2014/06/19
アウディのTDIエンジン25周年を記念して「RS5 TDI コンセプト」を発表している。
最初この車を目にした時にはアウディ得意のディーゼルエンジンのパワーアップ版かと思っていた。しかし良く発表を読んでみると面白い仕組みになっていることに気が付いた。
なんと過給器が電動なのだ。ターボチャージャーのように排気を利用するのでもなく、スーパーチャージャーのように直接エンジン出力軸から駆動する訳でも無い。つまりターボチャージャーのような過給器があるのだが、これを電動モーターで駆動するのだ。
3.0LのV6TDIエンジンに電動過給器が付き、それを電気的にコントロールしているのだ。これによりターボラグとはおさらばという事だ。その結果、最高出力は385PS、最大トルクは750Nmという強大なパワーとトルクを発揮する。0-100km/hは4秒、最高速度は280km/h、それでいて燃費は5L/100km(20km/L)!!というパフォーマンスである。これにはビックリだ。さらにこの電動モーターで過給される過給圧だが2.4barにも達するようだ(市販車段階では無いからビックリする必要な無いかも?)。
この電動ターボチャージャーはDC/DCコンバーターを介して48V駆動される。70,000rpmまで100分の数秒で達するということになって、市販車向けの開発が続けられている。
↑ アウディ「RS5...