VW「Golf R400」は市販されるのか?、ライバルは何になるのだろうか

2014/11/16
このVWの「Golf R400」は北京ショーですでにワールドプレミア済みだが、もうすぐ開幕するLAショー2014では何かしら発表がありそうな雰囲気だ。市販されるのだろうか?


北京ショーの発表時には既にリポートしたが、改めて「Golf R400」のスペックを見てみると次のような内容だ。


エンジン:2.0L 4気筒TSI
最高出力:400ps/7200rpm
最大トルク:450Nm/2,400-6,000rpm
車重:1420kg
駆動方式:4モーション4WD、HALDEX-5、XDS+、ESC、EDS
ミッション:6MT
サスペンション:前ストラット+ロアコントロールアーム、後マルチリンク、20mmダウン
ボディー:20mm拡幅
タイヤホイール:19インチ、タイヤサイズ不明
内装:専用アルカンターラバケットシート
最高速度:280km/h
0-100km/h加速:3.9秒


なんと言ってもビックリするのは1L当たり200psというハイチューンぶりだ。こんなエンジンは他に見たことが無い。市販にあたって問題は無いのだろうか、ひょっとしたら日産のGT-Rのようにディーラーでしかオイル交換やら細かい調整ができないような形になるのではないだろうか。これだけハイチューンなエンジンのコンディションをキープしようとすると大変なことに違いない。
メルセデスのA45 AMG 4MATICの360psが出た時にもコンディションをキープするのが難しいのではないかと思ったのだが、それほど特別なメンテナンスはしなくても良いようだ。


↑ VW「Golf R400」フロント画像、バンパー下の開口部が非常に大型になっている、グリルに走るアクセントカラーは黄色だ、フェンダーは明らかに拡幅されていて造形としては少し品が無いようにも見える、画像はネット上から拝借


 ↑ VW「Golf R400」リア画像、拡幅されたフェンダーアーチに合わせてエアアウトレットが付く、本格的なデヒューザーが装備されてマフラーもそれに合わせてセンター2本出しとなる、車高はそれほど低くは感じないが20mmほど低くセッティングされる、画像はネット上から拝借


↑ VW「Golf R400」シート画像、 形状はRシリーズとよく似ているシート、センター部分がアルカンターラでサイドがレザー仕様となっている、ミッションは6MTのみとなっていてDSGは用意されないようだ、既存のDSGでは容量が不足してしまうのだろう、画像はネット上から拝借



前にも書いたが、ゴルフでこんなハイパワーが必要なのだろうか。なにもゴルフのボディーでこんなハイパワーの車を作らなくても良いのではないかと思ってしまう。現在のRでも十分なスペックを持ったファミリーカーなのでこれ以上は必要無いと思うのだ。それとも中国マーケット向け専用車なのだろうか。
マーケティング面を考えてみるとこんな印象を受けるのだが、ひょっとしたら別の目論見があるのかもしれない。例えば市販実績の必要な競技ベース車とかである。この辺りはあまり詳しくは無いのだが可能性はあるかもしれない。
LAショーでの発表が楽しみだ。



今回はこのへんで


では





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