ラベル VW の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル VW の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

VWの「GOLF GTI DESIGN VISION GTI」という車


VWから気合の入ったコンセプトカーが発表になっている(我ながら気合が好きなようで・・・)。

ベースはゴルフのようだがボディーワークが大幅に変更され迫力のある外観になっている。一応ベースがゴルフだという事はなんとなく分かるように作ってあるし、ちゃんとVW顔をしている。個人的な感想だが、ドイツのメーカーがコンセプトカーを作るとやはり少し硬いデザインになってしまっているのが少し可笑しい。

↑ 「GOLF GTI DESIGN VISION GTI」、正面からの画像、ゴルフに髭を生やしたようなフロント部分、幅が広く左右合計で20センチほど大きくなっているのではないだろうか、画像はネット上から拝借


さっそくスペックを見てみよう。

エンジン:直噴3.0L V型6気筒ガソリンターボ「TSI」
最大出力:503ps/6500rpm
最大トルク:57.1kgm/4000-6000rpm(2000rpmで51kgm!を発生)
ミッション:DSG
駆動方式:4モーション(四駆)
0-100km/h加速:3.9秒
最高速:300km/h

↑ 「GOLF GTI DESIGN VISION GTI」透視図、4motionのためのドライブシャフトが前後を貫く、それ以外はあまり特別なデバイスは無いように見える、画像はネット上から拝借


このスペックを見て思うのだが、ヨーロッパではパワー競争に突入したのだろうか? ヨーロッパのセールスが全般的に悪いと聞いているのだが、各メーカーから軒並み500馬力越えの車が発売や発表が相次いでいるように思う。なんだか実体経済とかけ離れているなぁと感じてしまう。

↑ 「GOLF GTI DESIGN VISION GTI」トランク部分、ツーシーターになっている、リアの補強バーが頑丈そうな構造になっている、それに伴い内装がきれいに合わせて作られている、画像はネット上から拝借


純粋にスペックを見ていくと、かなり速い車だし大パワー車の定石ともいえる四駆だ。特に2000回転で51kgmのトルクが出るところなんて今時のターボチューンの真骨頂だと言えるのだろう。たぶん街中でも運転し易い?のではないかと想像できる。

↑ 「GOLF GTI DESIGN VISION GTI」エンジン部分、エンジンベイもきれいに作られていて今にでも市販できそうな仕上がりだ、キノコ型のエアフィルターが気合を感じる、さすがに大馬力だけあって吸気パイプの太さが尋常ではない、画像はネット上から拝借


画像を見る限りかなり完成度は高く、ひょっとしたら具体的なオーダーがあってそれに応じて作ったモデルなのではなかろうか。それほど完成度が高いと思う。

↑ 「GOLF GTI DESIGN VISION GTI」室内の画像、2シーターでリクライニング可能なバケットシート、座面から非常に凝った生地が使われている、ダッシュ上やステアリングはアルカンターラ?で統一されているのか、ステアリングのセンターマークが目立つ、画像はネット上から拝借


たぶん続報として詳細な情報と価格が出てくると思うので、その内容を今から想像してみるのも楽しいのではなかろうか。

今日はこのへんで

では



ポチっと応援お願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

ポチポチっと応援お願いします

人気ブログランキングへ

VW「シロッコ」、スペシャリティーカーってジャンル


VWのシロッコに新グレードができたというニュースを見て思った事。

VWのシロッコという車は結構歴史があって、そのルーツは結構古い車なのだ。初代のシロッコはwikiで調べてみると1974年にゴルフ1に先駆けて発売されたということだ。ベースはゴルフ1なのに先駆けて発売というところにVWの気合を感じる(実はゴルフ1がシロッコベースなのか?)。

↑ VW「シロッコ1」、シロッコは3世代ありこれは1代目、現在は3代目、ジウジアーロによるシンプルでクリーンなデザインだ、当時は大変斬新なデザインでスペシャリティー度は抜群だった、画像はネット上から拝借


個人的にシロッコに良く触れていたのは80年代で2代目シロッコだと記憶しているが、ゴルフとは異なりなんだかスペシャルな感じがしたものだ。
当時からゴルフ(ゴルフ1だった)は実用的でトランクも広く、若者4人が乗って旅行に行っても十分な広さを持っていたのを体感したものだ。
これに対してシロッコは非日常な感じのする車で、ゴルフと比較すると正反対の性格だった。同じシャーシを使っているとは思えないほど異なる印象を受けたのを覚えている。

↑ 現在のVWの「シロッコ」、フェンダーが張り出して幅広のアグレッシブなデザインだ、低く幅広く安定感のあるデザイン、3ドアのスペシャリティー的なデザインだ、画像はネット上から拝借


シロッコのデザインはジウジアーロが担当して、当時としてはかなり先進的なデザインであった。日本では販売台数が少ないこともありスペシャルな印象をさらに助長していた。実際には3ドアハッチバックではあるが実用性は高く、2人までの利用なら日常使いにも耐えられる実用性を兼ね備えていた。しかし、動力性能はゴルフに比較してチューニング度合いが高いということは無いので特筆すべきところは無かった。

↑ 現在のVWの「シロッコ」、今回は新グレード「R-Line Dynamisch(Rライン ディナミッシュ)」が新設された、エアロパーツと18インチホイール、「DCC(アダプティブシャシーコントロール)」(ダンパー減衰力や電動パワーステアリングの特性をコントロールする)、「XDS」(電子制御式ディファレンシャルロック)が装備された、画像はネット上から拝借


こうしてみるとVWの「シロッコ」はカッコだけの中途半端な存在で、この存在意義がどのようなものなのか?という部分には疑問が残る。実用車でもなくスポーツカーでもなくスペシャルなスペシャリティーカーなのだ。これは不思議なことに現代でも受け継がれていてゴルフに対しての立ち位置が良く分からない車となっている。
しかし、立ち位置が分からないからと言っても個人的には嫌いなわけではない。ゴルフとの比較となるが、無駄とも思える抑揚の付いた凝ったデザイン(カッコは良い)、無駄とも思える内装へのこだわり(その割にはインパネはゴルフと同じ)、その結果かなりの高額車となってしまっている事が特徴と言えば特徴だ。

思うにVWのほうがこの車に何か意味付けをしているのだろうと思う。セールスをそれほどそれほど期待できない車だが、それ以外の何かをこの車に意味付けているのだろう。それがどういうことなのかを聞いてみたい気がする。

今日はこのへんで

では


ポチっと応援お願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

ポチポチっと応援お願いします

人気ブログランキングへ

WRC VW絶好調「ポロR」

WRCでVWが好調だ、第4戦ポルトガルでも1位と3位に入った。

これで4戦中3勝となり圧倒的な強さだ。
先シーズンからWRC用のポロRを盛んにテストしていたのが報道されていたが、実戦でも素晴らしい活躍を見せている。

↑ VWのWRCマシン「ポロR」、速そうな外観だ、これで4戦中3勝となり、このまま突き進むのか?、画像はメーカーサイトより拝借


ドライバーのオジェにしてもラトバラにしても、いずれも引けを取らぬ速いドライバーなのは間違いない。
彼らがここまで速いのはやはり車の仕上がりが良いということなのだろう。ローブのような天才肌のドライバーではないが今季は安定した成績を二人揃って叩き出している。

日本でのVWの競技におけるイメージはそれほど強烈なモノは無い、というか全く無い。
消費者としてもそこそこスポーティではあるが、コンペティティブではないと思うだ。実際に乗ってみても車としては非常によく出来ているが、あまり面白くないと言うのが個人的な本音だ。

日本におけるVWのイメージとしてはシトロエンやスバルのようにWRCで大活躍という事もないし、メルセデス•BMW•AUDIのようにDTMのイメージも無くスポーツしていない。IRC(インターコンチネンタルラリー)では結構出場しているようだが、いかんせん日本での露出が少ない。
他の輸入車勢を見てみると、最近では国内のスーパーGTにもフェラーリ•ランボルギーニ•BMW・AUDI等の外車勢も参入してスポーティイメージを作るべく努力をしていて、こちらはスポーツしているのである。

さらに身近な事として車自体もチューニングのベースとすることが少ない。勿論、本国(ドイツ)ではポロやゴルフをベースとしたレースは沢山あるだろうし、パーツも豊富にあるのだが日本では全く見たことが無い。どちらかと言うとドレスアップが主体の車になっている。

個人的には、その車のコンペティティブさというのは、外品のLSDがラインナップされているかどうか?だと思っている。VW各車種用のLSDもクワイフ等から出ているのは出ているが、全く一般的ではないし、扱っているショップも非常に少ない。

↑ クワイフのLSD説明の図、日本ではあまり見かけないメーカーだがヨーロッパでは有名、画像はメーカーカタログPDFより拝借


せっかく好調な日本市場、もっと評判を上げるためにはスポーティーな演出が必要なのではないだろうか。それでもっともっと楽しい車になっていけばより受け入れられるようになるだろうと思う。

今日はこのへんで

では


ポチっと応援お願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

ポチポチっと応援お願いします

人気ブログランキングへ

燃費111.1km/L!!!、VW「XL1」

手放しにこれは凄いなと感心したのがジュネーブショーで公開されたVWの「XL1」だ。

発表されている情報をまとめると次のようになる。

システム:プラグインハイブリッドシステム
エンジン:800cc2気筒ターボディーゼル最大出力48ps、トルク12.2kgm
モーター:最大出力27ps、トルク10.2kgm
トータルシステムトルク:14.3kgm(システム出力は未公表)
※およそ自然吸気の1.4リッター・ガソリンエンジンに相当
欧州複合モード燃費:111.1km/リットル
CO2排出量:24g/km
EV走行可能距離:35km
0-100km/h加速タイム:11.9秒
最高速:160km/h
ミッション:7速DCT
ボディ:カーボンファイバー
ボディーサイズ:全長3888×全幅1665×全高1153mm
エンジンマウント方式:ミッドシップ
Cd値:0.189
車両重量:771kg
タイヤ:前輪幅95mm、後輪幅115mm、内圧3bar以上
パワーステアリング無し
ブレーキのパワーアシスト無し

こうして内容を見ていると驚愕のスペックである(特に燃費)。予想するに非常に軽く空気抵抗が小さい車なので高速道路を一定速度で走る分には非常に向いているのではないだろうか?
またヨーロッパ的だが郊外の空いた速度域の高めのワインディングロードなどはベストマッチなのだろう。

日本国内の都市部の渋滞した交通事情にはこのVWの「XL1」はマッチするのだろうか? 走らせる環境においてベストマッチなECOカーが存在するのではないだろうか? トヨタや三菱のHVあたりが日本には合っているのかもしれないと思う。

こうしたVWの「XL1」のような車は少し前までホンダも初代インサイトを作っていた。この車は当時すごく先進的でアルミボディーや空力の申し子のようなフォルムを纏っていたのが印象に残っている。また後輪が空力向上のためにカバーされているのも似ている。商業的にはうまくいってなかったと思うが当時の技術の粋を集めた車だった。
そういう意味ではVWの「XL1」の車作りは新しいようで結局固い路線を行っていて非常に堅実な路線だと思う。

市販を前提に作っているということなので、個人的には一度乗ってみたいと強く感じる車である。

↑ 「XL1」のフロント、前から見るとそれほど奇をてらったところは無い、ボディー幅に対してキャビンの幅が狭いことが分かる、画像はネット上から拝借


↑ 「XL1」のリア部分、見事なコーダトロンカ形状をしている、リアホイールのスカートやデフューザーが只者ではない、画像はネット上から拝借


↑ 「XL1」のドアを開けたところ、着座位置や全高が低いことを考えるとこの形状がベストなのだろう、ルーフ部分も開くので乗り降りは比較的楽そうだ、画像はネット上から拝借


↑ 「XL1」を見下ろした図、こうして見るとやはり尋常ではない形状をしていることが良く分かる、普段乗りにこそ使いたい車だがデザイン的にちょっと引いてしまう、画像はネット上から拝借


↑ 「XL1」のバックミラーの代わりのカメラ、空気抵抗を極限まで削ぎ落としたので空気抵抗の大きいドアミラーはこうなってしまった、このことよりも室内からは真後ろが全く見えないのではないかと心配になる、画像はネット上から拝借


↑ 「XL1」の助手席側から見た室内、パッセンジャーシートが後ろへ引かれている、これはラリー競技車でもよく使われる手法だ、助手席を後ろへ下げて低く座らして重心位置を調整する手法だ、ツーシーターだから当然だが完全なるリクライニングしないバケットシートだ、画像はネット上から拝借


↑ 「XL1」のエンジンルーム、ミッドシップだからキャビンの後ろにある、エンジンルームはこうして見てもお楽しみのあるものでは無い、もう何がなんだか分からないエンジンルームだ、画像はネット上から拝借


↑ ホンダの初代インサイト、空力性能を意識したフォルムだ、強力に空力を煮詰めるとコーダトロンガ形状にリアホイールスカートとなってしまうようだ、車重は820キロだったので「XL1」とそれほど変わらない、ホンダの意欲作だっだ、画像はメーカーサイトより拝借


今日はこのへんで

では


ポチっと応援お願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

ポチポチっと応援お願いします

人気ブログランキングへ

かなり速いぞ!新型「ゴルフGTD」

ジュネーブショーに向けて各社の発表が相次いでいて目まぐるしい今日この頃・・・。

VWからはGolfGTDがジュネーブショーでワールドプレミアをするようだ。Golfにはディーゼルモデルがラインアップされるのが常となっているが、今回のモデルはGTDというネーミングでGTIのディーゼル版というところだろう。

↑ ゴルフGTDのフロント、バンパー辺りがフィンが増えてGTDなのにアグレッシブな印象だ、全体的にはそれほど大きく違わないゴルフワールドだ、画像はネット上から拝借


ディーゼルというと色々思い出がある。最初に乗ったディーゼル車は日産のLD28を積んでいたセドリックだった。ノンターボなので黒煙を吐きながら苦しげに走ったものだ。もちろん当時のディーゼルは音や振動も大きく、乗用車ではうるさく煙たいのでディーゼルは人気が無かったようだ。しかしこの車ではよく走った、燃料費が安いこともあってどこへでも走って行ったものだ。
次にディーゼルに乗ったのが、いすずのビッグホーンのショートボディー(イルムシャーではないノーマルモデル)で、確か2.2Lのディーゼルターボで全く回らないエンジンだった。ターボが付いてもボディーに対してアンダーパワーで、走行性能は法定速度で走れるという程度のものだったが、こちらも燃費はかなり良かった。その後はトヨタのプラドのディーゼルターボに乗った。この車は当初ランクル70系の派生で軟弱なランクル!?ではあったが、リーフスプリングのランクルに対してコイルのサスペンションはかなり快適で日常に乗ることができた。エンジンはこの頃から少し洗練されて音が少しマイルドになり黒煙も少なくなった2.4Lディーゼルターボを積んでいた。それまでのエンジンと比較すると回転がスムーズにはなったが高回転まで回るわけではない。そして最後に乗ったのがハイエースのスーパーロングハイルーフのキャンパー特装車で、3.0Lのディーゼルターボを積んでいた。このエンジンは重たいハイエースをかなり軽快に走らせることができる能力を持ったエンジンだった。振動はまだ快適というレベルには程遠かったが黒煙は少なくトルクがあり非常に走りやすかった。
こうして数えてみると4台のディーゼル車を乗って、それなりに酷使してきたように思う。当時は前にも説明したが自転車生活のトランポとして乗っていたので道具として割り切った使い方だった。荷物満載でキチンと走ってくれたら多少のことは目をつぶっていた。
というわけでディーゼルには大いにお世話になったが実用一点張りの印象だ。一番気になったのは回転が4000程度が上限だということだ。ここが大きなポイントとなると思うのだ。

↑ ゴルフGTDのリアセクション、リアハッチバックがかなりすっきりした印象だ、リアバンパー周りもリファインされたのかスッキリ、ホイールはこのモデル用か?全体的にクリーンなイメージが強い、画像はネット上から拝借


ここでゴルフGTDのスペックを見てみよう。


エンジン:2.0L直4気筒 直噴ターボ ディーゼル
馬力:135kw(184馬力)/ 3,500-4,000 rpm
トルク:380Nm/ 1,750-3,250 rpm
ミッション:6段MT、6段DSG

最高速:230 km/h
0-100km/h加速:7.5 秒
燃費:6速MT 4.2 ℓ/100km(約23.8km/L)
    6速DSG 4.7ℓ/100km(約21.3km/L)


パワーはそこそこだがトルクが豊富で最高速と加速はかなり速い。しかしこのスペックを見ると4000回転を超えたところでレッドゾーンだと思われる。やはりギューンと回して楽しむエンジンではないのだ。これが我慢というか許容できるのなら、かなり楽しく安く速く走れると思うのだ。
個人的にはやはりバヒューンとエンジンは回したいもの、ゴルフ5の2.0Lターボもそうだったが回転を楽しむ類のエンジンではなかったのでパワーは十分だったが心情的には不完全燃焼だった。

↑ ゴルフGTDのインパネ、やはりGTIチェックのシートがなんだか懐かしい感じがする、全体的にインパネ部分は変わり無し、いつものゴルフだ、画像はネット上から拝借


時代が変わりエンジンが変わり、回して気持ち良いというよりもトルクで走るようになってきている。これはエンジンもモーターもその傾向なので、時代はトルクということなのだろう。我々の古い頭を切り替えないといけないと思うのだ。


20130709追記
調べてみるとGTDのグレード自体はGolf1の時代からあります。古くからVWはディーゼルに力を入れてるメーカーであります。



今日はこのへんで

では


ポチっと応援お願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

ポチポチっと応援お願いします

人気ブログランキングへ