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メルセデス新型「Sクラス」、最善か無か

少し前になるがメルセデスの「Sクラス」がフルモデルチェンジして日本でも発表された。

この「Sクラス」は高級セダン(なんとあいまいな響きだが)でのベンチマークとなる車だと周りも思っているし、当のメーカーであるメルセデスも次のように考えている。

・開発テーマ
 「世界中のクルマの中で最高の自動車たることを目指す」
・ブランドスローガン
 「最善か無か(Das Beste oder nichts)」が復活

なんと高い志なんだろうと感心する。こんなことを考えて車を作っているメーカーは少ないのではないだろうか? 性能やスペックでは目指すことができても、その思想や仕組みや社会インフラまで含めた総合的なことを考えられるのはやはりメルセデスしかないんだろうと思う。

内容を見ていこう。

新型「Sクラス」のプラットフォームはW221を改良したものでホイールベースは変わっていない、標準モデル3035mm、ロングモデル3165mm。ボディサイズは、標準モデル:全長5116mm×全幅1899mm×全高1493mm、ロング仕様:全長5250mm全幅1900mm×全高1495mmとなっている。
先代モデルからは全長と全幅が少しだけ大きくなっている。
ボディの成り立ちは高張力スチールとアルミ材の組み合わせとなる。アルミの使用率を焼く50%とすることで約100kgの軽量化に成功している。

ボディの空力も凄い。Cd=0.24、S300ブルーテック・ハイブリッドは0.23となりセグメントトップの数値を誇る。これを実現するため、空力バンパー、アンダーフロアカバー、フロントグリル見直し、可変ラジエータールーバー(S300ブルーテック・ハイブリッド)、高速走行時の20mm自動車高ダウン、ホイールアーチスポイラーなどを装備している。

装備については、ライトは室内灯も含めて全てLED化されていて従来のバルブを全く使用していない。ブレーキライトは夜間信号での停止時に減光する機構が入っている(世界初)。またヘッドライトはアダプティブハイビームアシスト・プラスが装備されてビーム調整が自動化されている。S630 AMGにはナイトビューアシスト・プラスを搭載しヘッドライトから遠赤外線を照射して赤外線カメラによる受像と長距離でも熱源を捉える赤外線センサーを駆使して、アクティブ&パッシブで熱源を検知し、人間と動物を認識できるようになっている。


↑ メルセデス新型「Sクラス」フロント画像、先代よりもすっきりした感じがする全体のフォルム、サイドのキャラクターラインも強く主張しなくなった、このサイズで空力が0.24というのだから恐れ入る徹底した空力対策が施されている、画像はネット上から拝借


↑ メルセデス新型「Sクラス」リア画像、こちらも少しスッキリした印象、トランク形状が他のモデルと異なるのが面白い、このモデルがやはり特別ということだろうも思う、リアフェンダーもスッキリして好ましい先代はここのアクが強かった、画像はネット上から拝借


↑ メルセデス新型「Sクラス」サイド画像、少し無国籍な印象もあるがスッキリ爽やかな印象のサイド、こうして見るとそれほど大きな車だと見えないところが不思議、画像はネット上から拝借


↑ メルセデス新型「Sクラス」インパネ画像、素晴らしい造形と質感、なんだか官能路線を狙いすぎの感もあるが素晴らしい、メーターとモニターが存在感を出している、インパネもいやにスッキリした印象がある、ウッド素材の使い方が素晴らしくステアリングの内側にはめ込まれていたりする、画像はネット上から拝借


↑ メルセデス新型「Sクラス」フロントシート画像、角が取れた造形でいかにも気持ちよさそうなシート、意外とあっさりしている印象、画像はネット上から拝借


↑ メルセデス新型「Sクラス」リアシート画像、、リアシートはアジア市場ではショーファードリブンとなり重要な要素なのだそうだ、そのためショーファーパッケージオプションがS550ロングに設定(75万円)されている、ちなみに新型「Sクラス」のシートはメルセデス社内での内製とされていて最高の品質を自ら作り出している、画像はネット上から拝借


今日はこのへんで

では



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エンジン屋の作ったEV、BMW「i3」が発表

ついにBMWからもEVとしてのi3が発表になった。

あのエンジン屋のBMWもEVなのか、と感慨深い思いをしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
まず特徴的なのがその外観、全くスタイリッシュではなく実用一点張りのデザインとなっていて、これはこれで近未来的な雰囲気を醸し出しています。

EVとしての性能は航続距離が約130kmとなっており少し短いので利用用途が限られてしまいそうな感じです。特に日本では気象条件や渋滞等があるのでもう少し長いほうが安心して乗れるのではないかと思います。オプションでレンジエクステンダー仕様もあり、こちらは小型の発電専用のエンジンを積んだモデルとなっており航続距離を約300kmまで拡張することが可能です。それにしてももう少し航続距離が短くあまり実用的なのではないでしょう。これならPHVのほうが現状では良いと思うのです。

この車に投入された技術は素晴らしく、カーボンファイバーとアルミ技術が投入されています。その結果車重は重い電池を搭載するにもかかわらず1200kg以下に抑えられていて素晴らしいと言えます。

さっそくスペックを見てみましょう。
○BMW i3 スペック(EV仕様)
サイズ:3999×1775×1578mm
ホイールベース:2570mm
車両重量:1195kg
最高出力:125kW
最大トルク:250Nm
駆動バッテリー:リチウムイオン電池
バッテリー電圧:360V
総電力量:22kWh
フロントサスペンション:マクファーソンストラット
リヤサスペンション:5リンク
駆動輪:リヤ
タイヤサイズ:155/70R19(■注目!:細くて大径のタイヤ■)
EV航続距離:約130km

○オプションのレンジエクステンダー仕様のスペック
発電用エンジンスペック
気筒数:2
気筒あたりバルブ数:4
総排気量:647cc
ボア:79mm
ストローク:66mm
最高出力:25kW/4300rpm
最大トルク:55Nm/4300rpm
圧縮比:10.6
使用燃料:ガソリン(RON95)
航続距離:約300km


↑ BMW「i3」のフロント画像、背の高いMPV形状をしていてデザイン的には面白いが美しくなくサイドのラインも全く統一性が無い、安全面とEVそれに複数人数向けのパッセンジャーカーとしての機能を満たすデザインが優先だったのだろう、見ていて楽しくないが使ってみると実用性は非常に高いのかもしれない、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のリア画像、こちらもどちらかというと醜悪なデザイン、特にリアドア(観音開き)からリアにかけてのデザインは全く酷い、リアハッチなどはなんだか解体屋で別の車の部品を持ってきたようなデザインだ、リアハッチ形状から開口部の仕切りが高いことが推測できる、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のサイド画像、RX-8のように観音開きを採用している、これはこれでパッセンジャーカーとしては妥当な選択か、4枚ドアならもっと使い勝手は良いのではないだろうか、やはりこの全長ありきの制約の中での選択だろうからこうなったのであろう、とすればこの全長で町中で使ってくださいというBMWのメッセージなのか、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のフロントコンパートメント画像、フロントには小さな収納があるが充電用ケーブルを収めると後は大して何も入らない、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のインパネ画像、EVはクリーンに見せるために明るい内装色を使う傾向だ、この車も御多分に漏れず明るいグレー、コントロール類はシンプルだがあまり整理されていないような印象を持つ、ステアリングコラムにシフトレバー、ステアリングに各種コントロール、センターコンソールにダイヤル式のコントロールが見て取れる、昨今流行のオンダッシュのモニターがセンターに付く、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のステアリングコラムにあるシフトレバー画像、現在はPを選択した状態だがどういうアクションで選択するのだろう回転?スライド?、パーキングは上のボタンのようだ、車の始動と停止もボタンがある、ウィンカーやワイパーと間違いそうな位置に付いているのが気がかりだ、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のリアセクション、これはEV仕様でモーターが格納されておりその横は空いている状態、カーボン製のパネルやアルミニウム製のフレームが見て取れる、電池はフロアに敷き詰められていて低重心化を狙う、画像はネット上から拝借


↑ BMW「i3」のリアセクション、オプションのレンジエクステンダー仕様、上の画像では空いていたスペースに発電用のエンジンが収まる、これでリアセクションはギッシリという感じ、前後重量バランスは50:50となっていますがこの仕様ではどうなのでしょう、またレイアウトならFRではなくてRRまたはミッドシップというところでしょうか、三菱iに少し成り立ちが似ているような気がします、画像はネット上から拝借


スペックから見る限り思っていた以上にかなり速い車です、EVとしてももう少し航続距離を延ばせば実用的になるでしょう。問題はBMWが作っているのでその走りがどうなったかでしょう。この「i3」に「駆けぬける歓び」はあるのでしょうか。


今日はこのへんで

では


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個人的ものすごく好印象、フォード新型「フォーカスST」

以前同じフォードの「フィエスタST」をご紹介したが、今回はその兄貴分のフォーカスだ。

フォーカスにもフィエスタと同じくSTモデルが存在する。かなり本格的な内容で走りの機能と装備の点でかなりの好き者を満足させる内容だ。フィエスタSTと同じくWRCを手掛けるフォードレーシングチームが監修を行っている。

毎回書いているがフォードは日本での販売基盤が弱く、私が住んでいる関西の大阪圏でもめったにフォードのディーラーに遭遇することが無い。車自体は非常に良く練られた車にもかかわらず販売の点で他の輸入車の後塵を拝している。なんともったいないことであろうか。

さっそくスペックを見てみよう。

エンジン:2.0L EcoBoost 直列4気筒ターボ
最高出力:250馬力
最大トルク:360Nm
最高速度:248km/h
0-62mph:6.5秒
燃費:13.9km/L(欧州)
ミッション:6速MT

同じ2.0Lターボエンジンでも、ついこの前に発売されたメルセデス「A45 AMG」のエンジンと比較してしまうとスペックは見劣りしてしまう。まぁ、あちらはモンスター級なので気にすることはないだろう。
この車も世界的なダウンサイジングの流れに乗って先代モデルの2.5Lターボから2.0Lターボへと小さくなっているが最大出力は上がっているところが面白い。

直接のライバルとなるのは「Golf GTI」だが、個人的には「フォーカスST」を選択すると思う。何故かと言えば試乗したレポーターが楽しそうに「フォーカスST」を振り回しているからだ。「Golf GTI」を振り回してカウンターをあてている画像は見たことが無い。単純なことだが端的に両車の性格を表していると思う。

日本でも「Golf GTI」に対抗して導入されるのを大いに期待したい。そのためにはMTだけではなくDCTも設定する必要があるだろう。
価格的には素の新型フォーカスが293万円なので、「フォーカスST」は320万円は下らないと思われる。個人的には「フォーカスST」を300万円、素のフォーカスを270万円くらいに設定すると大変面白いことになると思うのだが。

↑ 「フォーカスST」のフロント画像、笑ったような最近のフォード顔をしている、それほど小さな車ではないのだが小さく見える、画像はネット上から拝借


↑ 「フォーカスST」レポーター試乗だが嬉々としてカウンターあてている図、大変理想的な車の姿勢とリアを滑らすことのできる鷹揚さを持っている、走りを目指したFFはこうした姿勢を作れないと面白くないと思うのだ、画像はネット上から拝借


↑ 「フォーカスST」のリアから見たコーナリング画像、こちらはグリップで攻めているがアンダーの軽そうな姿勢が見て取れる、内側後輪も浮き上がっていないので十分なストロークが確保されているのだろう、センターの2本出しマフラーが太くて結構いかつい、このマフラーからアフターファイアーでも出たらもぅたまらんっ、画像はネット上から拝借


↑ 「フォーカスST」のインパネ画像、素のフォーカスとほとんど変わらない、シートが見るからにホールドが良さそうだ、この個体はUK仕様の右ハンドルだがサイドブレーキがちゃんとドライバー側に移設されているのが素晴らしい、センターのモニター上の3つの小さなメーターに注目、画像はネット上から拝借


↑ 「フォーカスST」の小さな3連メーターの正体、左から油温・過給圧・オイルプレッシャーのメーター、今時こんな3連メーターが付くなんてかなりマニアックな演出だ、どうせ作るならもう少し緻密なゲージにして欲しかった、画像はネット上から拝借


↑ 「フォーカスST」のエンジン画像、プラスティックでカバーされているので良く見えないのが残念、かなりギチギチにエンジンルームに詰まっている印象、この個体はUK仕様だが見る限りきちんとマスターバックが右側にあるのが見て取れる、画像はネット上から拝借


是非この車は日本に導入して「Golf GTI」に戦いを挑んでほしい。フォードさん期待してます。


今日はこのへんで

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すでに走っているトヨタ「Yaris Hybrid」(ヴィッツハイブリッド)

今さらだがヴィッツ(ヨーロッパではYaris)のハイブリッド車は少し前からヨーロッパで走っている。

日本ではアクアがあるためヴィッツハイブリッドは販売されていないが、今後のマイナーチェンジでは出てくる可能性もあると思う。

現在のところ日本での小型のハイブリッド車はアクアそれにフィットだ。アクアは世界一の燃費を持っていて、フィットに対して圧倒的なアドバンテージを持っている。それがセールスにも表れている。これではトヨタの一人勝ちを許している他のメーカーが情けないと思う。
それにアクアは5ナンバーの小型車だが同クラスのライバル(ハイブリッドとしてではなくコンパクトカーとして)と比較して少々価格が高い車だ。ハイブリッドという理由でこのクラスの車より少々高い価格付け(利益はどうなのだろう)でも売れに売れている。従って今の時期にヴィッツのハイブリッド車を出す意味が無いという訳だ。

よくよく考えてみれば日本においても「Yaris Hybrid」をそのまま持ってきて、アクアに開発費を掛ける必要は無かったのではないか。しかし1.5Lのハイブリッドを刷新してアクアを世界一の燃費に仕立て上げ、さらにヒットさせることによりその開発費についても十分元が取れているのではないかと思う。これはトヨタの緻密な戦略なのだろう。

ヨーロッパで販売している「Yaris Hybrid」はどんな車なのだろうか。

0-100km加速:11.8秒
最高速度:164km/h
燃費:32.2km/L
CO2: 85g/km
車両重量:1085kg
エンジン:4気筒1497ccガソリン+モーター
システム総出力:98馬力
ミッション:CVT
※上記数値は単位を換算しているので正確ではないかもしれないので注意されたし

ボディーは日本で販売しているヴィッツと変わらない、ハイブリッドシステムが載っているだけ少々重たくなっているだけだ。このクラスは日常使いが多いだけにハイブリッド化による恩恵は大きなものがある。日本ではアクアがあるがそこにヴィッツハイブリッドを発売したら、値段にもよるがそこそこ売れると思う。

↑ 「Yaris Hybrid」のフロント画像、見てくれはヴィッツと変わらない、画像はメーカーサイトより拝借


↑ 「Yaris Hybrid」のリア画像、こちらもヴィッツと変わりがない、細かいこと言えばテールランプが少しだけ垢抜けているのとその下にリフレクターがあるくらいだ、画像はメーカーサイトより拝借


↑ 「Yaris Hybrid」の室内画像、こちらもヴィッツと変わるところは無いように見受けられる、日本仕様と全く変わるところが無いということはそれだけ完成度の高い世界戦略車だということか、画像はメーカーサイトより拝借


↑ 「Yaris Hybrid」のメーターパネル、マイル表示とかにはなっているが大きく変わらないメーターパネルだ、ハイブリッドが故のエコメーターが左端に付く、画像はネット上から拝借



↑ 「Yaris Hybrid」のエンジンルーム、トヨタハイブリッドの見慣れたエンジンルームの光景だ、狭いビッツのエンジンルームにうまく押し込めたと思う、画像はネット上から拝借


今日はこのへんで

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