女性と車(ちょっと甘酸っぱい思い出)

少し柔らかい話題だが今までのつたない経験から感じていることを書こうと思う。
若い方達の車離れが良く話題に出るが、私の場合は女性とデートするのに車はツールとして欠かせない存在である(若い頃そして独身の時の話だ、当然今は無い)。

この一方、車は自分の趣味や主張が端的に表現できるツールでもある。ここが実は非常に難しい。というのは私の場合は先に自分の趣味や主張で車を選び仕上げて、それをデートに使うからだ。もう30年も前のことなのであえて書くが、今でも大変申し訳ないことをしたなぁと思っていることがある。
当時私はラリーに嵌りかけていて、手に入れた車はTE71カローラGTの4ドアセダンであった。この車が凄い車だった、全日本に出ていたというフルラリー仕様フル補強でエアコン無し(夏は当然暑い、梅雨が最悪)、バケットシートやらロールバーやら(無骨)、13.7:1のステアリングギアボックスだったり(切れ角少なくUターン不可)、やたらと硬い足回りだったり(体調悪いと気分悪くなる)、天井のアンコが無い(やたらとうるさい)、オーディオなんてカセットデッキ付いてるがうるさくて全く聞こえないという車だった。この車に乗って当然走る練習は沢山した、その結果ガソリン代やらパーツ代やらタイヤ代に小遣いは消えていきいつもピーピーな私だった。
当時のそんな私を暖かく見守ってくれていた彼女がいて、当然デートはこのラリー仕様のTE71だった。夏の暑いときは着替えのTシャツ持参だし、Uターンできなくてアクセルターンをしても大丈夫だし、たまには練習にも付き合ったくれたものだ。
まぁ二人共若いからこんな車で走り回っても楽しかったんだろう。本当に何処へでも出掛けたものだ、街中へも出掛けたがラリー仕様なので郊外の山が多かった気がする。
こうした車で時間を共有してくれた当時の彼女には今でも感謝している。


↑ ノーマルはこんな感じのカローラ4ドアセダンGT、ごくごく普通のセダンで使い勝手は非常に良かったがなんせフルラリー仕様で乗るのに気合が必要な車だった、画像はネット上から拝借


しかしこの時が一番ハードな車に乗っていたのではないか?と思う、それからは何台かラリー仕様に乗っていたが、これほどハードな車ではなかった。ラリーを止めてからは普通の車、足回りを変えたくらいのものが多かったが凄く快適で当然不満は無い。

何が言いたいかというと、こうした自分の趣味や主張をこめた車でデートすると言うことは車自体が彼女の気に入るかどうか?という大きなポイントがあるのであった。
ある意味ライフスタイルだし、趣味でもあるし、車をも含めた自分全体を受け入れてくれるか?ということなのである。それほど車の存在は大きな存在だったし、ある時は彼女よりも優先したりすることもあった。
現代の若者(例えば私の愚息)を見ていると、こうした感覚は全く無いようで価値観が変わったのだなぁと強く感じる。そりゃこうした世代に車を買ってもらうのは難しいと思うのであった。

今日はこのへんで

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金色の車が好きだ


個人的な事で恐縮なのだが金色の車が欲しいのである。

金色の車を一番意識したのはプジョー106の金色だった。106の金色の「ブレイズゴールド」はかなり濃い色だったと記憶しているが欧州車では良くあるとは言わないが珍しい色ではないと思う。
次に意識したのはBMWのE46のM3だ、こちらも金色らしい色で見栄えがする。
国産車では現行デミオの初期型に金色の設定があった。ヨーロッパ受けを狙った車であるために、デザインがかなりヨーロッパ風味な上に国産車では珍しいハッキリとした金色だったがこの色は短命に終わった。


↑ 金色のプジョー106、かなり濃い色だが非常に綺麗な色だと思う、色もそうだが106はサイズをはじめ成り立ちが非常に好みである、画像はネット上から拝借


車の色と言うのはかなり感性の部分が占めるので難しいものだ。もう実用車でどうでも良い車なら無難に白とかシルバーとかを選択してしまうのではなかろうか?

実用的にはやはり白とシルバーが良いと思う。なぜかと言えば白は夏は涼しいしきちんと掃除さえすれば清潔感のある色だと思うからだ。またシルバーは掃除嫌いにはうってつけの色である事は間違いない、なんせ掃除しなくて汚れていてもそれをかなりカバーしてくれる色だからだ。


↑ E46のM3にも金色がある、こちらは106に比較して少し上品な色だ、M3である事とこの色のせいで非常に高性能を予感させる雰囲気が漂っているような感触がある、画像はネット上から拝借

日本では白と同様に黒も人気色のようだ。個人的にはかなり数は少ないが黒に乗った事がある。まずそれで感じた事はマメに掃除しないと非常に汚く見えてしまう事。それに掃除をし過ぎると軽い擦りキズのような状態になりつやが無くなってしまう事が難しい色だ。ゆっくり時間をかけて洗車をするには問題ないが、時間の無い時にササっと洗車するのは傷を残してしまいそうで怖い。
黒い車でビックリしたことがある、それは売却する際の価格だ。以前乗っていた黒のGolf5(限定車)を売却する際のことだ。その限定車には黒と黄色の2種類があり、生産台数も黄色のほうが黒よりもはるかに少ないにもかかわらず黒のほうが50万円も売却価格が高かった。これにはハッキリ言ってビックリ仰天だった。これだけ差があると売却のために色を選ぶというのも馬鹿に出来ないということになる。
という訳で我が家にあるミニバンのアイシスも実用車であるし色も白なのだ。


↑ 現行デミオにも金色があったがマイナーチェンジ時にラインアップから外れてしまいガッカリしたことがある、現行デミオ自体はデザインも走りもヨーロッパ風味なコンパクトハッチで好ましい、現在欲しい車の1台でもある、画像はネット上から拝借

しかし趣味の車の場合は話が違うと思う。なんせ趣味なのだから自分の好きな色の車に乗ってワクワクしたいものである。個人的には趣味の車の場合は明るくてビビッドな色が好きだ。綺麗な黄色とかゴールドとかが一番好きである。ちょっと気恥ずかしい気もするがオレンジなんかも許容範囲かもしれない。
景気の悪い世の中を吹っ飛ばすように明るい車で颯爽と走りたいものである。

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軽自動車の増殖

この年末年始に車で街中を走っていると軽自動車の割合が増えていることをかなり実感することとなった。

我が家の周りを見渡してみてもセカンドカーでの軽自動車の保有率は80%以上あると思われるし、普段乗りは軽自動車で済ましている家庭が多い。
これは軽自動車が大変良く売れているという現在の状況と合致しており現在のトレンドだ。

実際、街中を走っていて前も横も後ろも軽自動車という場合がかなりあり、道路を走っている際の軽自動車の比率もかなりのものだ。私が走る場所と言うのも比較的近距離のお出かけの場合なので勢い比率が上がるのであろう。

個人的にはこの背景には軽自動車へのアレルギーが薄らいできたこと、経済的な面からの選択、そして普段使いに魅力的な軽自動車が多くなってきていることがあると思う。
少し前では軽自動車の安全性に疑問を持ち、危ないから止めておこうという考え方もあったと思う。

↑ 個人的には初めて軽自動車で欲しくなった車である、コックピットが少々狭くギリギリな感じがするが走って楽しそうな予感がした車、画像はネット上から拝借

加えて軽自動車にも付加価値がオンされたこともあると思うのだ。その最たるものがダイハツのコペンであり(残念ながら製造中止)、ホンダのN-ONEであろう。今までの軽には無かったスポーティーで必要十分な動力性能を持たせたことだ。この事により実用一点張りだった軽自動車も趣味の領域に入ることが出来たのではないかと思っている。
軽自動車の成り立ち自体が日本において非常に特殊なことを考えればこういった動きは歓迎すべきことだと思う。
今年は軽自動車でも今までに無かったモデルが登場するという情報もあるので楽しみではある。なんせこの時代コストはミニマムであることは正義なのだ。

↑ 最新の軽自動車の代表であるホンダのN-ONE、まだ乗っていないので動力性能や気持ち良さは分からないが評判は上々のようだ、画像はメーカーサイトより拝借

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スズキ「キザシ」を見直した


スズキにキザシというセダンがあるのをご存知だろうか?

このキザシは発売された時から気になる車のひとつだった。というのはデザインがかなり私の好みであり程良い塊感があり大きさも適当、装備もスズキにしては頑張ったのではないかと思う。今となっては現代の最新トレンドから見れば少し古臭くなってしまったデザインではあるが個人的には今でもかなり好きなデザインのセダンである。
キザシはスズキがVWと提携を結ぶ前の最後の車だったので、セダンがVWとダブってしまいそのうちに整理されて短命に終わるだろうと言われていたものだ。

↑ スズキのキザシ、現在も販売中である、ミドルサイズのセダンで程よいまとまりを見せていると思う、しかしながらフロントグリルは少々古臭くなってきた印象がある、車高を下げればかなり見てくれは改善されるかもしれない・・・、スズキの現在のところのフラッグシップセダンである、画像はメーカーサイトから拝借

そのキザシが米国IIHS(道路安全保険協会)の衝突安全テストにおいて最高評価を獲得したそうで「2013トップセーフティピック」に認定している。
この衝突安全テストは今回から前面オフセット衝突テストに「新スモール・オフセット」と呼ばれるフロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて固定バリアにぶつけるテストが追加になっている。実際の衝突事故に近い状況を再現したテストである。
実際のテストの様子は動画をご覧になると一目瞭然だと思うが、かなり実際の状況に近いと思われるし車によってはかなり危険なことが良く分かる。


↑ IIHSの衝突安全テストに供されるスズキのキザシ、テスト自体はかなりきわどい当り方をするので見ているほうもヒヤっとする

スズキは期せずして独自のモデルでかなり安全性能の高い車を作れると言うことを世に認めさせた訳だ。これは小さなメーカーとしては大金星であり誇れることだ。しかしスズキ自体がこれを宣伝しないのはどういうことなのだろう?もったいないと思うのだが・・・。

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新型トヨタ「クラウン」、見慣れるようになるのか?


クラウンが発表になって賛否両論が巻き起こっているようだ。

何が問題かというと、そのグリルが最大の問題だと思う。今回のモデルチェンジではトヨタは革新を織り込んだというが、その革新はグリルだけなのか?
中身の技術は続報を待たなければならないが、外観だけを見てみればグリルだけが目立っていてその他のボディーは旧態依然のクラウンそのままであると思うのだ。

結局クラウンとはトヨタブランドでのフラッグシップであるがゆえになかなか大胆に変えることができないというのが本当のところではないだろうか。実際のところゼロクラウンとなった時のほうがインパクトが強かった。
しかし車が全てヨーロッパ風味になるということが良いことではない。ヨーロッパのセダンがあるように日本でのセダンと言うのもあってしかるべきだと思う。その日本的セダンの解釈がクラウンであり、一番端的に現れているのがそのサイズだろう。全長が長く幅が狭くなっていて日本の狭い道には一番合っていると思う。
このサイズはヨーロッパでの狭い道でも使い勝手が良いと思うのだが、現在のところヨーロッパではもう少し幅が広く全長が短いサイズが主流だ。ということはクラウンのサイズはグローバルスタンダードではなくジャパンスタンダードなサイズということだ。

そんなことを考えるとクラウンって車が本当に必要なのか?と思えてきた。せっかく作ったメーカーには申し訳ないが新型クラウンを見てそんなことを考えてしまったのであった。



↑ クラウンアスリート系のグリル部分、非常にアグレッシブだとは思うが矢印っていうのもなぁという感じ、レクサスのスピンドルグリルのような存在に育てようということなのか?、画像はメーカーサイトから拝借



↑ こちらはクラウンロイヤル系のグリル部分、こちらはアスリートに比較して少しマシな印象だが違和感がある、縁取り部分を目立たなくすればOKかもしれない、画像はメーカーサイトから拝借


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謹賀新年

新しい年に新しくブログを始めることにした。昨日そして今日と振り返ったり想像したり。個人的には昨年は散々な年だったけど今年はしっかり幸せな年にしようと心に決めた。

まぁ年初の感想はこれくらいにして車のことでも書こう。昨年は非常に魅力的なコンパクトカーが沢山現れ、そして経済性へのアプローチも非常に多彩な展開を見せた。ハイブリッドが決定打かと思ったが各社それに匹敵する経済性の新機軸を投入してきてキッチリとその位置をキープしている。

さらに安全装備のコンパクトカーや軽自動車への展開が進んだ。実際私も夜行のスキー旅行で信号待ちの前車にコツンとぶつかったことがある。その時にこの装備があればぶつからなかったことだろう。

さて今年はどのような年になるのだろう?経済性向上のアプローチもますます多彩な展開を見せると思うのだが個人的にはマンマシンインターフェースが重要になるだろうと思う。
自分で歳を食って解るのだが操作をする感覚が鈍ってきている。アクアは現在良く売れている車の筆頭だが、この車でも止まる寸前のブレーキコントロールが非常に難しい。
こういった車と人間を結ぶマンマシンインターフェースの改善をしないことには日本での高齢化社会は乗り切れないように思える。
車の電子化はあまり賛成ではない、基本的には機械的精度を上げるべきだと思う。その前提をこなした上で電子的な加齢による感覚と運動能力を補足するようなことになるとより運転がスムーズで安全なものになるのではないか?という気がするのである。

↑ 確かにアクアは価格のわりには良く出来ていると思うが最終的な感性の部分はイマイチだと思う、逆にこの辺が煮詰められたらかなりの驚異ではある



今年はこういった機械的な部分から人間の感覚的な事へとより深化していくのではないかと考えたのであった。

加えてスポーティーさの表現でもこのような感覚に訴えることがますます必要になってくるのではないかと思うのである。

こうした動きをじっくりと読み取って行きたいと思う。

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プリウスPHV 10days試乗モニターキャンペーン:10日目(最終日)

郊外EV走行+初めての外充電+家内の評判+返却編(最終回)
走行113.7km(累計1277.5km)、燃費36.0km/L、HVモード/EVモードあり(途中外充電あり)、暖房常時

総走行距離1277.5km、給油量51.46L、燃費24.8km/L

今日は最終日なので夜の間に充電完了して亀岡まで足を伸ばす。何故亀岡なのかと言えば公共のEV充電施設があり、調べてみると利用可能のようだった ので行ってみた。自宅からは池田より国道423号で北上する。亀岡へ到着する前に電池を使い果たしHVに切り替わった(ここまでの燃費は 44.9km/L)。
充電できる場所は亀岡市街にあり京都府亀岡総合庁舎がサービス提供している。

↑ 京都府亀岡総合庁舎、9号線から少し入ったところにある


到着すると目立つ場所に充電設備があり無料で自由に利用できるようだ。職員の方に声を掛けて利用させていただいた。

↑ 無料で200Vの充電コンセントが1つ開放されている


利用するには「200Vコンセント使用簿」という用紙に必要事項を記入して箱に入れるだけである。

↑ 利用するには何処の誰が何時からどんな車で充電したかをこの用紙に記入する


9:48から10:30まで充電させていただきEV走行可能距離8.1kmまで復活した。

↑ 45分くらいで8キロくらい走行できるようになった


役所に来るついでに充電できれば実用的、役所で小1時間はすぐに時間が経ってしまう。

↑ 門を入ってすぐの所にある、屋根つきで雨の日などはありがたい


利用させていただいてありがとうございました。
充電を途中で切り上げ亀岡市街から保津川べりを北上して出雲大神宮を目指す。出雲大神宮は丹波国の一宮であり、出雲の神様である大国主命を祀る歴史のある神社である。

↑ 亀岡はなかなか興味深い場所がたくさんある


こちらも熊野本宮大社と同様のひわだぶきの屋根が真新しく曲線が大変美しい。今日はイベントがあるようで駐車場も満車、大層な賑わいである。

↑ 古代装束のご一行、演奏を奉納されるみたいであった


古代の衣装に身を包んだ一行が何かの演奏を奉納のようであるが、先を急ぐので早々に切り上げた。
帰りは能勢町と猪名川町を横切りいつものコースで帰ってきた。
本日の夕方に返却なので洗車を行いガソリンを満タンにする。前回の給油(勝浦)からは458km走行し給油量17.79Lなので今回の実燃費は25.7km/Lとなる。
またモニター期間中のオーバーオールでの実燃費は、走行1277.5kmに対して給油量51.46L、燃費は24.8km/Lとなった。


↑ 本日の結果、EVモードが長かったので良好


夕方、家内と一緒にいつものディーラーさんへプリウスPHVを返却に向かう。今回は家内に協力してもらい2台体制で向かう。
既に事務局の方は来られていてプリウスPHVを滞りなく返却できた。事務局の方とはいろいろなお話しをさせていただいた。その中でプリウスPHVに関する感想を自分なりに言わせていただいて、最後に自分と家内の感想をそれぞれ用紙に記入しお渡し。これで終了である。

正直な感想としては、ホッとしたのとプリウスPHVが無くなってしまった(自分のモノでは無いのに・・・)ことで少し気が抜けたような感じである。
考えてみれば事務局の方も引き渡す時、そして回収する時の2回も出向いていただき大変な労力である。お疲れさまでございました。

今回の私の感想としては大きく2点。1:今回のモニターでは自分なりにハードな使い方をしたがプリウスPHVは全く音を上げなかったこと。2:プリ ウスPHVは高度なテクノロジーを詰め込んだ車だが全くそれを意識せずに使用できるところ。この2点が素晴らしい。ある意味なんでもこなせる万能車である。
家内のほうはと言えば、キビキビ走る車が好きなのでプリウスPHVには高評価ではない。加えて外観についても以前から好きになれないようで手厳しい(苦笑、ちなみに四角い車が好き)。

こうして私の「プリウスPHV 10days試乗モニターキャンペーン」は無事終了である(ブログは残っているが・・・)。
トヨタ自動車・キャンペーン事務局の方々・受渡しでお世話になった大阪トヨタ池田店をはじめ関係各位にお礼を申し上げます。

最後にプリウスPHVの私なりの感想をまとめておきます。

〔総評〕
これだけのテクノロジーの集合体を意識することなく従来の車と同様に運転できるようにした技術と感性は素晴らしい。様々なシュチエーションで走ってみたが 車として全く特別なことを要求する事も無く普通に使用できる。燃費を向上させるには多少のコツが必要であるが、控えめなアクセルワークを意識するのみで一 定の燃費は確保できる。特に車に詳しくない人が乗っても全く問題ない。しばらくの間はインフラのことを考えてもEVの中心をなすのはPHVだと思う。

〔感性的なこと〕
車全体の感性評価はメカのほうに予算が回ってしまい必要最小限な印象もあるが実用車としては及第点である。
・ボディー
薄っぺらな印象があり重厚感は無いが剛性不足の感も無い、適度な守られ感あり。ドアの開閉時等の質感アップが欲しい。サスペンションは良く動いているが振動を多く伝える、硬いタイヤとのマッチングが悪くしなやかさが無い。
・ステアリング
ステアリングについては路面情報を適度にフィードバックしている。登りでの若干のトルクステア、ブレーキング時のふられが若干出る。ステアリング自体はも う少し剛性感があった方が望ましい。ステアリングホイールは真円ではなくグリップ部の素材も変化するため非常に操作しずらい、真円でグリップ部は同一素材 が良いと思う。
・アクセルワーク
EV時とHV時のアクセルの特性がまるで異なる。EVモードは通常のエンジン車に近くリニアな印象。エンジンとEVとの繋ぎは全般的にスムーズであるがア クセルON/アクセルOFFとも多少の振動が出る。特に登り坂でのEVからエンジンへの繋ぎがもう少しスムーズになれば言うこと無し。
・ブレーキ
回生時の踏力との関係はうまくできていて反応も素早い。

↑ ディスクは思ったより使用した跡がある、弾丸ツアーのせいか!?


回生ブレーキと機械式ブレーキとの繋ぎには改善の余地あり。止まる寸前の歩くくらいのスピード時のコントロールが難しい。下り勾配での連続使用においても フェード等の現象は無く安心して使用できる。充電の手段としても積極的にブレーキを使用するほうが充電効率は良い、積極的回生モードスイッチが欲しい。

↑ 国産車には珍しくブレーキダストが結構出ている


・ハンドリング特性
ハンドリング特性は弱アンダーを保ち一般的なトヨタ車の感じ、ステアリング入力に対して若干遅れる印象があり早めのステアリング操作が必要。姿勢制御は自然で介入を全く意識できず。
・外観
いかにも空力が良さそうで先進的な感じをかもし出しているにも関わらず意外と実用的。空力との兼ね合いをうまく具現している。後方視界が多少悪い、後部ウィンドウの上下分割が夜間見にくい。サイドミラーは大きく上下視界が確保されていて便利。
・室内
物入れについては一考の余地がある。前席の2名分の電話と小物入れを確保したい。室内の質感はそれほどでもないが精緻な作りで好感が持てる。操作質感につ いてはウィンカーレバーやスイッチ等はもう一段の質感向上が望まれる。スタートボタンは右側のほうが良い。その他空調やオーディオ系は違和感無し。ドア ロックボタンが小さく操作しにくい。室内スペースは上下左右ともに十分な広さがありボディーサイズからは十分な室内空間を確保している。後席のヒーター吹 き出し口とシートヒーターが望まれる。
・ラゲッジ
天地が浅いが使いやすい大きさ、大型の荷物は苦しい。床下収納は充電コードの収納に便利(専用數納スペースになってしまっている)。
・PHV関連
充電操作は多少の慣れが必要であるが家電感覚で行える。雨が降っていても特別危険なことは無かった。外部からの充電予約ができれば尚良いと思う。EVモードの航続距離はもう少し伸びればさらに使い勝手が良くなる、50キロくらいがベター。


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プリウスPHV 10days試乗モニターキャンペーン:9日目

ご近所EVモード+エスティマHVじっちゃんの評判編
走行31.0km(累計1163.8km)、燃費52.4km/L、HVモード/EVモードあり、暖房常時

本日はちゃんと充電して西宮まで所用で出掛けた。ちょうど往復でEVの走行可能距離くらいの距離である。するとほとんどエンジンがかからず(暖房で掛かってしまったが)好燃費。こういう使い方だと大きくメリットが出る。

普段エスティマHVにお乗りのじっちゃんに横に乗ってもらいEVモードを体感してもらった。
エスティマのEVモードよりも力強いとのことで、これなら十分実用的だなぁとの感想。
でもエスティマは4WDで中が広いのがええねんと仰ってた。車を止めてPCを広げて仕事することが良くあるらしい、まんま移動オフィス状態である。確かにこういう使い方だとエスティマのサイズは重宝するに違いない。
ちなみにエスティマの街中の燃費は13~14km/Lということである(もう少し走ったらええのにと思う)。

今日のような極至近距離であれば完全にEVとして利用できるので非常に効率が良い。これが本来のプリウスPHVの狙いなのは良く分かる。EVモードでの走りが素晴らしいだけに、せめてEV航続可能距離がもう少し伸びればベストである。

↑ エスティマハイブリッド、コンセントと大きな空間が魅力


↑ EVの航続距離内であればええ感じ


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プリウスPHV 10days試乗モニターキャンペーン:7日目

HVモードでご近所お買い物編
走行15.1km(累計1132.8km)、燃費20.2km/L、HVモード/EVモード無し、暖房常時

昨晩はバタンキューだったので充電できなかった。よってご近所をHVとして走り回った結果である。

↑ 充電できなかったのでほんまのHVです


お買い物に使用したのみ。充電しないと当然だが全く普通のプリウス・・・、燃費は普通のプリウス+α程度。
ここは兵庫県南部だがやはり寒いときはヒーターをかけないと足先が冷たくて 我慢できず(冷えてると自由に動かないし)。なのでHVでエンジンがかかったら、ここぞとばかりにヒーターのファンを回して バヒューンと温風を出す。エンジンがストップしたらヒーターのファンをOFFにする というゲリラ作戦を敢行した。
この方法でも結構暖かくなって随分マシになる。ただしこのためファンのON/OFF で左手が大変忙しい。もちろんシートヒーターもONである(苦笑)。

全くヒーターを入れないで寒さに耐えて運転されている方は凄いと思う(寒い地方 の方はなおさら)。
あんまりモニターになってまへんなぁ、申し訳ないです。


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