年末に発売開始になるという噂のあったスズキ新型「ハスラー」だが2013年12月24日に発表があったようだ。
それによると2014年1月8日より発売を開始する予定だ。個人的には久しぶりにワクワク感のある車に出くわしたという印象を持った。
車の成り立ち自体は単純でワゴンRの車台を用いて少々車高を上げて大径タイヤを装着したものだ。外観もクロカンチックなところを残して可愛い愛嬌のあるものとなっている。それに加えてラインアップされた色がビビッドで軽自動車だけど高揚感を持たせるものとなっている。
クロスオーバーらしく4WD機構も少しだけ凝ったものになっている。坂を下る際のヒルディセントコントロールや発進時のグリップコントロールが4WD車には採用された。特にヒルディセントコントロールは確かレンジローバーが最初に採用した技術だったのではないかと記憶しているが、こういった軽自動車での採用は初めての事らしい。本格的な4WDはジムニーと言う最強のラインアップがスズキにはあるが、そこまでは不要といった層をこれで取り込める。個人的には非常に興味があるというか欲しいと思っている。
また一通りのスズキの省燃費技術も搭載されていて、環境性能に大変気を使った車となっている。
考えてみればこれらの技術要素や物理的なプラットフォームや部品等々を考えていくと、ほとんどがありモノで構成されていて、まったく新開発の部分は少ないと思われる。しかしこうした見せ方の工夫をすることによって非常に魅力的な車に仕上がっているのではないだろうか。
↑ スズキ 新型「ハスラー」メーカーの想定する利用シーンイメージ、スズキとしてはこういったアウトドアでの利用を想定した車ということなのだろう、ジムニーほどのクロカン4WDは不要だがアウトドアの雰囲気はあったほうが良いという顧客を取り込む、実際に少しだけ冒険気分が味わえる程度の車を欲しいと思っている人は多いと思う、林道をガンガン攻めるわけではないが時々こうした未舗装のところには出かけるし雪道も走るという人にはうってつけだ、個人的には大変ドンピシャに刺さってしまった、左のカラーはビビッドなカラーのうちの1色のオレンジ、ただしこの色はFJクルーザーとかぶっていていただけない、画像はメーカーサイトより拝借
↑ スズキ 新型「ハスラー」フロント画像、この色は同じくビビッドな色のうちの1色でブルー、色によってルーフの色違いが選択できる、バンパーやホイールアーチ部分にアウトドア風味を醸し出す、全体的にはごく普通のハイトワゴンと言った形なのだがなかなか工夫されている、画像はメーカーサイトより拝借
↑ スズキ 新型「ハスラー」リア画像、この色もビビッドな色の一色、後部バンパーも少しだけアウトドア風味、リアハッチは垂直でハイトワゴンそのもの少しだけワゴンRの雰囲気が残る、ルーフの塗り分けは新鮮だ、グレードによりホイールは鉄ホイールとなるがこの車も鉄ホイールだ、それがデザインされた鉄ホイールでなかなか良く出来ている、これならアルミホイールよりもこちらを選ぶ人も多いだろう、画像はメーカーサイトより拝借
↑ スズキ 新型「ハスラー」インパネ画像、各パーツはどこかで見たことのあるものだ、インパネをカラー化したことでかなりインパクトのあるものとなっている、手法としては昔からあり賛否両論あるとは思うがこれはこれで大胆な試みだと思う、色以外は基本的にインパネのレイアウトはワゴンRに近い、画像はメーカーサイトより拝借
↑ スズキ 新型「ハスラー」アイコン表示の例、ここが一番この車に感心したところ、様々な車の動作状況をアイコンで表示するようにしたところ、例えばアイドリングストップに関してできないときや再始動する際に理由を表示する、このあたりは消費者心理をかなり研究したのではないだろうか、最近の車はブラックボックスと化していてその動作する理由や動作状態がユーザーに分かりにくくなっている、それをこういった方式で解決したのは画期的だと思う、画像はメーカーサイトより拝借
この車のごく一部を紹介したが、車のハード構成はありモノを組み合わせたものだが、なかなか良く出来ていて工夫されている。これとは別に一番感心したのはソフトが充実している事だ。それは高揚感を醸し出すカラー設定だったり、利用方法の提案だったり、動作状況を知らせるアイコン表示だったり、これらは他のメーカーの車が実現できていない部分をスズキが実現したという事だ。こうしたユーザーの声を真面目に反映したところに共感を覚えるし、手に入れたくなると思うのだ。こうした部分は他のメーカーには無い部分だ。他のメーカーも重々こうしたことを考えてほしいと思うのだ。
また
スズキ 新型「ハスラー」のホームページにも注目だ。スズキにしてはワクワク感の演出がうまくできていて他の車種と違う。この車に掛けるスズキの気合が感じられる。今までどうしてこういう風に作らなかったのだろうと逆に思うほどだ。
個人的にスズキ 新型「ハスラー」を買うとすると、ターボ付き4WDモデルのMTなんかがベストなのだが、家内も乗ることを考えるとCVTモデルになるだろうなぁ、と今から想像していたりして楽しい気分になれる。
今日はこのへんで
では
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