世界的トレンドになるのか背の高いクーペ、メルセデス「GLE450 AMG Coupe」登場

2014/12/12
BMWのX6が先鞭を付けた背の高いクーペというクロスオーバーのジャンルにメルセデスが「GLEクーペ」で追随した。


今回発表になっているのはベースとなるメルセデス「GLEクーペ」と「GLE450 AMG クーペ」の両モデルだ。ベースとなる「GLEクーペ」はガソリンとディーゼルの2種のパワートレインを積み258hpから367hpの出力を持つモデルだ。技術的ハイライトとしてはDYNAMIC SELECTと呼ばれるハンドリングコントロールシステム、Sports Direct-Steer systemと呼ばれるドライバー補助システムを搭載する。このベース車に対して同時にAMGモデルも発表となっている。「GLE450 AMG Coupe」は9G-TRONICの9速ATと4MATICの4WDシステムを備える。


この背の高いクーペボディーは新しいジャンルのクロスオーバーとなりつつある。日本でもBMWのX6は頻繁ではないが時々見かける事があると思う。最初は違和感があった外観だが見慣れると非常にアグレッシブな印象を受ける躍動感のあるクロスオーバーとしてジャンルを確立していると思うのだ。その背の高いクーペボディーのクロスオーバーにメルセデスが新たに参入したということなのだ。これからはクロスオーバーの世界的潮流となる可能性がある。


ノーマルのGLEは2種のモデルがありそれぞれの分っているスペックは次の通りだ。
GLE350d 4MATIC ディーゼルは最高出力258hp、最大トルク620Nm/1600rpm
GLE400 4MATIC ガソリンV6 biturboモデルは最高出力333hp、最大トルク480Nm/1400rpm
トルクスプリット:前後50:50
タイヤホイール:275/50R20、オプションで21インチまたは22インチも選択可能

「GLE450 AMG Coupe」のスペックは次の通り。
エンジン:V6 biturbo、最高出力367hp、最大トルク520Nm/1400rpm
トルクスプリット:前後40:60
タイヤホイール:前275/45R21、後315/40R21、オプション前285/40R22、後325/35R22

車両制御:「DYNAMIC SELECT」はINDIVIDUAL/COMFORT/SLIPPERY/SPORT/SPORT+の各モードを選択可能で、単に出力特性、変速特性、LEDヘッドライト配光だけではなく音などの感性領域についても変化させる芸の細かいものだ。




↑ メルセデス「GLE450 AMG クーペ」フロント画像、真正面から見るとそれほど変わった車には見えない、車高が少々高いのとバンパー下にガード風のシルバーのパーツが付きクロスオーバーであることを主張している、画像はネット上から拝借





↑ メルセデス「GLE450 AMG クーペ」フロント画像その2、正確なサイズが分らないのだがかなり大柄のボディー、それに負けないように大径のタイヤホイールが付く、標準で21インチオプションでと22インチ、最近のクロスオーバーの定石通りボディー下部をブラックの樹脂部品としてホイールアーチにも同様のパーツが付く、画像はネット上から拝借




↑ メルセデス「GLE450 AMG クーペ」リア画像、真後ろから見ると意外とすっきりした印象、太いタイヤが目立つ、フロントと同じくバンパー下部にシルバーのパーツが付く、マフラーは左右振り分けの良く見ると4本出し、画像はネット上から拝借




↑ メルセデス「GLE450 AMG クーペ」リア画像その2、この角度が最もこのモデルの特徴を表す画像だろう、ルーフからリアエンドにかけてなだらかに傾斜する特徴的なシルエット、サイドのキャラクターラインはスッキリシンプルだ、標準で前275/45R21後315/40R21の太いタイヤを収めるフェンダーはそれほど張り出してはいない、画像はネット上から拝借



↑ メルセデス「GLE450 AMG クーペ」サイド画像、遠くから見ると意外とスッキリした印象、近くで見るとかなりのボリューム感だと想像する、ルーフはドライバーの頭上辺りが一番高く後席にかけて低くなっているのが分る、後席の居住性が気になるがボディーが大柄なので心配するほどでもないだろう、前後のオーバーハングは意外と短めな印象だ、画像はネット上から拝借



↑ メルセデス「GLE450 AMG クーペ」インパネ画像、センター上部に設置された大型のモニターが特徴的だ、モニターの大きさは8インチ、各コントロール類は最近のメルセデスの流儀に沿ったものだ、ステアリングは下が真っ直ぐなD型の形状、ダッシュのパネルはカーボンがあしらわれている、画像はネット上から拝借




↑ メルセデス「GLE450 AMG クーペ」フロントシート画像、質の良さそうなシートの素材だ、色の組み合わせが意外とシック、ダッシュのパネルにはカーボンが使われている、高級感のあるスポーティーな内装だ、画像はネット上から拝借



メルセデスのクロスオーバーはモデルが多くその体系が分かりにくくなっていた。今回の「GLEクーペ」を発表したことによりクロスオーバーのラインアップを整理し定義付けたようだ。

GLA:Aクラスのクロスオーバー
GLC:Cクラスのクロスオーバー、以前はGLK
GLE:Eクラスのクロスオーバー、以前はMクラス
GLE Coupe:Eクラス クーペ、今回紹介したものだ
GLS:Sクラスのクロスオーバー、以前はGL
G:Gクラスは特別なようだ




背の高いクーペというクロスオーバーのジャンルは日本ではまだまだこれからのマーケットだ。最近になってBMWのX6も少し見慣れてきて違和感が無くなったと感じているところだ。思うに背の高いクーペは実用性という観点では存在感が薄い。やはりそのルックスや雰囲気を楽しむ車なのだろう。シューティングブレークのボディーよりも趣味性が高いのではないだろうか。今回メルセデスが「GLEクーペ」を発表したことによりこの背の高いクーペというクロスオーバーというジャンルが活性化するのは間違いない。要注目のカテゴリーだ。


今回はこのへんで


では


ポチっと応援お願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

ポチポチっと応援お願いします

人気ブログランキングへ

トヨタ新型「アクア X-URBAN」発売開始、その正体とは?

2014/12/09
トヨタ「アクア」がマイナーチェンジを受け2014年12月8日より発売開始した。

この中で以前から注目の「アクア X-URBAN」というクロスオーバー仕立てのモデルも同時に発売になっている。事前情報ではアクアをベースとしたクロスオーバー車ということで、どんな車なのだろうと憶測が飛び交っていた。今回事前の情報が少なかったので、発売開始と同時に発表された資料から「アクア X-URBAN」の正体を見見極めていこうと思う。


外観からすると「アクア X-URBAN」はちっともクロスオーバー車に見えないが、ここではノーマルと比較しながらスペックを見てみよう。


各数値は左がX-URBANで右がノーマルのアクア
全長:4,030mm、3,995mm、X-URBANのほうが35mm長い全幅:同じ
全高:1,490mm、1,455mm、X-URBANのほうが35mm高い
最低地上高:160mm、140mm、X-URBANのほうが20mm高い
車両重量:1,090kg、1,080kg、X-URBANのほうが10kg重い
燃費:33.8km/L、37.0km/L、、X-URBANのほうが3.2km/L悪い
タイヤホイール:175/60R16、175/65R15、X-URBANのほうがインチ数が大きい
タイヤ外形:616.4mm、608.5、、X-URBANのほうが7.9mm直径が大きい


ここから推察されるのは足回りにより20mm車高をアップ、装着タイヤのせいでさらに約10mm高くなっていて、結果ノーマルアクアよりも「アクア X-URBAN」は35mm車高が高いということのようだ。


確かにコンパクトクロスオーバーは世界的な流行で沢山の車種が発売されているし、これから発売の予定も多い。その流行に乗っかったというのが「アクア X-URBAN」の正体なのではないだろうか。


最近ではクロスオーバーという車の定義が大変あいまいになり、どういった車を指すのかハッキリと分からなくなってきている。少し前までは4WDクロカン車のようなボディー形状で4WDもあり4WDではない車もありという感じだった。
もう少し見回してみるとVWのクロスポロのような存在もある。こちらはノーマル車を車高アップしてペッタンコのタイヤホイールを履いて独自の世界観を作り出している。「アクア X-URBAN」はこれに近いのかもしれない。



↑ トヨタ新型「アクア X-URBAN」のフロント画像、こうして見るとノーマルアクアとそれほど違いなないように見える、しかしよく見てみると少しだけ車高が高いのが分る、またバンパー等のボディー下部にエアロパーツのようなものが付いて塗り分けられているところが特徴だ、後で出てくるがその塗り分けが非常に挑戦的だ、画像はメーカーサイトより拝借



↑ トヨタ新型「アクア X-URBAN」のリア画像、リアから見るとタイヤホイールの直径が少し大きくなっているので腰高な印象を受ける、アクア自体が今まで車高を上げるモデルとかが存在しなかったため大きな違和感を伴うのは事実、VWのポロとかゴルフとかは昔からクロスなんとかというモデルが存在したためこうした違和感は無くなっている、画像はメーカーサイトより拝借



↑ トヨタ新型「アクア X-URBAN」のSPICY COLORというボディーカラーのひとつ、今回新しい試みとしてこうした塗り分けを3種用意しているそれぞれ「BLONZE BASIC」「SPICY COLOR」「COOL BLUE」というネーミングとなっている、ベースは11色ありそれに組み合わせが3種の33種のバリエーションとなっている、これは製造部門は大変だろうと思う、画像はメーカーサイトより拝借



 ↑ トヨタ新型「アクア X-URBAN」のCOOL BLUEという塗り分けの一つ、色の組み合わせの是非はともかく様々な色を組み合わせて選択することができるのが新しい、しかし個人的には全くセンスが悪く買う気になれない色の組み合わせが多いと思う、しかし最近のトヨタは非常にチャレンジャブルだと思うその姿勢は評価できる、画像はメーカーサイトより拝借




パワートレインやその他の機構はノーマルアクアと「アクア X-URBAN」は全く同一のようだ。それだけにメカ部分は枯れた機構なので安心感がある。異なる部分は車高とそのボディーカラーがメインとなる。
個人的にはもっとクロスオーバー風味を出すため、VWのクロスポロのようにボディー下部の作りを変えてしまってもよかったのではないかと思う。その他にもルーフキャリアを作り付けにしてしまうとか、ルーフレールを設置するとか何かと雰囲気は出せるのではないだろうか。少々お手軽なクロスオーバーとなっている。


今回はこのへんで


では




ポチっと応援お願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

ポチポチっと応援お願いします

人気ブログランキングへ

プジョー「208 GTi 30th Anniversary Edition」が走り始めたようだ

2014/12/06
前回この車を紹介したのは2014年の6月だった、その時には2014年11月頃に発売開始となる予定との情報だったがやっと実物が出てきたようだ。


改めて説明すると「208 GTi 30th Anniversary Edition」は文字通り30周年記念車なのだ。その30周年というのは元祖ホットハッチである「205GTi」の登場から30周年を祝うというコンセプトとなっている。


プジョー「208 GTi 30th Anniversary Edition」の装備は次のようになるようだ。


エンジン:1.6Lガソリンターボ(Stop & Start technology)
最高出力トルク:208hp/300Nm(ノーマルノーマル200hp/275Nm)
サスペンション:車高10mmダウン、スプリングレート前30%アップ後80%アップ、トレッド拡張前22mmと後16mm、スタビライザーのチューニング
タイヤホイール:18インチアルミ、Michelin Pilot Sport205/40ZR18
ブレーキ:前323mm×28mmベンチレーティッドディスクとブレンボ4ピストンキャリパー
ミッション:6速MT、トルセンLSD
0-100km/h:6.5秒
燃費:18,5km/L
重量:1,185kg
価格:約416万円(UK価格)
販売台数:800台限定




↑ プジョー新型「208 GTi 30th Anniversary Edition」のフロント画像、外観は前回紹介した時と変わっていないようだ、黒と赤に塗り分けられ特別な車であることを主張している、ホイールがマットブラックでなかなか似合っている、ノーマルはボンネットが分厚い印象があるがこのカラーリングならそれほど目立たない、画像はメーカーサイトより拝借



↑ プジョー新型「208 GTi 30th Anniversary Edition」のエンジン画像、ノーマルよりパワーアップされ208hp/300Nmを発揮するエンジン、ヨーロッパの車で凄いなあと思うのはこういったホットなチューニングをされたエンジンでもアイドリングストップ機構が付くことだ国内では86にも付いていない、ターボが付いているので回して楽しいエンジンかどうかは分からないがトルクが太いので回さなくても走れるだろう、画像はメーカーサイトより拝借



↑ プジョー新型「208 GTi 30th Anniversary Edition」のホイール画像、18インチのマットブラックのホイールが良い感じだ、チラっと見えるキャリパーはブレンボ製で4ピストンとなる、タイヤMichelin Pilot Sport205/40ZR18を履く、サイドシル部分にはよく見ると凝った形状のエアロが付いている、画像はメーカーサイトより拝借



↑ プジョー新型「208 GTi 30th Anniversary Edition」のインパネ画像、ノーマルのGTiと変わらないように見える、元々208は少し特殊なダッシュパネルの作りをしていて通常の車はステアリングホイールの中からメーターを見が208は上からメーターを見るようになっている、これは少し慣れが必要だろう、モチーフの赤いラインがあしらわれているがノーマルよりも逆に大人しい感じだ、画像はメーカーサイトより拝借



↑ プジョー新型「208 GTi 30th Anniversary Edition」の走行フロント画像、レインコンディションだがサーキットで走らせている、ロールは軽くてステアリングをこじっているような印象は無いのでアンダーは目論見通り軽くなっているようだ、サスペンションのセッティングがリア側を堅くしているのでアンダー対策がなされているのだ、画像はネット上から拝借



↑ プジョー新型「208 GTi 30th Anniversary Edition」の走行サイド画像、もう少し前かがみの姿勢にしても良いかもしれないし車高をあと20mm程度下げるとスペシャル感が出ると思う、なんだかアドバンカラーのようだが目立つのは間違いなし、画像はネット上から拝借



↑ プジョー新型「208 GTi 30th Anniversary Edition」の走行リア画像、雨ではあるがロールは少なそうな雰囲気、意外とリアバンパー辺りにボリューム感がある、たぶんドライで乗ると内側リアタイヤが浮いてしまうのではないだろうか、スプリングやスタビを固めると足の伸び側の動きが悪くなる、画像はネット上から拝借



↑ プジョー新型「208 GTi 30th Anniversary Edition」の走行リア画像その2、この角度からはやっぱりアドバンカラーだ、もう少し車高が低ければカッコ良いのに残念、画像はネット上から拝借



↑ プジョー新型「208 GTi 30th Anniversary Edition」のフロントシート画像、かなりゴツイバケットシートが付いているがサポートはそれほど深くない、全体的にラグジュアリー傾向が強くて走りに振っている印象ではない、サスペンションチューニングなどを考えると少し中途半端な車になってしまっている、もっと硬派な仕上げをした方が良いのではないだろうか、画像はネット上から拝借




↑ プジョー新型「208 GTi 30th Anniversary Edition」のリアシート画像、初代の205GTiもそうだったがホットハッチであっても非常に実用性が高いことがこのカテゴリーの車の美点、この車でお買い物やら送迎やら全く問題なくこなせるところが良い、コンパクトなスポーツカーが生き残るのはこうしたところにあるのかもしれない、画像はネット上から拝借




英国では既に発売開始しているようでいつものことながらうらやましい限りだ。ホンダもNSXやシビックType-Rを世界に先行して英国で予約開始をしていたりする。それだけにスポーツカーを見る目が厳しいマーケットなのだろう。
右ハンドル仕様もあるので日本に導入するのは比較的簡単に思えるが世界で800台の限定となっているために入ってこないのではないだろうか。これに関してはまだアナウンスは無いようだ。



今回はこのへんで


では




ポチっと応援お願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

ポチポチっと応援お願いします

人気ブログランキングへ

Opel新型「Karl」は1万ユーロの重要なエントリーレベルのコンパクトカー、ちょっと煮詰めが足りない

2014/12/5
1万ユーロというから日本円に換算して約147万円といったところだろうか。


オペルは新型のコンパクトカー「Karl」を発表している。なんでも1万ユーロで買えるオペルにとってのエントリーレベル車になる。それでも5人が乗れ、5ドアを備え、1.0リッターの最新エンジンを積む。そしてオペル最新のデザイン言語によるデザインが自慢だ。
ライバルとしてはフィアットパンダやVWのUP!を想定していてヴィッツよりも少しだけ小さいがほぼ同じクラスに属する。スペックは詳細が発表されていないが分っているものは次のような内容だ。


「Karl」スペック(詳細は未発表)


エンジン:1.0L 3気筒ECOTECガソリン 75PS
サイズ:全長3,680mm
安全装備:ESP、ABS、Hill Start Assist、 Lane Departure Warning、Park Assist、Cruise control with speed limiter
快適装備:シート&ステアリングホイールヒーター、サンルーフ(オプション)
マンマシン:Opel IntelliLink
タイヤホイール:14~16インチ
車体色:10種類
発売時期:2015年春



↑ オペル新型「Karl」のフロント画像、コロコロっとした外観が第一印象だ、ボンネットは歩行者保護のため最近の車らしく分厚い、全体的にはスズキのスプラッシュのような塊感がある、サイドのキャラクターラインは躍動感のあるもの、画像はネット上から拝借



↑ オペル新型「Karl」のリア画像、サイドのキャラクターラインが前からと後ろからそして下部にもあり結構躍動感がある、リアハッチ部分は無難な仕上がりだが最近の車らしくウィンドウが小さい、リアオーバーハングが非常に短く荷室が狭そうな印象、サイドのウィンドウは後ろに行くにしたがって跳ね上がりこれもまた躍動感を生んでいる、画像はねっと上から拝借



↑ オペル新型「Karl」のリア画像少し上方から、この角度からだとこの車のデザインの良いとこが見えるような気がする、特にリアフェンダー部分はこのサイズにしてはボリューム感を出している、もう少しだけ車高を下げるとカッコ良くなるかもしれない、画像はねっと上から拝借



↑ オペル新型「Karl」のインパネ画像、非常に小振りだがうまくデザインされたインパネ、中央のエアコン操作部分が非常にシンプルだ、シートにも安物感は無い、最近の車らしく大型モニターが埋め込まれユーザーのスマートフォンとOpel IntelliLinkで連係することが可能だ、ステアリングホイールは真円のタイプで少しコーン形状になっている、画像はネット上から拝借



↑ オペル新型「Karl」のメーター画像、一見すると非常にシンプルなのだが何かギミックが隠されているのだろうか、今となっていは少し古臭い印象のある2眼のアナログメーターを装備する、でもこういったシンプルなのが一番見やすいと思う、画像はネット上から拝借



↑ オペル新型「Karl」のリアシート画像、リアシートは平板なシートで長距離はしんどそうだ、足元をよく見てみると十分に広そうな印象、ただ前席をどのようにセットしているかが分からないので要注意、後席住人のすぐ頭上がリアウィンドウとなっているので荷室のスペースはミニマムだと思われる、リアドアにウィンドウレギュレーターが付いていて手動でウィンドウを上下させる必要がある、画像はネット上から拝借




個人的には街中で利用するのが前提であればスマートやIQなどがサイズ的な事や経済性を考えればベストだと思う。この際の条件としては常時2名+時々2名乗ることがあるといった想定だろうか。
こうした街中で使用する前提とすれば先行するコンパクトカー達に強烈な差別ポイントを持つべきだ。残念ながらオペルの新型「Karl」にはそういった強烈な差別化のポイントが無いように思う。たぶん価格で勝負を挑むのであろうが、その結果はどうなるのだろう。少し行き先が心配だ。


今回はこのへんで



では





ポチっと応援お願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ポチポチっと応援お願いします

人気ブログランキングへ

シュコダ「オクタビア スカウト」、堅実なつくりで流行のワゴン型クロスオーバーで存在感あり

2014/12/04
今回もシュコダ繋がりで「オクタビア スカウト」をピックアップしてみた。


この「オクタビア スカウト」は「オクタビア コンビ」というワゴンモデルをベースとしている。その車高を約30mm上げて4WDと組み合わせ外観を整えてクロスオーバー化したのがこのモデルだ。

こう書くとSEAT「Leon X-Perience」と成り立ちが全く同じなのだ。ブランド違いで同じ手法でバリエーションを増やしているということだ。これこそVWグループのシナジー効果だろう(シュコダはVWグループの自動車メーカー)。


さっそくスペックを見てみよう。

サイズ:全長4,685mm×全幅1,814mm×全高1,531
エンジン:TDI2.0Lエンジン、184hp、燃費20.4km/L
ミッション:6MT、6AT(DSG)
駆動方式:ハルデックスカップリング4WD
タイヤホイール:225/50R17


↑ シュコダ「オクタビア コンビ」のサイド画像、こちらはスカウトの元となるモデル、端正な外観を見せるワゴン、全体のバランスが良くシンプルでクリーンだ、ヨーロッパではこのサイズのワゴンの存在感が非常に大きいと感じる、画像はメーカーサイトより拝借



↑ シュコダ「オクタビア スカウト」のフロント画像、コンビの車高を役30mm上げてバンパー下部とフェンダーアーチに樹脂製の黒いパーツを付けてクロスオーバー仕上げが施してある、この手法はクロスオーバーの定番となった最初はオールロードクワトロだったと思う、外観はSEAT「Leon X-Perience」とほとんど同じように見える、画像はネット上から拝借



↑ シュコダ「オクタビア スカウト」のリア画像、うまいことクロスオーバー感を出している、車高の設定、フェンダーアーチの黒い部分、バンパー下のシルバーのガード風パーツそれにルーフレール、タイヤホイールが18インチでは無く17インチで少しボリュームがあるのも良い、画像はネット上から拝借



↑ シュコダ「オクタビア スカウト」のサイド画像、非常にシンプルなサイドの様子、キャラクターラインらしきものは全くないデザインだ、少しだけボルボの雰囲気があるように思える、車高30mmアップはかなり腰高に見えるのでクロスオーバー化は成功と言える、画像はネット上から拝借



↑ シュコダ「オクタビア スカウト」のインパネ画像、配置も含めてSEAT「Leon X-Perience」とは異なる作りをしていて雰囲気は異なる、色目は非常に落ち着いたものとなっている、デザイン的には少し古臭い感じがするが逆にこれが落ち付く原因だろうと思う、ステアリングホイールは真円となっていてオーソドックス、画像はネット上から拝借



↑ シュコダ「オクタビア スカウト」のカラーバリエーション、ベースとなるオクタビア コンビがかなりの主力車種なのだろう13種類ものカラーバリエーションがある、全体的に暗い目の色が多いが選択肢が多いのはユーザーにとっても良い事だ、例えばつい先日発売になったスバルのアウトバックは9色から選択することができる、色に関しては「オクタビア スカウト」の勝ちだ、画像はメーカーサイトより拝借




やはりヨーロッパではこのクラスのワゴンは存在感が非常にある。そしてそれをベースにしたクロスオーバーも人気があると思われるが、本当に高い車高と4WDシステムが必要なのかどうかはユーザーの判断に委ねられる部分だろう。こうしたクロスオーバー風味だけで選択するユーザは少ないかもしれない。
そういう意味では逆に高い車高と4WDシステムをせっかく備えているのだから、きちんと性能発揮できるようになっていないと意味が無いという事だ。そしてそこを必要しているユーザーもチェックしているのだろうと思う。見る目が厳しいだけにその部分はかなり詰められているのだろうと思う。日本では全く目にする機会が無いだけに一度乗ってみたいものだ。



今回はこのへんで
では

シュコダ新型「イエティ」はスタイリッシュではないが使いやすそうなクロスオーバー

2014/12/03
個人的にも大好きなシュコダ「イエティ」は以前にも紹介したが、新型が出ているので再度紹介する。


シュコダはチェコの自動車メーカーで長い歴史を持っている。現在はご存じのとおりVWの傘下に入っていて、前回紹介したスペインのセアトと兄弟メーカーに当たる。


シュコダ「イエティ」はヨーロッパでは非常によく売れているクロスオーバーで、ちゃんと4WDモデルがある。TomTom個人的には先代のイエティの補助等のようなヘッドライトが好きだったが、残念ながら今回のモデルはそれが無くなってしまった。



スペックを軽くおさらいしてみよう。


サイズ:全長4,222mm×全幅1,793mm×全高1,691mm
エンジン(ディーゼル):2.0TDI(170ps 15.9km/L)、2.0TDI(140ps 15.9km/L)、2.0TDI(110ps 16.9km/L)、1.6TDI(104ps 20.0km/L)
エンジン(ガソリン):1.8TSI(160ps 12.8km/L)、1.4TSI(122ps 15.1km/L)、1.2TSI(104ps 15.9km/L)
ミッション:6MT、6AT(DSG)、7AT(DSG)
制御機構:ESC、AFS()、downhill assistant、Driver Activity Assistant、回生システム
マンマシン:MirrorLink(スマートフォンと連携)、SmartGateApps(スマホ用各種アプリ)
スマホ用アプリ:Offline GPS Navigation、Personal internet radio、Wetherforcast and reports、Downloading and listening audiobooks、Mobile parking app



このイエティはコンパクトクロスオーバーの中ではヨーロッパの売れ筋に当たる。細部を見るとかなり良く作り込まれていて、VWと同様に堅い作りとなっていて安心感がある。昨今のコンパクトクロスオーバーは 街中で使われることがほぼ前提となっているので、都会派のイメージでプロモーションだ。それがあまり似合っているとは思わないが。
TomTom的にはもう少しボディーが小さいほうが好みだが、イエティのディーゼル170ps+DSGモデルには非常に惹かれるものがある。




↑  シュコダ新型「イエティ」のフロント画像、全体的な外観はそれほど変わらないが細部がリファインされている、残念なのはフロントの補助灯風のライトが無くなってしまった事だ、おかげでフロントグリルは少しスマートに洗練されたような印象だ、先代のフロントマスクのほうがアクがあって良かった、コンパクトというのは少し全幅が大きいが日本でも使いやすそうなサイズだ、こうして世界を見渡してみればコンパクトクロスオーバーは群雄割拠な状態となっているのが良く分る、素晴らしいコンパクトクロスオーバーが数多く存在する、画像はネット上から拝借



 ↑  シュコダ新型「イエティ」のリア画像、この切り立ったリアゲートがイエティの特徴、非常にシンプルで分かりやすい形をしている、これだけ切り立ったテールゲートなら積載能力も安心だ、ハッチには少しだけVWの面影がある、細部についた装飾が少し煩い感じがする、最低地上高は高くないので本格的なオフロードは苦しいだろう、画像はネット上から拝借



↑  シュコダ新型「イエティ」のラゲッジ画像、 後席は3分割となっている、後席を倒すとフルフラットにはならないがかなり広い荷台、後席乗車状態でも四角くて使いやすそうな形状、床下は薄い2重底、トノカバーも付くようだ、それにしても車体の幅が上から下まで同じで寸胴シェープなのが良く分る、画像はメーカーサイトより拝借



↑  シュコダ新型「イエティ」のシート画像、個人的にはこのシート素材が大変気に入った、ざっくりとして良い感じだ、内装トリムはかなりのバリエーションがあるので好みで選べるようになっている、VWと比較すると同じようにカッチリとはしているが少しだけこちらのほうが明るい雰囲気なのではないか、画像はメーカーサイトより拝借



↑  シュコダ新型「イエティ」の内装トリムバリエーション画像、シート生地が何種類かあり選択できる、色目は渋い色目を使う、国産車にはこうしたシートの感触を出している車は少ないのではないか、ヨーロッパの車のシートには感心することが多い、画像はメーカーサイトより拝借





↑  シュコダ新型「イエティ」のステアリングホイール画像、 なぜか2種類のステアリングホイールがあるようだ、左は真円で右は下部がフラットなD形状となっている、たぶんD形状のほうがスポーティーな格付けなのだろう、これもVWグループの流儀だ、個人的にはステアリングホイールは真円に限る、画像はメーカーサイトより拝借




 こうして画像を見てみるとシュコダ「イエティ」はかなり真面目に作り込まれた車ということが良く分る。VWグループのシナジー効果を最大限に発揮しつつ個性をうまくつけているのが素晴らしい。個人的には日本においてVWの車には少し飽きてしまったが、同じ血を引くシュコダやセアトは目新しく映り新鮮だ。またVWのように真面目一辺倒な雰囲気でもないので印象は良い。シュコダ「イエティ」も日本に入れてくるとかなり人気が出るのではないだろうか。



今回はこのへんで


では




ポチっと応援お願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ポチポチっと応援お願いします

人気ブログランキングへ

SEAT「Leon X-Perience」は、アウディーのオールロード、スバルのアウトバックなのだ

2014/12/01
SEATという自動車メーカーは日本ではあまりなじみが無いがVWグループのメーカーなのだ。



前に「Leon Cupra 280」を紹介したが、なかなかユニークな車作りをしているメーカーだ。
中身はVWのエンジンやミッションを流用しているのだが違った個性に仕立て上げている。


今回紹介する「Leon X-Perience」はアウディで言うとオールロードのようなモデルでワゴン型のクロスオーバー車となる。ベースとなるモデルはLeon STで車高を15mm上げることによりクロスオーバー風味としている。他のワゴン型のクロスオーバーと同じく前後バンパーの下部からフェンダーアーチ部分を樹脂製とする手法を取る。これも定番の味付けだが内装は少しプレミアムな味付けをすることにより高級感を出している。
パワートレインはTDI2.0Lエンジンにより184hpと380Nmを発揮、トランスミッションはDSG、これに4WDが組み合わされ、燃費は20.1km/Lとなる。



スペックを簡単に書いておこう。


サイズ:全長4,543mm×全幅1,816mm×全高1,481mm
エンジン:TDI2.0Lエンジン、184hp/380Nm、燃費20.1km/L
ミッション:DSG
駆動方式:ハルデックスカップリング4WD
サスペンション:前ストラット、後4リンク、車高15mmアップ
タイヤホイール:17インチが標準、オプションで18インチ、225/45R18
制御機構:four-wheel EDS、XDS、ESC、DCC、ドライブプロファイルによりEco/Comfort/Sport切替可能
安全装置:アダプティブクルーズコントロール、シティーエマージェンシーブレーキ、レーンキーピングアシスタント、疲労検知、自動ハイビーム、ポストコリジョン
ヘッドライト:フルLED
ナビゲーション:State-of-the-Art Infotainment Systems、近接センサーにより指での操作時に画面が切り替わる仕組みがある


↑ SEAT「Leon X-Perience」のフロント画像、フロントマスクは非常にあっさりとしたデザインで昔のマツダ車風、Aピラーから後ろは同じグループのアウディオールロードとどことなく似ている、ひょっとしたらこの車をスバルのアウトバックくらいの価格で日本に導入出来たら売れるかもしれない、個人的には興味津々な車である、画像はネット上から拝借



↑ SEAT「Leon X-Perience」のリア画像、ワゴン型のクロスオーバーの定番処理としてボディー下部の樹脂部品やガード風の装備もある、全体的にシンプルでクリーンな外観、このメタリックのブラウンがイメージカラーのようだ、画像はネット上から拝借



↑ SEAT「Leon X-Perience」のサイド画像、 横から見ても全体的なバランスが非常に良い外観、タイヤホイールとボディーのバランスも今風で理想的だ、サイズ的にはそれほど大きな車でもないので日本でもちょうど良い大きさだと思う、ルーフには黒く見えるルーフレールの装備がある、画像はネット上から拝借



↑ SEAT「Leon X-Perience」のインパネ画像、VWの車とほとんど同じ作りのインパネ、相変わらず生真面目な印象を受ける、それだけに使い易そうだが華は無い、茶色に見える部分はアルカンターラ素材となっていてオプションのトリムとなっている、画像はネット上から拝借



↑ SEAT「Leon X-Perience」のシート画像、 非常にシンプルな室内で長く乗るには飽きないで良いと思う、ダッシュボードには明確な水平のラインがある珍しい作り、シートは見るからに快適そうなシートだ、画像はネット上から拝借



↑ SEAT「Leon X-Perience」のラゲッジ画像、これまた使い易そうなラゲッジ、タイヤハウスの張り出しが最小限となっていて有効に使える、前後の長さもたっぷりありそう、リアシートは6:4分割でセンターに長尺物を積めるように穴が開いている、バンパー下にはガード風の物が付く、画像はネット上から拝借




車のスペックや画像を見て、VWグループらしく手堅い作りをしている。それに各種機構は使い慣れたモノが多く信頼性もあるだろう。VWグループではSEATもSKODAもVWとは異なる個性を発揮しながら車の内容は手慣れた共通の機構で仕上げているのだ、グループでのシナジー効果が出ているという事だ。

日本で見慣れたVW車とは異なるので非常に新鮮な印象を受ける車だ。このサイズなら日本に持ってきても使い易いサイズなのでユーザーに受けるだろう。
問題は価格だがスバルのアウトバックと同じ価格帯に設定することができれば、大いに人気が出るのではなかろうか。

ただし日本におけるVWグループの戦略に今のところSEATは無いようだ。



今回はこのへんで
では