ピンクのクラウンショックは少し過去のものとなり、その衝撃は少し薄まった頃かと思う。改めてこのことについて考えてみた。
トヨタブランドの車の中でフラッグシップであるクラウンは時代時代に応じてその姿を変えてきた。長い歴史の中でトヨタの車のラインアップ中でクラウンがトップに君臨するというのはメーカーの作った勝手なヒエラレルキーだと思う。
確かに15年位前まではそうだっだかも知れないが現在では他の選択肢が増えて終着駅がクラウンであることは無くなってしまった。ここはトヨタも良く分かっていて、ゼロクラウンの時から大きく方向転換をしてきたように思う。で、今回のクラウンだが中身は極々正常進化であるといえるが少し中途半端な内容だ。安全装備も経済性も時代の要請に少しだけ足りないように思える。
しかしトヨタの変わろうと言う意思は十分感じられる、特にグリルの造形と今回のピンクの色だ。こういう彩度の高いピンクの高級車というのは日本車では例が無い、例が無いほどそれにかける気合が見て取れる。
しかしこの色とクラウンのイメージを重ねると誰もこれを消化することが出来ないでいるのではないか?それだけに賛否両論が渦巻くわけである。
↑ イメージとしてはかなり良い感じ、ジャンレノが渋い、ただしピンクの色はもう少し美しい色が出ないものか?、画像はメーカーサイトより拝借
トヨタの狙いとしてはそこで話題になることが第1の狙いであることは確かである。第2にクラウンが変わったという印象を世間に植えつけること。発売は1年ほど後になるということなので忘れた頃にまた話題になるという第3の効果もある。
しかしフラッグシップのクラウンのイメージのマイナス面を作ることはブランドとしてのリスクでもあるので、それなりにリスクをとった戦略なのかもしれない。
まぁこうして話題になるだけ良いのではないだろうか。車としてはゼロクラウンになった時のほうが変化が大きかったと思うのである。今回のピンククラウンは全くイメージ戦略であるがメーカーの姿勢は評価されても良いと思う。
単純に標準で用意される色だが全く面白みの無い色しかラインアップされていない。もっと彩度の高い綺麗な色の車を作れないものだろうか?世界の高級車はもっとカラフルで美しい色を纏っているのに・・・、少し残念ではある。
↑ アスリートのカラーラインアップは全く従来と同様ワクワクドキドキする色は無い、これじゃ若い人は乗りたくなるわけが無いと思う、世界の高級車はもっともっと綺麗な彩度の高い色を纏っている、もっともっとインパクトが必要だ、画像はメーカーサイトより拝借
今日はこのへんで
では
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