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BMW「X4」にMモデルが追加、「X4 M40i」背は高いが十分速い

2015/10/01
BMWで言うところのSAC(Sports Activity Coupe)は背の高いセダンで最近のトレンドの最先端だ。
そのX4のラインアップにMモデルの「X4 M40i」が追加となった。
↑ BMW「X4 M40i」のリア画像、このモデルの特徴を良く表しているショット、背の高いハッチバックセダンであることが良く分かる、BMWではスポーツアクティビティークーペ(SAC)と呼んでいる、画像はメーカーサイトより拝借


BMW「X4 M40i」のスペック

ではさっそく「X4 M40i」のスペックを見てみよう。

エンジン:3.0L直列6気筒ガソリン、TwinPower Turbo、
最高出力:360hp/5,800~6,000rpm
最大トルク:465Nm/ 1,350~5,250rpm
燃費:8.6L/100km(Combined、11.6km/L)
最高速度:250km/h(リミッター作動)
駆動方式:xDrive(4WD)
0-100km/h加速:4.9秒
ミッション:8速 Steptronic
タイヤホイール:
 標準,前245/45R19,8.5J×19、後275/40R19,9.5J×19、Michelin Primacy Runflat
 オプション,前245/40R20,8.5J×20、後275/35R20,10J×20、Michelin Pilot Super Sport
車両制御:
 Dynamic Damper Control
 Variable Sports Steering
 Performance Control
安全装備:
 Driving Assistant Plus,collision warning,City brake activation
 Active Cruise Control,Stop & Go functionality,Departure Warning(オプション)
インフォテイメント:BMW ConnectedDrive Services(オプション)


BMW「X4 M40i」の外観画像

それでは外観の画像を見てみよう。
BMW「X4 M40i」ののフロント画像

↑ BMW「X4 M40i」のフロント画像、Mモデルだからと言うところは特段無いが開口部が少し大きい、画像はメーカーサイトより拝借

BMW「X4 M40i」ののフロント画像その2
↑ BMW「X4 M40i」のフロント画像その2、このボディーを最初に見た時は違和感があったが随分とモデルが増殖していて違和感が無くなった、標準で19インチ、オプションで20インチのタイヤホイールを履くことから考えるとボディーのボリューム感は相当なものだ、画像はメーカーサイトより拝借

BMW「X4 M40i」ののサイド画像
↑ BMW「X4 M40i」のサイド画像、ルーフの形状はBピラー辺りから明らかに落ちて行きリアシートのヘッドクリアランスは大きくなさそう、特にリア部分が独特の形状をしている、オーバーハングが前も後も切り詰められてスポーティーさを出している、画像はメーカーサイトより拝借

BMW「X4 M40i」ののリア画像その2
↑ BMW「X4 M40i」のリア画像その2、リアエンドはそれほどスポーティーな印象は無い、マフラーは左右2本出しであまり迫力が無い、非常に高性能車なのにデフューザーも控えめ、リアタイヤは275サイズが付く、画像はメーカーサイトより拝借


BMW「X4 M40i」の内装画像

内装はゴージャスな印象でこの車の性格を物語っていると思う。
BMW「X4 M40i」のインパネ画像
↑ BMW「X4 M40i」のインパネ画像、インパネは他のBMW車とそれほど変わらない、BMWで感心するのはステアリングホイールが真円になっている事だ、白いレザーがゴージャスな印象、BMWのコントロール類はブラインドタッチを前提としているところが良い、画像はメーカーサイトより拝借

BMW「X4 M40i」のシフトレバー画像
↑ BMW「X4 M40i」のシフトレバー画像、この部分はBMWの標準的なモノ、ミッションは8速ステップトロニックとなる、画像はメーカーサイトより拝借

BMW「X4 M40i」のフロントシート画像
↑ BMW「X4 M40i」のフロントシート画像、主にアメリカのマーケット用だろうかBMWにしてはゴージャスな内装となっている、高性能な割にはシートはそれほど深くない、画像はメーカーサイトより拝借

BMW「X4 M40i」のリアシート画像
↑ BMW「X4 M40i」のリアシート画像、後席は広くない、足元とヘッドクリアランスはミニマムだろう、フル乗車の想定をあまりしていないのだろうと思われる、画像はメーカーサイトより拝借

BMW「X4 M40i」のラゲージスペース画像
↑ BMW「X4 M40i」のラゲージスペース画像、奥行きはかなりあるので荷物の積載は苦労しないだろう、2名で小旅行に出かけるような想定なのか、画像はメーカーサイトより拝借



このX4のボディーはX6よりは小さく取り回しがしやすいだけに街中で乗り回すという事になるだろう。
しかしこの「X4 M40i」もそうだが、背の高いクーペにこれだけの性能が必要なのだろうか。
個人的には少し疑問が残る。
以前にも紹介した「GLE450 AMG Coupe」と同じ流れだ。

日本ではちょっととっつきにくいデザインだとは思うが、いずれにしてもこの背の高いクーペボディーは世界中のトレンドなのだ。



今回はこのへんで
では

「BMW Concept M4 GTS」は水がいっぱい、吸気水噴射と水冷ターボでパワーアップ

2015/08/20
アメリカのペブルビーチで「BMW Concept M4 GTS」が発表された。
この車は既にMOTO GPにセーフティーカーとしてお披露目されているが今回はより生産型へ近づいた形と言える。


「BMW Concept M4 GTS」のスペック

現在分かっているスペックを上げてみよう。

ボディー関係

OLED(有機発光ダイオード)のテールランプ
調整式フロントスポイラーおよびリアウィング
CFRP製のボンネット
外装色:Frozen Dark Grey Metallic
アクセント色:Acid Orange

エンジン関係

エンジン:直噴3.0L直列6気筒ツインターボ
水噴射システム:インテークマニーホールド内に霧状の水を噴射
  吸気の温度を下げる事でノッキングを排除し、より高いブーストと素早いレスポンスを発揮
冷却システム:2つのラジエターを持つ2系統の冷却システム
  トランスミッションとターボチャージャーを効果的に冷却
  ターボチャージャーは専用の電動ウォーターポンプを持つ
最大出力:431ps/5,500~7,300rpm
最大トルク:56.1kgm/1,850~5,500rpm

駆動系

ホイール:666M、軽量鍛造ホイール、前9.5J×19、後10.5Jx20
タイヤ:Michelin Sport Cup 2、前265/35R19、後285/30R20



「BMW Concept M4 GTS」の画像

それでは「BMW Concept M4 GTS」の画像を見てみよう。
「BMW Concept M4 GTS」フロント画像
↑ 「BMW Concept M4 GTS」フロント画像、バンパーより上はごく普通だ、バンパー下の開口部が大きく高性能を主張している、リップ部分にアクセントカラーが入れてあるがもう少しビビッドな色でも良いだろう、画像はBMWより拝借

「BMW Concept M4 GTS」フロント画像その2
↑ 「BMW Concept M4 GTS」フロント画像その2、わずかにフェンダーが膨らんでいるのが分かる、それ以外はスッキリしたボディーサイド、画像はBMWより拝借

「BMW Concept M4 GTS」サイド画像
↑ 「BMW Concept M4 GTS」サイド画像、えらくスッキリしたボディーサイドだ、フロントフェンダーは流行の穴開きでボディーサイドのキャラクターラインと一体となったスッキリしたデザイン、タイヤホイールが前後異径だがそれを感じさせない、車高は市販を前提としているのか比較的高い、画像はBMWより拝借

「BMW Concept M4 GTS」リア画像
↑ 「BMW Concept M4 GTS」リア画像、この角度からだとリアフェンダーのボリューム感が凄い、ルーフのラインがきれいにリアへ落ち込んでいる、このルーフのラインだと4座だとしてもリアシートにはまともに座れないだろう、ひょっとしたら2シーターなのか?、画像はBMWより拝借

「BMW Concept M4 GTS」リア画像その2
↑ 「BMW Concept M4 GTS」リア画像その2、マフラーは左右振り分けの4本出し、デフューザーは控えめな物が付く、見慣れたBMWの後ろ姿だ、画像はBMWより拝借


「BMW Concept M4 GTS」の細部画像

さらに各部のディティール画像を見てみよう。
「BMW Concept M4 GTS」フロントスポイラー画像
↑ 「BMW Concept M4 GTS」フロントスポイラー画像、2段構造になっていて上部がカーボン剥き出し下部がアクセントカラーで塗られている、角度がアジャストできるようだ、画像はBMWより拝借

「BMW Concept M4 GTS」ホイール画像
↑ 「BMW Concept M4 GTS」ホイール画像、フロントは19インチに265/35R19、リアは20インチに285/30R20を履く、ホイールは鍛造で軽量の666M、スポークの細さが印象的、ブレーキキャリパーのスペックは発表されていないが対向6ポットのモノブロックか?、19インチホイールでもギリギリの大きさだ、タイヤはMichelin Sport Cup 2、画像はBMWより拝借

「BMW Concept M4 GTS」テールランプ画像
↑ 「BMW Concept M4 GTS」テールランプ画像、OLEDを採用したテールランプとあるが点灯していないのでどんなものか分からない点灯した画像が欲しいところ、画像はBMWより拝借

「BMW Concept M4 GTS」リアウィング画像
↑ 「BMW Concept M4 GTS」リアウィング画像、カーボン製のリアウィング、形状はそれほど凝ったものでは無くDTMで流行の上持ちでもない、角度は調整可能となっている、画像はBMWより拝借


「BMW Concept M4 GTS」は今にも市販できそうな出来栄え

画像を見る限り非常に完成度が高く今にも市販できそうな出来具合だ。
やはりクーペボディーだけにセダン形状のM3よりもかなりスポーティーな印象だ。カーボンを多用している事もありマニアックな層には大いに受けそうだ。
日本にはいつ頃入ってくるのだろうか非常に楽しみだ。



今回はこのへんで
では

BMW3シリーズのフェースリフト、ディーゼルに力が入っている

2015/05/09
BMWの3シリーズのモデルチェンジが発表されている。日本でも以前から情報は入っており2015年の夏にモデルが入れ替わるはずだ。


今回の3シリーズモデルチェンジはディーゼルに力が入っている

BMWの3シリーズは今年で40周年となる。40周年とは直接関係は無いが時代を表すモデルチェンジとなっている。今回のモデルチェンジはディーゼルモデルに力が入っておりディーゼルエンジンは新開発となっている。ガソリンとディーゼル含めてパワーは116hp~326hpのバリエーションがある。ガソリンエンジンは4種で3気筒/4気筒/6気筒がある。特にガソリン3気筒エンジンは現在のトレンドだ。一方ディーゼルエンジンは7種で4気筒ターボ、BMW316d/BMW318d/BMW320dは新開発となっている。どちらかというとディーゼルモデルに力が入っている印象だ。
↑ 1975年のE21初代の320、画像はメーカーサイトより拝借


3シリーズディーゼルの燃費向上が著しい

各モデルの燃費性能は次のようになっている。特に320dの燃費向上は11%に達していて実用車としては非常に素晴らしい数値だ。

BMW 320i Sedan/BMW 320i Touring

セダン16.9km/L~18.9km/L、ツーリング15.9km/L~18.2km/L

BMW 330i Sedan/BMW 330i Touring 

セダン15.4km/L~18.2km/L、ツーリング14.9km/L~17.2km/L

BMW 340i Sedan/ BMW 340i Touring

セダン13.0km/L~15.4km/L、ツーリング14.3km/L~14.7km/L

BMW 320d

燃費11%向上、23.3km/L~26.3km/L、163hp、8速ステップトロニック

BMW新型3シリーズのスポーツラインフロント画像
↑ BMW新型3シリーズ340iスポーツラインのフロント画像、外観はそれほど変わっていない印象だ、画像はメーカーサイトより拝借

BMW新型3シリーズのスポーツラインフロント画像その2
↑ BMW新型3シリーズ340iスポーツラインのフロント画像その2、3シリーズもサイズが大きくなった事を改めて感じるショット、全体的には非常に良くまとまったシルエットだ、画像はメーカーサイトより拝借

BMW新型3シリーズのスポーツラインサイド画像
↑ BMW新型3シリーズ340iスポーツラインのサイド画像、この340iは立派なブレーキを装着している、低く構えたスポーティーな印象だ、画像はメーカーサイトより拝借

↑ BMW新型3シリーズ340iスポーツラインのリア画像、リア周りもそれほど変わった印象は無く従来通りのリア周り、画像はメーカーサイトより拝借

BMW新型3シリーズ340iスポーツラインのインパネ画像
↑ BMW新型3シリーズ340iスポーツラインのインパネ画像、内装も見た目はそれほど変わった印象は無い、ナビゲーションシステムが一新されていてヘッドアップディスプレーなども採用されているようだ、さらにLTE通信を内蔵し標準で車の外と通信がサポートされる、画像はメーカーサイトより拝借



駆け抜ける歓びはどうなるのだろうか

今回のモデルチェンジで環境性能を大きく改善したBMW3シリーズだが少し心配なのは駆け抜ける歓びが失われていないかということだ。もちろんディーゼルでもドライビングプレジャーがあるのだろうが、従来のガソリンモデルには及ばないと思っている。やはりコーンと澄み渡るエンジンの咆哮と意のままに操れるシャーシが一体となっての事だ。我々ユーザーも時代に合ったドライビングプレジャーを求めないといけない時代なのだろうか。少し複雑な思いがするのだ。



今回はこのへんで
では

ALPINA「D3 BITURBO」は孤高のディーゼルモデルだろうと思う

2014/08/12
世の中ハイブリッドやらFCVやらディーゼルやら様々なパワープラントが賑やかだ。

昔々ある所に4WD好きな青年が住んでおりました。その青年は4WDの重量のあるボディーにはディーゼルターボのトルクフルなエンジンがベストマッチだと考えていました。実際車は4WDやワンボックスに変わりましたが、その都度ディーゼルターボのモデルを選んだおかげで楽しく軽快に車を走らせることができましたとさ。

ということでこのお話は私自身なのである。若い時はラリーに没頭したが、その後は趣味の自転車活動に合わせて4WDやワンボックスの大きくて重い車を選ぶことが多かった。その時の体験でディーゼルは少し振動と回転が上がらないこと(レッドゾーンが低い)を除けばトルクフルで回さなくても快適な移動ができるということ体験していた。

ここのところディーゼルの車が話題に上がることが多い。近年東京都が規制をしたおかげで日本国内ではディーゼル乗用車が衰退していたが、マツダのスカイアクティブDを皮切りにディーゼル乗用車が見直されつつある。それまでも三菱や日産からもクリーンディーゼルという触れ込みでディーゼルエンジンは出ていたのだが、なんと言ってもマツダのスカイアクティブDがディーゼルエンジン復権の立役者なのだ。さらに2014年末(ひょっとしたら9月?)までには1.5Lのデミオディーゼルも発表されて小排気量ディーゼルエンジンについても先鞭を付けることになる。

こうしたディーゼルエンジンへの関心の高まりは皆さんも同じように感じていることだろう。ご存知のようにディーゼルエンジンはヨーロッパではCO2の排出量が低いということで環境に優しく燃費が良いと、我々が思っている以上に普及している。そこで輸入車でもディーゼルエンジンを搭載したモデルは近年種類を増やしている。メルセデスやBMWにも当然ラインアップがある。

ここで本題に入ろうと思うが、ALPINAというブランドについて個人的に感じているところを書いておく。ALPINAはBMWのチューナーとして1960年代に設立されたブランドだ。現在ではBMWの正規ディーラーでも扱う、つまりメーカー公認のチューナーなのだ。私が若い頃のAPLINAはパワー競争の最中ではあったが、他のメーカーよりもエレガントな雰囲気を醸し出したお上品なチューナーだった。これ見よがしな外装は全く無く、ALPINAと書かれたラインが車を一回りしていて控えめな空力付加物が付いていた。一番のポイントはホイールだった、フィン形状の美しいシルエットを持つアルミホイールをお上品に履いて、これまたお上品な車高設定で非常に大人の車という印象だった。

そんなALPINAが手掛けるディーゼルエンジンモデルは2003年に初代のD3が日本に導入され、早くからディーゼルモデルを手掛けているのは先見性があったのだろう。現行の「D3 BITURBO」はそれがよりブラッシュアップされ、ガソリンエンジンではめったに見ることのない高トルクを実現している。

まずスペックを見てみよう。

サイズ:全長4645mm×全幅1810mm×全高1445mm
重量:1660kg
エンジン:直列6気筒3.0Lツインターボ、ディーゼル
最高出力:350PS
最大トルク:71.4kgm(1500-3000rpm)
ミッション:8AT(SWITCH-TRONIC)
タイヤホイール:MICHELIN Pilot Sport前245/35ZR19(ALPINA CLASSIC/8J×19inch)、後265/35ZR19(ALPINA CLASSIC/9J×19inch)
0-100km加速:4.6秒
最高速度:278km/h
燃費:17.0km/L(JC08)

このスペックを見てビックリするのは、めったに見ることのないトルクの数値とその発生回転数だ。これは今までのドライビング感覚は全く捨て去らないとドライビングできないに違いない。もちろんパワーも尋常ではない数値を絞り出している。それでいてJC08燃費が17.0km/Lとは恐れ入る。ちなみに価格は977万円(税込)なのだ。少しオプション料金を足せば右ハンドルを選べるのは非常に良心的だと思う。この価格はこのスペックにして非常にリーズナブルではないだろうか。


↑ ALPINA「D3 BITURBO」左がLIMOUSINE右がTOURING、フロント画像、真正面から見るとそれほどノーマルの3シリーズと変わるところが無いように見える、フロントのスポイラーも控えめなモノだ、さりげなくALPINAの文字が入るのは大昔から変わらない、画像はメーカーサイトより拝借


↑ ALPINA「D3 BITURBO」左がLIMOUSINE右がTOURING、リア画像、リアもノーマルとはそれほど変わりない、唯一マフラーが左右振り分けの4本出しが目立つくらいだ、これが左右2本出しなら全く気付かないかもしれない、画像はメーカーサイトより拝借


↑ ALPINA「D3 BITURBO」右がLIMOUSINE左がTOURING、サイド画像、サイドから見ると大径ホイールが美しい、掃除は大変かもしれない、フロントのスポイラーもリアのスポイラーも非常に目立たないところが玄人好みなのだ、画像はメーカーサイトより拝借


↑ ALPINA「D3 BITURBO」インパネ画像、気を付けて見ないとノーマルとの違いが判らないほど自然なインパネ、ステアリングホイールは真円となっている、ここも玄人好み、空調の下に製造プレートが貼ってありシリアル番号が入る、画像はメーカーサイトより拝借


↑ ALPINA「D3 BITURBO」メーター画像、こんな速度計のディーゼル車が合ってよいのだろうか、最高速度278km/hの実力だ、回転計がディーゼルしている、いかにも精密そうなメーターとなっていてここにもビックリするようなギミックは全く無い、本当に渋いメーカーだますます好きになってしまった、画像はネット上から拝借


↑ ALPINA「D3 BITURBO」ホイール画像、19インチのALPINA CLASSICホイール、キャリパーはそれほど大きくないようだ、ディスクも穴が開いている訳でもなくプレーンなディスクとなっている、車高についても低すぎず高すぎず渋いセッティング、どこまでさりげないのだろう、画像はメーカーサイトより拝借


↑ ALPINA「D3 BITURBO」エンジン画像、ボア84.0mm×ストローク90.0mmの2992ccの直列6気筒エンジン、正直なところこの車を欲しくなってしまった困ったことだ、画像はメーカーサイトより拝借





おいそれとは手が出ない価格帯の車だが、これだけの高性能を見せびらかさない非常に玄人好みの車だと思う。お金があったらこの車をファーストカーにしてしまうのではないかと感じた。それほどさりげなく乗れるし、大トルクで時々楽しむこともできる正に夢のような車ではないだろうか。
うーん本気で欲しくなってしまった、困ったことだ・・・。



今回はこのへんで


では





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BMW「i8」とBMWの考える新しいスポーツカーのあり方

2014/08/05
BMW「i8」のメディア向け試乗会が開催されたようだ。

この車の特徴はなんと言っても車だけではなく、関わる全てのことについて環境を意識したものになっていることだ。それは製造設備や工場も例外ではない。そこまで考えないと未来の車社会は成り立たないとBMWは考えているのだろう。ただ1社だけがこれをやっても意味は無いのだが、それを率先してやっているというか体現しているところがBMWらしい。

BMW「i8」の特徴はいくつかある。まず車体の外板材料がアルミと熱可塑性プラスティックポリマーでであること。シャーシはCFRPとアルミでできている事。パワートレインが1.5Lガソリンターボエンジンとモーターで構成されている事。駆動方式は前輪がモーター後輪がエンジンとなっており、時によってっモーターによる前輪駆動、エンジンによる後輪駆動、両方働くと4WDになること。

エンジン単体でも231psを発揮するので、ターボとは言えL当たり154psのハイチューンエンジンなのだ。この結果モーター出力と合わせてシステム出力が362psとなり、パワーウェイトレシオが4.1kg/psという数値になる。ちなみに0-100km/hは4.4秒だ。

さっそくスペックを見てみよう。

ボディー外板:thermoplastic polymers/アルミ
ボディー構造:crash-activated aluminium/CFRP
ヘッドライト:LED/オプションでレーザーヘッドライト
CD値:0.26
0-100km/h:4.4秒
燃費:2.1L/100km(47.6km/L)
駆動方式:4WD(フロントモーター/リアエンジン駆動)
トランスミッション:6AT
サイズ:全長4689mm×全幅1942mm×全高1293mm
ホイールベース:2800mm
車両重量:1490kg
乗車定員:4人
エンジン:直3DOHCターボ+モーター
総排気量:1499cc
最高出力:362ps
最大トルク:570Nm
運転モード:COMFORT mode/SPORT mode/ECO PRO mode
サスペンション:前ダブルウィッシュボーン、後5リンク
タイヤホイール:前195/50R20、後215/45R20
車両本体価格:1917万円


↑ BMW「i8」のフロント画像、なんとなくM1を髣髴とさせる外観だ、低くワイドに構えていてHVのイメージを一新している、外板はアルミとthermoplastic polymersの組み合わせ、タイヤホイールは20インチを履く、空力も優秀で0.26しかない、画像はネット上から拝借



↑ BMW「i8」のリア画像、リアバンパーの黒い部分があるために強調されるリアフェンダー、少しだけレクサスLFにも似ているような印象だ、一応4座となっていて定員は4名となっている、フェンダーのラインやドア下のラインが大胆な印象を与えるがサイドの造形は比較的コンサバ路線、画像はネット上から拝借



↑ BMW「i8」のサイド&ドアオープン画像、ドアはスーパーカーのように上方へ開く、乗り降りが低くて結構大変そうな印象だがドアのおかげで開口部が広くとれる、ドライバーがほぼ車の真ん中に乗ることが分る画像だ、画像はネット上から拝借



↑ BMW「i8」のコックピット画像、この画像からはドアの開口部がカーボン模様なのが見て取れる メディアによる試乗記にはこの分厚いサイドシルが邪魔だと指摘しているものが多い、我々が感じているPHVの新しい形というよりは新しいPHVスポーツカーなのかもしれない、BMWの提唱する新しいスポーツカーの形なのだろう、4座とはなっているがこのサイドシルやシートから後席に乗り込むのは至難の業だろう、それでも4座にこだわったのはなぜだろう、画像はネット上から拝借



↑ BMW「i8」のラゲッジ画像、エンジンが収まるリアラゲッジ部分、エンジンだけ見るとミッドシップなのだ、ラゲッジはミニマムで天地が浅くゴルフバッグは積めそうに無い、これは日本のセールスを考えると痛いところだろう、エンジンサウンドはチューニングされてスポーツカーらしい音を発するという、ここは今までのスポーツカーを踏襲して人間側に歩み寄った形だ、画像はネット上から拝借




この車が買える購買層にとってはスポーツカーの免罪符になるのではなかろうか。スポーツカーはこのエコな現代において正直言って肩身の狭い時代になっている。このBMW「i8」なら堂々とこの車に乗っていることを言えるし、エコな人という印象も持たれそうだ。なんといってもBMW「i8」がレガシーなスポーツカーテイストを持っていて楽しませてくれるところも免罪符的だと思えるのだ。それを裏付けるかどうかは分らないが予約状況は好調なようで、そのバックオーダーの解消のために早くもこのBMW「i8」の生産設備を拡張するという作業に取り掛かっている。

ここでも時代が大きく移り変わりガラガラと音を立てて動いているのが実感できる。何年か後であの時BMW「i8」が出て、スポーツカーのあり方を決定付けたという事になっているのではなかろうか。トヨタのプリウスと共に歴史に名を残す車となることは間違いないと思う。


今回はこのへんで

では