「BMW Concept M4 GTS」は水がいっぱい、吸気水噴射と水冷ターボでパワーアップ

2015/08/20
アメリカのペブルビーチで「BMW Concept M4 GTS」が発表された。
この車は既にMOTO GPにセーフティーカーとしてお披露目されているが今回はより生産型へ近づいた形と言える。


「BMW Concept M4 GTS」のスペック

現在分かっているスペックを上げてみよう。

ボディー関係

OLED(有機発光ダイオード)のテールランプ
調整式フロントスポイラーおよびリアウィング
CFRP製のボンネット
外装色:Frozen Dark Grey Metallic
アクセント色:Acid Orange

エンジン関係

エンジン:直噴3.0L直列6気筒ツインターボ
水噴射システム:インテークマニーホールド内に霧状の水を噴射
  吸気の温度を下げる事でノッキングを排除し、より高いブーストと素早いレスポンスを発揮
冷却システム:2つのラジエターを持つ2系統の冷却システム
  トランスミッションとターボチャージャーを効果的に冷却
  ターボチャージャーは専用の電動ウォーターポンプを持つ
最大出力:431ps/5,500~7,300rpm
最大トルク:56.1kgm/1,850~5,500rpm

駆動系

ホイール:666M、軽量鍛造ホイール、前9.5J×19、後10.5Jx20
タイヤ:Michelin Sport Cup 2、前265/35R19、後285/30R20



「BMW Concept M4 GTS」の画像

それでは「BMW Concept M4 GTS」の画像を見てみよう。
「BMW Concept M4 GTS」フロント画像
↑ 「BMW Concept M4 GTS」フロント画像、バンパーより上はごく普通だ、バンパー下の開口部が大きく高性能を主張している、リップ部分にアクセントカラーが入れてあるがもう少しビビッドな色でも良いだろう、画像はBMWより拝借

「BMW Concept M4 GTS」フロント画像その2
↑ 「BMW Concept M4 GTS」フロント画像その2、わずかにフェンダーが膨らんでいるのが分かる、それ以外はスッキリしたボディーサイド、画像はBMWより拝借

「BMW Concept M4 GTS」サイド画像
↑ 「BMW Concept M4 GTS」サイド画像、えらくスッキリしたボディーサイドだ、フロントフェンダーは流行の穴開きでボディーサイドのキャラクターラインと一体となったスッキリしたデザイン、タイヤホイールが前後異径だがそれを感じさせない、車高は市販を前提としているのか比較的高い、画像はBMWより拝借

「BMW Concept M4 GTS」リア画像
↑ 「BMW Concept M4 GTS」リア画像、この角度からだとリアフェンダーのボリューム感が凄い、ルーフのラインがきれいにリアへ落ち込んでいる、このルーフのラインだと4座だとしてもリアシートにはまともに座れないだろう、ひょっとしたら2シーターなのか?、画像はBMWより拝借

「BMW Concept M4 GTS」リア画像その2
↑ 「BMW Concept M4 GTS」リア画像その2、マフラーは左右振り分けの4本出し、デフューザーは控えめな物が付く、見慣れたBMWの後ろ姿だ、画像はBMWより拝借


「BMW Concept M4 GTS」の細部画像

さらに各部のディティール画像を見てみよう。
「BMW Concept M4 GTS」フロントスポイラー画像
↑ 「BMW Concept M4 GTS」フロントスポイラー画像、2段構造になっていて上部がカーボン剥き出し下部がアクセントカラーで塗られている、角度がアジャストできるようだ、画像はBMWより拝借

「BMW Concept M4 GTS」ホイール画像
↑ 「BMW Concept M4 GTS」ホイール画像、フロントは19インチに265/35R19、リアは20インチに285/30R20を履く、ホイールは鍛造で軽量の666M、スポークの細さが印象的、ブレーキキャリパーのスペックは発表されていないが対向6ポットのモノブロックか?、19インチホイールでもギリギリの大きさだ、タイヤはMichelin Sport Cup 2、画像はBMWより拝借

「BMW Concept M4 GTS」テールランプ画像
↑ 「BMW Concept M4 GTS」テールランプ画像、OLEDを採用したテールランプとあるが点灯していないのでどんなものか分からない点灯した画像が欲しいところ、画像はBMWより拝借

「BMW Concept M4 GTS」リアウィング画像
↑ 「BMW Concept M4 GTS」リアウィング画像、カーボン製のリアウィング、形状はそれほど凝ったものでは無くDTMで流行の上持ちでもない、角度は調整可能となっている、画像はBMWより拝借


「BMW Concept M4 GTS」は今にも市販できそうな出来栄え

画像を見る限り非常に完成度が高く今にも市販できそうな出来具合だ。
やはりクーペボディーだけにセダン形状のM3よりもかなりスポーティーな印象だ。カーボンを多用している事もありマニアックな層には大いに受けそうだ。
日本にはいつ頃入ってくるのだろうか非常に楽しみだ。



今回はこのへんで
では

VWの「Polo Sedan」がマイナーチェンジ、日本には来ないのだろうか

2015/05/23
VWのポロと言えば日本でも5ナンバーサイズのコンパクトカーとして非常に人気がある車だ。そのポロにはセダンがあるのをご存じだろうか。
ポロにはグローバルでの一部地域向けでセダンが存在するのだ。もちろん日本には未導入だがこのサイズのまともなセダンが少ない状況で魅力的だと思うのだ。


元々「Polo Sedan」はロシア向けだった

「Polo Sedan」は2011年にロシアに投入されたのが初めてだが今では各国に展開しているモデルで現状日本には未導入となっている。
車のスペックとしては1.6Lガソリンエンジン(105ps)を積み5MTまたは6AT(Tiptronic、DSGではない)を積んでいる。
外観は非常にコンベンショナルなセダンで実用本位の外観をしている。
新型「Polo Sedan」のフロント画像
↑ 新型「Polo Sedan」のフロント画像、フロント周りはハッチバックボディーと変わらないが少々グリルが強調されている印象、端正でコンサバなセダン形状だ、全く癖が無くてある意味没個性だが実用的、画像はネット上から拝借


「Polo Sedan」スペック

マイナーチェンジ版のスペックはまだのようなので現行「Polo Sedan」のスペックを見てみよう。
サイズ:全長4,384mm×全幅1,699mm×全高1,466mm
ホイールベース:2,552mm
エンジン:1.6L直列4気筒
最高出力:105ps
最高トルク:153Nm
重量:1,182kg
タイヤホイール:185/60R15、6J×15
最高速度:183km
0-100km/h加速:12.3秒(AT)
こちらは先代「Polo Sedan」のフロント画像
↑ こちらは先代「Polo Sedan」のフロント画像、言われてみればフロントグリルやヘッドライトが変わっている、それほど外観からは新旧の区別が付かないほどだ、ロシアをはじめマレーシアや南アフリカでも販売されている、画像はメーカーサイトより拝借


「Polo Sedan」マイナーチェンジの内容

マイナーチェンジの内容はフェンダー、グリル、キセノンヘッドライト(LEDランニングランプ内臓)、ホイールデザイン変更、新色追加といったモノでパワートレインには変更が無いようだ。
新型「Polo Sedan」のフロント画像その2
新型「Polo Sedan」のフロント画像その3
↑ 新型「Polo Sedan」のフロント画像その2と3、この角度からだとフェンダーあたりの角が立ったという印象だ、ゴルフに対するジェッタと言うような専用のネーミングは無いようだ、画像はネット上から拝借

新型「Polo Sedan」のリア画像
↑ 新型「Polo Sedan」のリア画像、リアはちっともスタイリッシュではないが実用性の高そうなトランクを備える、派手さは無いがキチンとアルミホイールを履いているところは立派だ、画像はネット上から拝借

新型「Polo Sedan」のインパネ画像
↑ 新型「Polo Sedan」のインパネ画像、この画像からは質感は分からないが2トーンでそれなりの室内、見慣れたVW車のインパネだ、ミッションはDSGではなくTiptronicのトルコンAT、画像はネット上から拝借


「Polo Sedan GTI」なんてあっても良いかも

「Polo Sedan」はフロントを見る限りポロそのものだが落ち着いた外観で非常に実用性の高そうなセダンだ。日本では5ナンバーサイズのセダンのマーケット自体が小さくなってしまっている。ボリュームを見込めないので日本には未導入なのだろう。
逆にこのボディーでGTIのパワートレインを積んだモデルがあれば結構人気が出るかもしれない。そろそろハッチバックボディーは見飽きてきたのだ。



今回はこのへんで
では

6代目シボレー「カマロ」登場、独特の世界観と最新テクノロジー

2015/05/20
過去に時々アメリカ車について記事を書いているが最近は大排気量と大馬力に戻りつつあるようだ。今回もそうだが大排気量だけのラインアップではなく選択肢として小排気量も選択できるようになっている事が多い。
時代に合わせて変わっては来ているが独特の世界観を持って往年のアメリカンマッスルが最新テクノロジーで支えられている。


6代目シボレー新型「カマロ」の内容

今回で6代目となる新型カマロだが非常に長寿のブランドだ。初代カマロは1967年と言うから50年近い歴史がある。
今回の6代目カマロの特徴は時代の要請に合わせた小排気量ターボをラインアップし、従来型の大排気量モデルも中身が大幅に刷新された。
全体的に軽量化が進み先代に比較して約90キロ軽量化された上に剛性は28%アップとなっているのが特徴だ。
新型カマロSSのリア画像
↑ 新型カマロSSのリア画像、非常にスッキリしたリア周り、455bpsの高性能車には見えないところが素晴らしい、大層な空力付加物も無くシンプルだ、マフラーは左右振り分けの4本出し、ドライブモード選択によりマフラーの音も変わるようだ、カマロSSのタイヤホイールは20インチで非常に大きく見える、画像はネット上から拝借

新型カマロSSのフロント画像
↑ 新型カマロSSのフロント画像、アメ車独特のファストバック形状のボディー、これは他では見れない形状、基本的には四角いが角が無くフェンダーにボリューム感がたっぷりある、フロントマスクはアメ車に良くある細目の少し怖い顔だ、高性能車らしくフロントの開口部が大きい、画像はネット上から拝借

新型カマロSSのフロント画像その2
↑ 新型カマロSSのフロント画像その2、幅広のどっしりとしたフロント周り、ボンネットが異様に膨らんでいる、カマロSSのみボンネット上にエアアウトレットがある、ちなみにヘッドライトはHIDだ、これだけの高性能車なのに車高が高いのがアメ車らしい、画像はネット上から拝借


6代目カマロのモデルは大きく2つ

大きく分けてモデルはLTという標準モデルとSSというハイパフォーマンスモデルの2種のラインアップだ。LTには2種のエンジンが用意されてユーザーが選択可能だ。

カマロLTスペック

エンジン2.0L:2.0Lガソリンターボ(275bhp/400Nm)、「active noise cancellation」付き
エンジン3.6L:新型3.6L直噴V6ガソリン(335bhp/385Nm気筒休止機構付き)
ミッション:6速MT/8速ハイドラマチックAT
ブレーキ:ブレンボキャリパー、前320mmローター4ピストン、後315mmローター1ピストン
タイヤホイール:グッドイヤー18インチ
0-96km/h加速:6秒以下

カマロSS

エンジン:6.2L LT1 V8ガソリン(455bhp/617Nm)
ミッション:6MT(Active Rev Match)/8速ハイドラマチックATパドル付き「blips」
サスペンション:マグネチックライドコントロール、アクティブサスペンション
ブレーキ:ブレンボキャリパー、前345mmローター4ピストン、後338mmローター4ピストン
タイヤホイール:グッドイヤー20インチ

共通項目

サスペンション:前マルチリンクマクファーソン(ダブりリンク)、後5リンク
ブレーキ:ブレンボキャリパー
車両制御モード:Snow/Ice、Tour、Sport、Track(SSのみ)
8インチディスプレー
発売時期:2015年後半

新型カマロLTのサイド画像
↑ 新型カマロLTのサイド画像、カマロLTはSSとパッと見ただけでは区別がつかない、SSと比較するとブレーキローターが少し小さい、リアフェンダーあたりのボリューム感が半端ない、個人的には好きなデザインだ、画像はネット上から拝借

新型カマロLTのリア画像
↑ 新型カマロLTのリア画像、SSと異なりLTはマフラーが左右振り分けの2本出しとなる、大径で彫りの深いホイールがなかなか魅力的、画像はネット上から拝借

新型カマロのインパネ画像
↑ 新型カマロのインパネ画像、余り洗練されていない印象のインパネだ、メーターフードやエアコン吹き出し口等にコックピット感が出ている、センターに装備されるディスプレーは8インチ、画像はネット上から拝借

新型カマロのインパネのメーター画像
↑ 新型カマロのインパネのメーター画像、メーターパネルは比較的シンプル、左に回転計右に速度計、フルスケールは200マイル(約320km/h)、センターは車両制御モードにより変化し画像ではラップタイムを表示している、これはトラックモードだろう、画像はネット上から拝借

↑ 新型カマロのシート画像、シート形状は比較的平板な印象でアメ車っぽい、インパネ全体の作りは古臭いがこの方が好まれるのだろう、ドアウィンドウのガラス部分が天地に深くて肩辺りまでドアがある、このため乗り込むと囲まれ感があるだろう、画像はネット上から拝借

新型カマロの3モデル
↑ 新型カマロの3モデル、真中の赤いボディーがSSで左右がLT、正面から見るとLTの搭載エンジン(3.2Lと2.0L)の区別は全く付かない、しかし相当な悪顔なのは確かだ、画像はネット上から拝借

↑ 新型カマロのエンジン3種、左からカマロSS用の「6.2L LT1 V8」エンジン(455bhp/617Nm)、中央がカマロLT用の「新型3.6L直噴V6」エンジン(335bhp/385Nm気筒休止機構付き)、右が同じくカマロLT用の2.0Lガソリンターボ(275bhp/400Nm)エンジン、エンジン自体の大きさが全く違うのにビックリだ、同じボディーでこれだけ大きさの異なるエンジンを収めるのは大変だろう、画像はネット上から拝借


大パワーだけなら他にもあるが

大パワーの車はヨーロッパ車でもかなりある。例えば最近発表されたメルセデスの「AMG GT」なんかもオーバー500psの車だが世界的潮流のダウンサイジングで以前AMGで主流だった6.3Lエンジンを刷新し4.0Lターボとなっている。
ヨーロッパのハイパフォーマンス車とは異なる車を求めるなら最近のハイパフォーマンスなアメ車は有効な選択肢だ。大排気量エンジンは残されているがシャーシやブレーキも水準が上がってきて直線番長だけでは無くなってきているのは確かだ。最近のアメ車はなかなか楽しい。
こうしたアメ車のハイパフォーマンス車が日本で発売されるかどうかは要するにインポーターの執念にかかっているのだろう。



今回はこのへんで
では

アウディ「TT Clubsport Turbo Concept」、電動ターボの第2弾登場

2015/05/15
アウディの電動ターボは昨年「RS5 TDI コンセプト」で発表され、その有利性にビックリしたものだ。その第2弾として「TT Clubsport Turbo Concept」が発表された。何と言っても電動ターボが最大のトピックだが、もし実用化されればターボ嫌いの人も全くターボだと気が付かないエンジンが出来上がるだろう。


「TT Clubsport Turbo Concept」のスペック

「RS5 TDI コンセプト」は3.0LのV6エンジン385psだった。今回の「TT Clubsport Turbo Concept」アウディ得意の2.5L直列5気筒TFSIエンジンで勝負してきた。その出力はなんと600hpとなって、計算してみると1Lあたり240psとなるからターボとはいえ凄まじいチューニング度合だ。

サイズ:全長4,330mm×全幅1,970mm(ベースモデルより140mmワイド)
エンジン:2,480cc、直列5気筒、ガソリンTFSI
最高出力:600hp
最高トルク:650Nm/3,000~7,000rpm
ミッション:6MT
車重:1,396kg
0-100km/h加速:3.6秒
最高速度:310km/h
駆動方式:クワトロシステム(4WD)
タイヤホイール:9.5Jx20インチ、275/30R20
ブレーキ:カーボンファイバーセラミックディスクローター、フロント370mm
リアウィング:手動で調整可能、CFRF製
「TT Clubsport Turbo Concept」のリア画像
↑ 「TT Clubsport Turbo Concept」のリア画像、オリジナルよりも全幅を140mm拡大されたボディーがGTカーのようだ、リアのフェンダーからリア部はまるでレーシングカー、非常に効果的なホイール直後のエアアウトレットとデフューザーが素晴らしい、上部にはCFRF製の巨大なウィングが鎮座するが日本の車検は通らないのではないだろうか、マフラーはボディーサイドの後輪の前から排出するタイプ、画像はネット上から拝借

「TT Clubsport Turbo Concept」のフロント画像
↑ 「TT Clubsport Turbo Concept」のフロント画像、リアに負けずフロントも巨大な開口部が存在感を示す、冷静に見ればフロントは開口部だらけだ、フロントとリアのフェンダーの処理が素晴らしい、かなりエグいオーバーフェンダーだが綺麗に処理されている、2シーターとなっておりシートの後ろにはロールバーがチラッと見える、画像はネット上から拝借

「TT Clubsport Turbo Concept」の真上からの画像
↑ 「TT Clubsport Turbo Concept」の真上からの画像、全幅が拡幅されたせいで縦横比が変わりレーシングカーのようなデメンジョンを見せる、リアハッチにチラッと見えるロールバーやらアンプのようなモノがあり積載性は望めなさそう、ボンネットには巨大なエアアウトレットが開いている、リアウィングは車幅には収まっているが全長には収まってないのが良く分かる、画像はネット上から拝借

「TT Clubsport Turbo Concept」のエンジン画像
↑ 「TT Clubsport Turbo Concept」のエンジン画像、前回の3.0リッターV6とは異なり今回は2.5Lの直列5気筒でアウディらしくなった、右端に見えているシルバーの部分が電動ターボユニットだ、過給されたエアは巨大なインタークーラーを通してエンジンに供給される、もう少し構造を詳しく見てみたいものだ、画像はネット上から拝借

「TT Clubsport Turbo Concept」のパワートレーン構造図
↑ 「TT Clubsport Turbo Concept」のパワートレーン構造図、赤い部分が48V電装系でリア部分に制御ユニットとバッテリーを積む、フロントの赤いのが電動ターボユニット、フロア下にはプロペラシャフトが通りリアへ駆動を伝達する、マフラーが大胆にもレーシングカーのように運転席後部からサイドへ出ている、足回りがどのようになっているかは情報が無いがオリジナルとそう変わらないように見える、画像はネット上から拝借

「TT Clubsport Turbo Concept」の室内の構造図
↑ 「TT Clubsport Turbo Concept」の室内の構造図、乗車定員は2名となり後部座席には本格的なロールバーが組まれている、フルバケットシートに4点式のハーネスが装備される、画像はネット上から拝借

「TT Clubsport Turbo Concept」のインパネ画像
↑ 「TT Clubsport Turbo Concept」のインパネ画像、インパネ形状はオリジナルを踏襲するが全く異なる作りを見せる、メーターはディスプレーに置き換えられている、ステアリングは下部がフラットなD形状でスイッチが付く、ドアの内貼りやセンターコンソールが簡略化されて軽量化をされているのが良く分かる、ミッションは6MTだがゲートが切られたタイプ、助手席前にはフットレストがありラリー車っぽい雰囲気だ、画像はネット上から拝借

「TT Clubsport Turbo Concept」のシート画像
↑ 「TT Clubsport Turbo Concept」のシート画像、シートはフルバケットだがアルカンターラが張られている、全体的に内装はアウディーオリジナルと殺風景なスパルタンさとの中間を狙ったものだ、この車のターゲットはどのあたりなのだろうか911GT3あたりか、画像はネット上から拝借


キモは48Vの電装系

「TT Clubsport Turbo Concept」では前回の「RS5 TDI コンセプト」に引き続きエンジンの補機類の電圧を48Vにするシステムを採用している。もちろん車内の電装系ではDC-DCコンバーターを通して12V電源が供給されるのは以前と同じだ。
「TT Clubsport Turbo Concept」のリアカーゴスペース画像
↑ 「TT Clubsport Turbo Concept」のリアカーゴスペース画像、リアハッチの中にはこうしたパワーアンプのようなモノが乗っかっている、しかしこれは完全に見せるための装飾だろう、オレンジのワイヤリングがカッコいい、これがあるから荷物が積めないなんてヤボな事は言わないでおく、画像はネット上から拝借



エンジン補機類の48V化(高電圧化)は現在の世界のトレンドとなっていてメリットが数多くある。48Vのような12Vではない電圧の市販車が出てくるのはいつ頃だろうか、我々が思っているよりも意外と早い気がしている。

アウディーの電動ターボ関連記事

2014/06/19

アウディ「RS5 TDI コンセプト」は電動!ターボ装備!!




今回はこのへんで
では

VWゴルフは40周年車「Golf GTI Clubsport」が登場

2015/05/14
2016年にVWのゴルフは40周年を迎えるのを記念して「Golf GTI Clubsport」が登場する予定だ。
スペック等は265psを発揮する(10%出力アップのブースト機能付き)という事くらいしか発表されていない。

VWの「Golf GTI Clubsport」フロント画像
↑ VWの「Golf GTI Clubsport」フロント画像、この車のハイライトは265psに今日生かされたエンジンだろう、フロントバンパー下の開口部が大きくなって空力付加物が追加されているがボディーワークは同じだ、黒いリップスポイラーとバンパー角にカナード風のモノが付く、画像はネット上から拝借

VWの「Golf GTI Clubsport」フロントスポイラーのアップ画像
↑ VWの「Golf GTI Clubsport」フロントスポイラーのアップ画像、角のカナードは日本での一般的な形状とは異なり箱型となっていて当然貫通している、バンパー下のリップはどちらかと言うと控えめだ、画像はネット上から拝借


VWの「Golf GTI Clubsport」リア画像
↑ VWの「Golf GTI Clubsport」リア画像、リアは大型のルーフスポイラーとバンパー下のデフューザーが装備される、リアタイヤ直後からマフラー上部へと続く空力付加物がカッコいい、マフラーは左右2本出し、画像はネット上より拝借

VWの「Golf GTI Clubsport」リアルーフスポイラーのアップ画像
↑ VWの「Golf GTI Clubsport」リアルーフスポイラーのアップ画像、中に入っているのがノーマルのルーフスポイラーなので黒い部分の付加されたスポイラーが非常に大型なのが分かる、素ぽオイラー自体は反りがきつくていかにもドラッグが大きそうな形状、かなりのダウンフォースを発揮するに違いない、画像はネット上から拝借



「Golf GTI Clubsport」の続報があれば随時アップデートする予定。



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では

BMW3シリーズのフェースリフト、ディーゼルに力が入っている

2015/05/09
BMWの3シリーズのモデルチェンジが発表されている。日本でも以前から情報は入っており2015年の夏にモデルが入れ替わるはずだ。


今回の3シリーズモデルチェンジはディーゼルに力が入っている

BMWの3シリーズは今年で40周年となる。40周年とは直接関係は無いが時代を表すモデルチェンジとなっている。今回のモデルチェンジはディーゼルモデルに力が入っておりディーゼルエンジンは新開発となっている。ガソリンとディーゼル含めてパワーは116hp~326hpのバリエーションがある。ガソリンエンジンは4種で3気筒/4気筒/6気筒がある。特にガソリン3気筒エンジンは現在のトレンドだ。一方ディーゼルエンジンは7種で4気筒ターボ、BMW316d/BMW318d/BMW320dは新開発となっている。どちらかというとディーゼルモデルに力が入っている印象だ。
↑ 1975年のE21初代の320、画像はメーカーサイトより拝借


3シリーズディーゼルの燃費向上が著しい

各モデルの燃費性能は次のようになっている。特に320dの燃費向上は11%に達していて実用車としては非常に素晴らしい数値だ。

BMW 320i Sedan/BMW 320i Touring

セダン16.9km/L~18.9km/L、ツーリング15.9km/L~18.2km/L

BMW 330i Sedan/BMW 330i Touring 

セダン15.4km/L~18.2km/L、ツーリング14.9km/L~17.2km/L

BMW 340i Sedan/ BMW 340i Touring

セダン13.0km/L~15.4km/L、ツーリング14.3km/L~14.7km/L

BMW 320d

燃費11%向上、23.3km/L~26.3km/L、163hp、8速ステップトロニック

BMW新型3シリーズのスポーツラインフロント画像
↑ BMW新型3シリーズ340iスポーツラインのフロント画像、外観はそれほど変わっていない印象だ、画像はメーカーサイトより拝借

BMW新型3シリーズのスポーツラインフロント画像その2
↑ BMW新型3シリーズ340iスポーツラインのフロント画像その2、3シリーズもサイズが大きくなった事を改めて感じるショット、全体的には非常に良くまとまったシルエットだ、画像はメーカーサイトより拝借

BMW新型3シリーズのスポーツラインサイド画像
↑ BMW新型3シリーズ340iスポーツラインのサイド画像、この340iは立派なブレーキを装着している、低く構えたスポーティーな印象だ、画像はメーカーサイトより拝借

↑ BMW新型3シリーズ340iスポーツラインのリア画像、リア周りもそれほど変わった印象は無く従来通りのリア周り、画像はメーカーサイトより拝借

BMW新型3シリーズ340iスポーツラインのインパネ画像
↑ BMW新型3シリーズ340iスポーツラインのインパネ画像、内装も見た目はそれほど変わった印象は無い、ナビゲーションシステムが一新されていてヘッドアップディスプレーなども採用されているようだ、さらにLTE通信を内蔵し標準で車の外と通信がサポートされる、画像はメーカーサイトより拝借



駆け抜ける歓びはどうなるのだろうか

今回のモデルチェンジで環境性能を大きく改善したBMW3シリーズだが少し心配なのは駆け抜ける歓びが失われていないかということだ。もちろんディーゼルでもドライビングプレジャーがあるのだろうが、従来のガソリンモデルには及ばないと思っている。やはりコーンと澄み渡るエンジンの咆哮と意のままに操れるシャーシが一体となっての事だ。我々ユーザーも時代に合ったドライビングプレジャーを求めないといけない時代なのだろうか。少し複雑な思いがするのだ。



今回はこのへんで
では

これで見納めか、メルセデス「G63 AMG 6×6」はやっぱりデカかった

2015/05/06
先月で生産が終了となったメルセデス「G63 AMG 6×6」だが実車の展示があったので見てきた。

「G63 AMG 6×6」は想像していたよりもデカい

メルセデス「G63 AMG 6×6」は、どうせ話のネタ的な車だろうと思っていたのだが実物は存在感のある車だった。
昨年の発売開始から先月の生産終了の約1年間の間に日本でも何台かは売れたようだ。もっとも日本での販売価格は8,000万円ということなので現実離れしているのは確かだ。実際にこの車を生かすにはどのような場面で使うのだろうか。やはり話題性としてホテル等の送迎手段という事になるのだろうか。これでは非常にもったいないという印象だ。災害救助で使用するにはラグジュアリー過ぎると思う。

「G63 AMG 6×6」は想像していたよりも本格的

こうして鳴り物入りでデビューしたメルセデス「G63 AMG 6×6」ではあるが実物は見れば見るほど本格的なオフローダーだった。背が高いので地上に立って眺めるとボディーしか見えない、少しかがむと足回りが見える。少し背伸びした程度ではコックピットや上部は全く見えない。それでも画像を何枚か撮ってきたので紹介しよう。

その前に「G63 AMG 6×6」のスペックのおさらい

サイズ:全長5,875mm×全幅2,110mm×全高2,280mm
駆動方式:6輪駆動、ハブリダクション、5つのデフロック
エンジン:V8ツインターボ544ps
最低地上高:460mm
渡河深度:1,000mm
アプローチアングル:約50°
デパーチャーアングル:約45°
車重:3,850kg
タイヤホイール:PRO COMP 37×12.50R18LT XTREME MT2

「G63 AMG 6×6」のフロント画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のフロント画像、フロントマスクはGのフロントマスクだ、尋常ではないオーバーフェンダーやタイヤでスペシャルな事がすぐ分かる、4WDでは良くある片輪だけを台に載せる展示方式で足の長さをアピールする、前輪の位置で地上から1メートルくらいの高さだ

「G63 AMG 6×6」のフロントタイヤ画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のフロントタイヤ画像、オフローダーの間ではヘビーデューティーなタイヤとして知られるXTREME MT2を6輪に履く、サイズは37×12.50R18LTでさすがに巨大なタイヤだ、ホイールが少し特殊で周りのボルトはビートロック方式でタイヤが空転するのを防止する仕組み

「G63 AMG 6×6」のフロントハブ画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のフロントハブ画像、ハブはハブリダクション方式となっていて地上高を稼いでいる、車の大きさから言って意外と細いホーシング、バンパー下のスキッドガードやフロア下のガードを見るとキチンと機能するガード類だ

↑ 「G63 AMG 6×6」のリア画像、6輪の車自体がダンプカー以外見たことが無いので珍しく感じる、荷台はピックアップのように屋根が無くリアゲートが付く

「G63 AMG 6×6」のリアサスペンション周り画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のリアサスペンション周り画像、赤いスプリングや金色のダンパーのリザーブランクそれに上部の黒いエアータンクが目立つリア周り

「G63 AMG 6×6」のリアスプリングとダンパー周り画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のリアスプリングとダンパー周り画像、ダンパーは別体のリザーブタンクを持つオーリンズ製、ダンパー本体はシルバーでシングルだが径が太い、オフローダーでオーリンズは珍しいかも、プロペラシャフトが一番後ろのホーシングまで来ているのが分かる、ラダーフレームが見えていて頑丈そうだ

「G63 AMG 6×6」の2軸目あたり画像
↑ 「G63 AMG 6×6」の2軸目あたり画像、リアサスペンションを少し角度を変えてみたところ、ホーシングの前後の位置決めは長いアームがブッシュを介してフレームに固定されている、リアサスはそれほどストロークは長くなさそうだ

「G63 AMG 6×6」のエアータンク画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のエアータンク画像、左右で4本装備されたこのエアータンクは6輪のタイヤの空気圧を調整するモノ、車内から車を降りずに調整する事が出来る、もちろん減圧と加圧の両方が可能だ、この装備はオフローダーとしては非常に便利な装備だ、極端に空気圧を落としてもタイヤが空転しないようにホイールがビートロックとなっているのが理解できる、フレームにぶら下がったシルバーの箱は燃料タンクだろう、容量が小さいような気がするので航続距離は短いのかもしれない



こういった非常に特殊な車は間近で見ると大変面白い。ワンオフのように作られた部分が沢山あり手間が掛かっているのが良く分かる。しかしメルセデスはこうした軍用も含めたオフローダ―の製造には精通していて経験も長いので非常にソツ無くまとまっている印象だ。
「G63 AMG 6×6」は1年程度の短命に終わってしまったが、後継モデルの「G500 4x4²」が控えており、こちらはより現実的な内容となるようだ。
しかし「G63 AMG 6×6」の8,000万円という価格にはビックリする。



今回はこのへんで
では