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VWの「Polo Sedan」がマイナーチェンジ、日本には来ないのだろうか

2015/05/23
VWのポロと言えば日本でも5ナンバーサイズのコンパクトカーとして非常に人気がある車だ。そのポロにはセダンがあるのをご存じだろうか。
ポロにはグローバルでの一部地域向けでセダンが存在するのだ。もちろん日本には未導入だがこのサイズのまともなセダンが少ない状況で魅力的だと思うのだ。


元々「Polo Sedan」はロシア向けだった

「Polo Sedan」は2011年にロシアに投入されたのが初めてだが今では各国に展開しているモデルで現状日本には未導入となっている。
車のスペックとしては1.6Lガソリンエンジン(105ps)を積み5MTまたは6AT(Tiptronic、DSGではない)を積んでいる。
外観は非常にコンベンショナルなセダンで実用本位の外観をしている。
新型「Polo Sedan」のフロント画像
↑ 新型「Polo Sedan」のフロント画像、フロント周りはハッチバックボディーと変わらないが少々グリルが強調されている印象、端正でコンサバなセダン形状だ、全く癖が無くてある意味没個性だが実用的、画像はネット上から拝借


「Polo Sedan」スペック

マイナーチェンジ版のスペックはまだのようなので現行「Polo Sedan」のスペックを見てみよう。
サイズ:全長4,384mm×全幅1,699mm×全高1,466mm
ホイールベース:2,552mm
エンジン:1.6L直列4気筒
最高出力:105ps
最高トルク:153Nm
重量:1,182kg
タイヤホイール:185/60R15、6J×15
最高速度:183km
0-100km/h加速:12.3秒(AT)
こちらは先代「Polo Sedan」のフロント画像
↑ こちらは先代「Polo Sedan」のフロント画像、言われてみればフロントグリルやヘッドライトが変わっている、それほど外観からは新旧の区別が付かないほどだ、ロシアをはじめマレーシアや南アフリカでも販売されている、画像はメーカーサイトより拝借


「Polo Sedan」マイナーチェンジの内容

マイナーチェンジの内容はフェンダー、グリル、キセノンヘッドライト(LEDランニングランプ内臓)、ホイールデザイン変更、新色追加といったモノでパワートレインには変更が無いようだ。
新型「Polo Sedan」のフロント画像その2
新型「Polo Sedan」のフロント画像その3
↑ 新型「Polo Sedan」のフロント画像その2と3、この角度からだとフェンダーあたりの角が立ったという印象だ、ゴルフに対するジェッタと言うような専用のネーミングは無いようだ、画像はネット上から拝借

新型「Polo Sedan」のリア画像
↑ 新型「Polo Sedan」のリア画像、リアはちっともスタイリッシュではないが実用性の高そうなトランクを備える、派手さは無いがキチンとアルミホイールを履いているところは立派だ、画像はネット上から拝借

新型「Polo Sedan」のインパネ画像
↑ 新型「Polo Sedan」のインパネ画像、この画像からは質感は分からないが2トーンでそれなりの室内、見慣れたVW車のインパネだ、ミッションはDSGではなくTiptronicのトルコンAT、画像はネット上から拝借


「Polo Sedan GTI」なんてあっても良いかも

「Polo Sedan」はフロントを見る限りポロそのものだが落ち着いた外観で非常に実用性の高そうなセダンだ。日本では5ナンバーサイズのセダンのマーケット自体が小さくなってしまっている。ボリュームを見込めないので日本には未導入なのだろう。
逆にこのボディーでGTIのパワートレインを積んだモデルがあれば結構人気が出るかもしれない。そろそろハッチバックボディーは見飽きてきたのだ。



今回はこのへんで
では

プジョー「308R HYbrid Concept」、新しいジャンルを切り開くのか

2015/04/17
プジョーから「308R HYbrid Concept」が発表になった。プジョーの308と言えば日本ではなかなか人気が出ないがヨーロッパではCセグメントハッチバックのベストセラーの一角を占めるモデルだ。

かなり過激なプラグインハイブリッドモデル「308R HYbrid Concept」

ハイブリッド車は日本では燃費向上モデルというイメージが強いが、ヨーロッパではまるで電気過給器のような扱いが多く、エンジンとモーターの各々の特性を補完しあう良い関係として成り立っていることが多い。システム総合出力を見るとガソリンエンジンでそのパフォーマンスを実現するよりも遥かに燃費や環境に優しいという訳だ。
今回発表された「308R HYbrid Concept」も電気過給器的なモデルだ。Cセグメントハッチバックにおいて過激なプラグインハイブリッドを確立しそうという意味では特徴的なモデルになる。またその内容も素晴らしいパフォーマンスなのだ。また開発にはプジョースポールが関与している。
「308R HYbrid Concept」のフロント画像
↑ 「308R HYbrid Concept」のフロント画像、真正面から見ると低くワイド、バンパー下の左右の開口部が大きく高性能をアピールしている、ノーマルボディーに対して80mmのワイド化がされている、フェンダーはブリスター形状だ、画像はネット上から拝借、クリックで拡大

「308R HYbrid Concept」のフロント画像その2
↑ 「308R HYbrid Concept」のフロント画像その2、ノーマルの308は近年まれに見る美しいデザインのハッチバックだがこの「308R HYbrid Concept」はその面影も無い、サイドのキャラクターラインも分からなくなってしまっている、デザインが良いとは言い辛いモディファイだ、画像はネット上から拝借、クリックで拡大


プジョー「308R HYbrid Concept」のスペック

現在発表されている情報をまとめると次のようになる。

スペック

ボディー:ノーマル比80mmワイド
最大出力:総合500hp、プラグインハイブリッドガソリン
エンジン:ガソリン1.6L4気筒、270hp
モーター:前115hp、後115hp
バッテリー:リチウムイオン3kWh
ミッション:6速
駆動方式:4WD
ブレーキ:前380mmベンチレーティッドディスク4ピストンキャリパー、後290mmディスク、回生ブレーキ
シャーシ:EMP2プラットフォーム
タイヤホイール:235/35R19
重量配分:前60%、後40%
パワーウェイトレシオ:3.1kg/hp
最高速度:250km/h(リミッター作動)
0-100km/h加速:4.0秒
CO2排出量:70g/km

4つの走行モード

「Hot Lap mode」

エンジン+モーター×2、500hp/730Nm

「Sports mode」

エンジン+後モーター、400hp/530Nm

「Road mode」

一般道路用、300hp/400Nm

「ZEV」

後モーター+場合により前モーター


「308R HYbrid Concept」のリア画像
↑ 「308R HYbrid Concept」のリア画像、リア半分はプジョー得意の塗り分けになっていてマッドブラックだ、ブルーとマッドブラックの組み合わせは初めてだ、リアのバンパーにも大きな開口部がありアグレッシブだ、タイヤホイールは235/35R19を履く、画像はネット上から拝借、、クリックで拡大


↑ 「308R HYbrid Concept」のシステム画像、モーターの事をエレクトリックマシンと表現しているのが面白い、フロントにエンジンとモーター、リアにモーターとガソリンタンク電池がある、重量配分は前60%後40%となり重心も低い、システム総合出力が500hpとは恐れ入った、パフォーマンスも超一級で0-100km/hまでわずか4秒でスーパーカー並だ、画像はネット上から拝借、クリックで拡大


「308R HYbrid Concept」の室内画像
↑ 「308R HYbrid Concept」の室内画像、室内の造形は308に準じるが豪華なスポーツシートが装備されている、形状はかなりスポーティーだが色と質感がイマイチだ、ダッシュボードの表面の仕上げが面白い、画像はネット上から拝借、クリックで拡大


↑ 「308R HYbrid Concept」の走行モード、左が「Sports Mode」で馬力表示がエンジン270hp/前モーター15hp/後モーター115hp/トルク530Nmと表示されている、右が一番過激な「Hot Lap Mode」でエンジン270hp/前モーター115hp/後モーター115hp/トルク730Nmとなっている、モード切替にこうした馬力を直接表現するのは珍しい、しかしCセグメントハッチバックとしては異例な強心臓である、画像はネット上から拝借、クリックで拡大


Cセグメントハッチバックに新時代を築くのか?

プジョー「308R HYbrid Concept」はハイブリッドかどうかは別にしてパフォーマンスだけを見るとかなり過激な内容となっていて、もし市販されればクラス最強になるのは間違いない。Cセグメントのハッチバックにおいて昔で言うホットハッチの新時代を築くのかもしれない。その実現の仕方が現代的でハイブリッドを使用してハイパフォーマンスを実現するところが昔とは異なる所だ。
今後の動きン注目したいと思う。
今回はこのへんで
では