWのMスポーツ、トヨタのTRD、ニッサンのNISMO、スバルのSTIといったところだろう。このPolestarは日本では全く無名だが、なかなか渋い仕事をする。一時期はプロトタイプの馬力が500馬力を超えていてびっくりしたのだが、350馬力に落ち着いて常識的なハイパワーマシンになっている。それも今時貴重な直列6気筒エンジンだ。

高性能な車だが外観は非常にオーソドックスというかコンサバで落ち着いた感じ。これみよがしなエアロもないし、主張しているのはボディーカラーと小さなブルーのエンブレムだけというところに非常に痺れる。

スペックは次の通り

出力:3.0L6気筒ターボ350馬力
トルク:51.0kg-m
0-100km/h:4.9秒
ミッション:6速オートマティック
最高速:250km/h(リミッター作動)
タイヤ:235/40R19ミシュラン・パイロット・スーパースポーツ
駆動方式:4WD
足廻り:オーリンズ

2013年6月からオーストラリアで販売開始予定



↑ Volvo 「S60 Polestar」のフロント画像、全く高性能を感じさせないデザイン、ごくごく普通のセダンだ、全体的に渋いデザインで好感が持てる、画像はネット上から拝借


↑ Volvo 「S60 Polestar」、リア周りも控えめだ、左右振り分けのエギゾーストとデフューザーが目立つ程度だがこれまた控えめ、トランクスポイラーもリップ程度だ、画像はネット上から拝借


↑ Volvo 「S60 Polestar」、ブレーキ周りは本物の高性能を感じさせる、モノブロックキャリパーにドリルドディスク、そのサイズはフロントが336x29mm、リアが302x22mm、画像はネット上から拝借


↑ Volvo 「S60 Polestar」、ブルーの小さなエンブレムが高性能を主張する、なんだかメーカーのキャッチコピーみたいになってしまったがクリーンなイメージの高性能をうまく表現できているのではないだろうか、画像はネット上から拝借


個人的にはフレンチブルーに近い色だと思うのだが、この鮮やかなブルーに参った。
かなり以前からボルボはこの色を高性能車に使用している、ボルボの高性能車のトレードマークだ。
日本に入ってくるのかどうか気になるところ、勿論価格も気になる。


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