この背景には様々な事情があるようだ。
最大の理由としては世界一の自動車のマーケットということがある。世界的に先進国は飽和しており、それ以外の国での販売を伸ばすしかない。その中でも中国マーケットは最大でかつ高価な車が売れるマーケットだ。超高級車から大衆車まであらゆる車の販売が見込める。金融バブルは弾けようとしているのにこの活況はちょっと心配なところでもある。また政治的な規制が突然入る事もあり企業にとってはリスクが大きい。それでもリスクを犯してこのマーケットを取りに行くということだ。特にVWグループは力が入っているように思う。
次にHV、PHV、EVへの補助金が出ておりユーザーにとっては購入しやすい環境になっている。PM2.5問題のように環境対策が全く後手に回っている現状では、こうした環境対策車を増やす戦略は有効だろう。これを上手く使って環境対策車の販売を伸ばそうというわけだ。またユーザーも自分達が日々PM2.5などで実感しているためにこういう意識も高いだろう。そもそも燃費も良いので時代にマッチしている。
自動車メーカー各社はこの中国マーケットにその事情に合わせた車を投入する。またパイが大きいだけに他では見られない特殊な車もあったりする。例えば通常のモデルのホイールベースをストレッチしたセダンなどは高級車として人気があるようだ。
かなり特殊なマーケットではあるがその巨大さゆえに無視できないところだろう。経済の行く先が不透明ではあるので今後の推移をじっくりと見守りたい。
今回はこのへんで
では
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