ALPINA「D3 BITURBO」は孤高のディーゼルモデルだろうと思う

2014/08/12
世の中ハイブリッドやらFCVやらディーゼルやら様々なパワープラントが賑やかだ。

昔々ある所に4WD好きな青年が住んでおりました。その青年は4WDの重量のあるボディーにはディーゼルターボのトルクフルなエンジンがベストマッチだと考えていました。実際車は4WDやワンボックスに変わりましたが、その都度ディーゼルターボのモデルを選んだおかげで楽しく軽快に車を走らせることができましたとさ。

ということでこのお話は私自身なのである。若い時はラリーに没頭したが、その後は趣味の自転車活動に合わせて4WDやワンボックスの大きくて重い車を選ぶことが多かった。その時の体験でディーゼルは少し振動と回転が上がらないこと(レッドゾーンが低い)を除けばトルクフルで回さなくても快適な移動ができるということ体験していた。

ここのところディーゼルの車が話題に上がることが多い。近年東京都が規制をしたおかげで日本国内ではディーゼル乗用車が衰退していたが、マツダのスカイアクティブDを皮切りにディーゼル乗用車が見直されつつある。それまでも三菱や日産からもクリーンディーゼルという触れ込みでディーゼルエンジンは出ていたのだが、なんと言ってもマツダのスカイアクティブDがディーゼルエンジン復権の立役者なのだ。さらに2014年末(ひょっとしたら9月?)までには1.5Lのデミオディーゼルも発表されて小排気量ディーゼルエンジンについても先鞭を付けることになる。

こうしたディーゼルエンジンへの関心の高まりは皆さんも同じように感じていることだろう。ご存知のようにディーゼルエンジンはヨーロッパではCO2の排出量が低いということで環境に優しく燃費が良いと、我々が思っている以上に普及している。そこで輸入車でもディーゼルエンジンを搭載したモデルは近年種類を増やしている。メルセデスやBMWにも当然ラインアップがある。

ここで本題に入ろうと思うが、ALPINAというブランドについて個人的に感じているところを書いておく。ALPINAはBMWのチューナーとして1960年代に設立されたブランドだ。現在ではBMWの正規ディーラーでも扱う、つまりメーカー公認のチューナーなのだ。私が若い頃のAPLINAはパワー競争の最中ではあったが、他のメーカーよりもエレガントな雰囲気を醸し出したお上品なチューナーだった。これ見よがしな外装は全く無く、ALPINAと書かれたラインが車を一回りしていて控えめな空力付加物が付いていた。一番のポイントはホイールだった、フィン形状の美しいシルエットを持つアルミホイールをお上品に履いて、これまたお上品な車高設定で非常に大人の車という印象だった。

そんなALPINAが手掛けるディーゼルエンジンモデルは2003年に初代のD3が日本に導入され、早くからディーゼルモデルを手掛けているのは先見性があったのだろう。現行の「D3 BITURBO」はそれがよりブラッシュアップされ、ガソリンエンジンではめったに見ることのない高トルクを実現している。

まずスペックを見てみよう。

サイズ:全長4645mm×全幅1810mm×全高1445mm
重量:1660kg
エンジン:直列6気筒3.0Lツインターボ、ディーゼル
最高出力:350PS
最大トルク:71.4kgm(1500-3000rpm)
ミッション:8AT(SWITCH-TRONIC)
タイヤホイール:MICHELIN Pilot Sport前245/35ZR19(ALPINA CLASSIC/8J×19inch)、後265/35ZR19(ALPINA CLASSIC/9J×19inch)
0-100km加速:4.6秒
最高速度:278km/h
燃費:17.0km/L(JC08)

このスペックを見てビックリするのは、めったに見ることのないトルクの数値とその発生回転数だ。これは今までのドライビング感覚は全く捨て去らないとドライビングできないに違いない。もちろんパワーも尋常ではない数値を絞り出している。それでいてJC08燃費が17.0km/Lとは恐れ入る。ちなみに価格は977万円(税込)なのだ。少しオプション料金を足せば右ハンドルを選べるのは非常に良心的だと思う。この価格はこのスペックにして非常にリーズナブルではないだろうか。


↑ ALPINA「D3 BITURBO」左がLIMOUSINE右がTOURING、フロント画像、真正面から見るとそれほどノーマルの3シリーズと変わるところが無いように見える、フロントのスポイラーも控えめなモノだ、さりげなくALPINAの文字が入るのは大昔から変わらない、画像はメーカーサイトより拝借


↑ ALPINA「D3 BITURBO」左がLIMOUSINE右がTOURING、リア画像、リアもノーマルとはそれほど変わりない、唯一マフラーが左右振り分けの4本出しが目立つくらいだ、これが左右2本出しなら全く気付かないかもしれない、画像はメーカーサイトより拝借


↑ ALPINA「D3 BITURBO」右がLIMOUSINE左がTOURING、サイド画像、サイドから見ると大径ホイールが美しい、掃除は大変かもしれない、フロントのスポイラーもリアのスポイラーも非常に目立たないところが玄人好みなのだ、画像はメーカーサイトより拝借


↑ ALPINA「D3 BITURBO」インパネ画像、気を付けて見ないとノーマルとの違いが判らないほど自然なインパネ、ステアリングホイールは真円となっている、ここも玄人好み、空調の下に製造プレートが貼ってありシリアル番号が入る、画像はメーカーサイトより拝借


↑ ALPINA「D3 BITURBO」メーター画像、こんな速度計のディーゼル車が合ってよいのだろうか、最高速度278km/hの実力だ、回転計がディーゼルしている、いかにも精密そうなメーターとなっていてここにもビックリするようなギミックは全く無い、本当に渋いメーカーだますます好きになってしまった、画像はネット上から拝借


↑ ALPINA「D3 BITURBO」ホイール画像、19インチのALPINA CLASSICホイール、キャリパーはそれほど大きくないようだ、ディスクも穴が開いている訳でもなくプレーンなディスクとなっている、車高についても低すぎず高すぎず渋いセッティング、どこまでさりげないのだろう、画像はメーカーサイトより拝借


↑ ALPINA「D3 BITURBO」エンジン画像、ボア84.0mm×ストローク90.0mmの2992ccの直列6気筒エンジン、正直なところこの車を欲しくなってしまった困ったことだ、画像はメーカーサイトより拝借





おいそれとは手が出ない価格帯の車だが、これだけの高性能を見せびらかさない非常に玄人好みの車だと思う。お金があったらこの車をファーストカーにしてしまうのではないかと感じた。それほどさりげなく乗れるし、大トルクで時々楽しむこともできる正に夢のような車ではないだろうか。
うーん本気で欲しくなってしまった、困ったことだ・・・。



今回はこのへんで


では





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BMW「i8」とBMWの考える新しいスポーツカーのあり方

2014/08/05
BMW「i8」のメディア向け試乗会が開催されたようだ。

この車の特徴はなんと言っても車だけではなく、関わる全てのことについて環境を意識したものになっていることだ。それは製造設備や工場も例外ではない。そこまで考えないと未来の車社会は成り立たないとBMWは考えているのだろう。ただ1社だけがこれをやっても意味は無いのだが、それを率先してやっているというか体現しているところがBMWらしい。

BMW「i8」の特徴はいくつかある。まず車体の外板材料がアルミと熱可塑性プラスティックポリマーでであること。シャーシはCFRPとアルミでできている事。パワートレインが1.5Lガソリンターボエンジンとモーターで構成されている事。駆動方式は前輪がモーター後輪がエンジンとなっており、時によってっモーターによる前輪駆動、エンジンによる後輪駆動、両方働くと4WDになること。

エンジン単体でも231psを発揮するので、ターボとは言えL当たり154psのハイチューンエンジンなのだ。この結果モーター出力と合わせてシステム出力が362psとなり、パワーウェイトレシオが4.1kg/psという数値になる。ちなみに0-100km/hは4.4秒だ。

さっそくスペックを見てみよう。

ボディー外板:thermoplastic polymers/アルミ
ボディー構造:crash-activated aluminium/CFRP
ヘッドライト:LED/オプションでレーザーヘッドライト
CD値:0.26
0-100km/h:4.4秒
燃費:2.1L/100km(47.6km/L)
駆動方式:4WD(フロントモーター/リアエンジン駆動)
トランスミッション:6AT
サイズ:全長4689mm×全幅1942mm×全高1293mm
ホイールベース:2800mm
車両重量:1490kg
乗車定員:4人
エンジン:直3DOHCターボ+モーター
総排気量:1499cc
最高出力:362ps
最大トルク:570Nm
運転モード:COMFORT mode/SPORT mode/ECO PRO mode
サスペンション:前ダブルウィッシュボーン、後5リンク
タイヤホイール:前195/50R20、後215/45R20
車両本体価格:1917万円


↑ BMW「i8」のフロント画像、なんとなくM1を髣髴とさせる外観だ、低くワイドに構えていてHVのイメージを一新している、外板はアルミとthermoplastic polymersの組み合わせ、タイヤホイールは20インチを履く、空力も優秀で0.26しかない、画像はネット上から拝借



↑ BMW「i8」のリア画像、リアバンパーの黒い部分があるために強調されるリアフェンダー、少しだけレクサスLFにも似ているような印象だ、一応4座となっていて定員は4名となっている、フェンダーのラインやドア下のラインが大胆な印象を与えるがサイドの造形は比較的コンサバ路線、画像はネット上から拝借



↑ BMW「i8」のサイド&ドアオープン画像、ドアはスーパーカーのように上方へ開く、乗り降りが低くて結構大変そうな印象だがドアのおかげで開口部が広くとれる、ドライバーがほぼ車の真ん中に乗ることが分る画像だ、画像はネット上から拝借



↑ BMW「i8」のコックピット画像、この画像からはドアの開口部がカーボン模様なのが見て取れる メディアによる試乗記にはこの分厚いサイドシルが邪魔だと指摘しているものが多い、我々が感じているPHVの新しい形というよりは新しいPHVスポーツカーなのかもしれない、BMWの提唱する新しいスポーツカーの形なのだろう、4座とはなっているがこのサイドシルやシートから後席に乗り込むのは至難の業だろう、それでも4座にこだわったのはなぜだろう、画像はネット上から拝借



↑ BMW「i8」のラゲッジ画像、エンジンが収まるリアラゲッジ部分、エンジンだけ見るとミッドシップなのだ、ラゲッジはミニマムで天地が浅くゴルフバッグは積めそうに無い、これは日本のセールスを考えると痛いところだろう、エンジンサウンドはチューニングされてスポーツカーらしい音を発するという、ここは今までのスポーツカーを踏襲して人間側に歩み寄った形だ、画像はネット上から拝借




この車が買える購買層にとってはスポーツカーの免罪符になるのではなかろうか。スポーツカーはこのエコな現代において正直言って肩身の狭い時代になっている。このBMW「i8」なら堂々とこの車に乗っていることを言えるし、エコな人という印象も持たれそうだ。なんといってもBMW「i8」がレガシーなスポーツカーテイストを持っていて楽しませてくれるところも免罪符的だと思えるのだ。それを裏付けるかどうかは分らないが予約状況は好調なようで、そのバックオーダーの解消のために早くもこのBMW「i8」の生産設備を拡張するという作業に取り掛かっている。

ここでも時代が大きく移り変わりガラガラと音を立てて動いているのが実感できる。何年か後であの時BMW「i8」が出て、スポーツカーのあり方を決定付けたという事になっているのではなかろうか。トヨタのプリウスと共に歴史に名を残す車となることは間違いないと思う。


今回はこのへんで

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ポルシェ新型「カイエン」、キモはプラグインハイブリッド

ポルシェからマイナーチェンジ版のカイエンが発表された。




ラインナップとしては「カイエンS」、「カイエンS E-ハイブリッド」、「カイエンターボ」の3種類となる。

今回のマイナーチェンジのキモはパワートレインだ、パワー向上は勿論だが燃費もキチンと向上させている。
カイエンSは新開発3.6リッターV6ツインターボエンジン(420ps、56.1kgm)が搭載される。0-100km/h加速は5.5秒(スポーツクロノパッケージ付きはは5.4秒)、最高速度は259km/hとなる。先代に比較して0.4秒と1km/h速くなっている。燃費は10.2~10.5km/L
(NEDC値)となり約1km/Lの向上となっている。

次にカイエンS E-ハイブリッドはプラグインハイブリッド車となり今までに無いラインアップとなる。
モーター出力95ps、これに333psの3リッターV6スーパーチャージドエンジンが組み合わされ総合出力416ps、総トルク60.2kgmを発生する。0-100km/h加速5.9秒、最高速度は243km/hとなりプラグインハイブリッドとは思えないパフォーマンスを発揮する。燃費29.4km/L(NEDC値)となりパフォーマンスを考えると十分な数値だ。ちなみに18~36kmのEV走行も可能となっている。

最後にカイエンターボは520psと76.5kgmを発生する4.8リッターV8ツインターボを搭載し、0-100km/h加速は4.5秒、最高速度は279km/hとなっている。

価格は次の通り
・カイエンS(4WD/8AT):1128万円
・カイエンS E-ハイブリッド(4WD/8AT):1155万円
・カイエンターボ(4WD/8AT):1720万円



おりからのクロスオーバーブームもあり、今回のカイエンも受けるのでは無いだろうか。ポルシェのクロスオーバーラインアップとしてはマカンもあることだし、軽快なハンドリングを狙うならマカン。重厚なクロスオーバーとして乗るならカイエンという選択が可能だ。マイナーチェンジされたカイエンは2014年7月29日から受注開始ということだ。

今回はこのへんで

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マツダから新型「デミオ」が発表、跳が薄れちゃった

今期待のコンパクトカーであるマツダ新型「デミオ」(MAZDA2)が山口県の防府第1工場で生産開始された。それを記念してかどうか分らないが画像が公開された。

今のところ詳細は全く情報が無いので想像するしかないので画像を中心に見てみよう。

↑ マツダ新型「デミオ」のフロント画像、この角度は写真写りが悪い角度だ、ボンネットの分厚さが強調されてフォードの車みたいに見える、しかしこれが世界の標準的な車のデザインとなっていて歩行者保護の観点からいずれの車も似たり寄ったりだ、跳の面影はあまりない、画像はネット上から拝借



↑ マツダ新型「デミオ」のリア画像、チラッと見ただけなら現行デミオと変わらないように見える、現行も意識して作られているのにビックリする、この角度の画像もあまり跳していないのが気になる、画像はネット上から拝借



↑ マツダ新型「デミオ」のサイド画像、サイドの風景も跳していない、キャラクターラインがあいまいでメリハリが無い感じ、非常に無難に仕上げすぎてつまらない、フロント部分はアクセラ、リア部分はまるでマーチのような印象を受ける、画像はネット上から拝借



↑ マツダ新型「デミオ」のシフトバリエーション画像、左がAT右がMT、ATは6速でロックアップを多用するタイプだろうと想像できる、MTはなんと6速なので単純にうれしい、TomTom担当の営業マン曰くディーゼルでも6MTがあると早くから言っていた、画像はネット上から拝借



↑ マツダ新型「デミオ」の室内画像、なかなかスポーティーなシートがグレードにより付く、シート形状がなかなか期待させるシートだ、リアのラゲッジは段差があるが6:4の可倒分割となっていてサイズからすると広いほうだろう、画像はネット上から拝借



↑ マツダ新型「デミオ」のメーター部2種の画像、どうもこれはディーゼル車のメーターパネルのようだ、左はヘッドアップディスプレーが付いた時のメーターのようで速度計が省略されデジタル表示のみのようだ、ディーゼルにしてはレッドゾーンが5500rpmとなっており回るエンジン、ちなみにディーゼル車の最高出力105PSは4000rpmで発揮、右は通常のメーターで左に回転計・センターに速度計となっている、航続距離が600kmを超えているのでこの数値を信じるのであればタンクが小さいのだろうか?JC08燃費は30km/L近く行くはずなので??である、画像はネット上から拝借



↑ マツダ新型「デミオ」の謎の画像、左は謎のスイッチ、SPORTと見えるのでモード切替だろう、シフトはATかCVTのようだ、たぶん想像するにガソリンのAT車にはモード切替が付いて特性を変えることができるようだ、右は謎でもなんでもないがカラーバリエーションで10色のバリエーション、画像はネット上から拝借


↑ マツダ新型「デミオ」のちょっとシックな画像、フロントはメルセデスのAクラスとも近似性を持つ、フロントグリル周りは最近のマツダ顔でこれは間違うことは無い、フロントのウィンドウは結構傾斜していて空力をかなり意識しているのだろう、個人的にはもう少しだけ車高を下げてディーゼルの6MTなんか乗ってみたいと思うのだ、画像はネット上から拝借




こうして画像を見てみると、コンセプトカーの「跳」の感激はかなり薄まってしまっている様子が残念だ。もっと抑揚を付けて躍動感が欲しかったと思う。しかしながらパッケージングはかなりうまくまとまっているようだし、室内はこのクラスのコンパクトカーを超える水準なのではないだろうか。
問題はユーザーがガソリン車とディーゼル車とどちらを選んだら良いのかというところだろう。価格差がいくらあるかでこの選択が決まってしまうと思う。馬力もトルクもディーゼルが上なので、価格差が小さければディーゼルを選択する人が多いと想像できる。走って楽しいディーゼルなら良いのだが、これは試乗を楽しみに待つとしよう。


今回はこのへんで


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VWシロッコがマイナーチェンジ、シロッコRも気になる・・・

かつてVWのシロッコと言えばVWのラインアップ中では孤高のスペシャリティーカーという位置付けだった。

それは今もあまり変わらないように思える。というのは実用性は意外と高いのだがその外観からファミリーマンは乗ろうとしないからだ。シロッコはドイツ車でも人とは違った車や珍しい車という選択肢となっているのではなかろうか。特に現行シロッコの外観はVWのラインアップの中で珍しく曲線を多用した大変アグレッシブでスペシャルな印象を持つものになっているからだ。まるでファミリーマンご用達のゴルフのアンチテーゼにも思える。

今回のシロッコのマイナーチェンジだが、既に今年のジュネーブモーターショーで発表されていたものだ。中でもエンジンのラインアップが6種あり、内訳はガソリン4種にディーゼルが2種ラインアップされる。エンジンのラインアップは次のようになる。
1.4 TSI:最高出力125PS(+3PS)、燃費5.4L/100km(18.5km/L)
2.0 TSI:最高出力180PS(+20PS)、燃費6.0L/100キロ(16.7km/L)
2.0 TSI:最高出力220PS(+10PS)、燃費6.0L/100キロ(16.7km/L)
2.0 TSI:最高出力280PS(+15PS)、燃費8.0L/100キロ(12.5km/L)
2.0 TDI:最高出力150PS(+10PS)、燃費4.1L/100キロ(24.4km/L)
2.0 TDI:最高出力184PS(+7PS)、燃費4.3L/100キロ(23.3km/L)

もちろんシロッコRは280PSのガソリンエンジンを搭載する。シロッコRだけはVolkswagen R社でハンドメードされ、通常モデルとはかなり異なる成り立ちを取る。外観はボディーのラインは現行モデルとそれほど変わらないように見える。ヘッドライトが新しくなり精悍な顔つきになったと思う。フロントの開口部が大きくチューン度の高いことを主張しているように思える。


↑ VW新型「シロッコR」フロント画像、バンパー下部の開口部が巨大だ、全体的な印象は現行モデルとそれほど変わらないように思える、ヘッドライトはLEDのデイタイムライトが組み込まれている、ボンネットは先端部は薄くなっているがウィンドウ側は結構分厚くなっている、画像はネット上から拝借


↑ VW新型「シロッコR」リア画像、なんと言ってもリアフェンダーがVWにしてはなかなか魅力的だ、Cピラーが内側に絞られているので余計に強調されて見える、マフラーは左右2本出し、サイドのキャラクターラインは丸みを帯びてスッキリしている、画像はネット上から拝借


↑ VW新型「シロッコR」サイド画像、タイヤホイールは標準で18インチだがオプションで19インチも選択できる、現行モデルは3ドアハッチバック形状だがリアのシートも十分使えるもので実用性は高い、しかしながらこの外観から全くそうは見えないところがゴルフのアンチテーゼのようだ、画像はネット上から拝借


↑ VW新型「シロッコR」インパネ画像、いつものVWのインパネなのだが異なるところが1つある、ダッシュ上の3連メーターがその気にさせる演出だ、ステアリングホイールは偏芯したDシェイプ、エアコンの吹き出し口なんかはゴルフと共通のようだスペシャリティーカーならもう少し気を使ってほしいところ、画像はネット上から拝借


↑ VW新型「シロッコR」シート画像、このシートは具合が良さそうだ、アルカンターラとレザーの組み合わせ、シートがこういった高級感のあるスポーツシートだとその気になってしまう、全体的に大人のまとめ方で色目を使っていない、Rのマークも渋くて痺れる、画像はネット上から拝借



ちなみにこのシロッコRはFFで280PS、0-100km/h加速は5.5秒でFFとしてはトップクラスの数値だ。かなり早いクルマには違いない。日本では全く走っているところを見ないが売れていないのだろう。やはりゴルフと比較してしまうとこの目立つ外観が災いとなっているようだ。しかし3ドアハッチバックだが意外と実用性が高いので十分検討に値する車ではないだろうか。少なくてもゴルフよりは目立つのだ。


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日本でもメルセデスCクラスが発売になりましたね:その2

前回も書いたように全世界で鳴り物入りでデビューしているメルセデスの新型Cクラス。試乗はまだですが、さっそく見学に行って来たので忘れないうちに書いておくことにします。

ショールームで外観をチェック、やはりフロントはAクラス、そしてリアはミニSクラスといった風情です。新型Aクラスから始まる一連のメルセデスの車作りはパターンが定着したらしく手慣れたもので、今回の新型Cクラスにも色濃く受け継がれているみたいです。

ショールームに置いてあったのは素のC180とAMG Lineの2台でしたが、前から見るとまるでAクラスと区別が付きません。このAクラスのようなフロントのデザインは歩行者保護の観点から必然的にこうなっているのだとは思いますが、ボンネットが分厚く見えて好きになれません。まだ日本には入ってきてませんが、「Exclusiv Line」ではもう少しマシに見えます。


サイドのキャラクターラインは2本あり、上側は後ろへ行くにしたがって下降するライン、下側は反対に後ろへ行くにしたがって上昇するラインとなっています。この2本のラインの間にドアの膨らみのピークがあり少しうるさい感じがします。


反対にリアのフェンダーからトランクにかけてのラインは非常に洗練されたエレガントなラインを形造っています。トランクリッドの後端は別体のスポイラーなんかではなくトランクリッドが少し後ろへ伸びたSクラスと同じ造形をしています。後付けパーツなど用いなくてもこれだけ表現できているリアに対してフロントはどうしてこんなに違うのか理解できません。
ルーフからトランクリッドへかけてのラインはCLAクラスと相通じるもので、トランクリッドにリアガラスがめり込んだ形状をしています。個人的にはこれはこれで結構好きだったりします。
ただしAMG Lineはバンパーに穴が開いていてあまりエレガントではないですね。

内装はこれまたAクラスのような印象を持つものですが、細部はかなり異なります。全体的にはいぶし銀という感じではなく少しうるさいくらいにクロームを多用して光物が非常に多くなっています。これで豪華に見せる演出をしているのかどうかは分かりません。

ボディーサイズからしてそれほど大きくは無いので室内もそれなりの大きさです。が、このクラスではちょうど良い感じではないでしょうか。後席足元もそれほど狭い感じは無いので十分使えそうです。

カタログをもらって帰ったので読んでいると、やはり安全装備についてはさすがの力の入れようです。特にビックリしたのがクロスウィンドアシストと呼ばれる横風補正機構です。横から風を受けてコースを外れそうになると片側のブレーキを作動させて正しいライン上に戻そうとする機構でドライバーがステアリングで補正を行うと制御が外れます。同様の仕組みが確かフォードにも付いてましたね。

一つ気になるのがC180にしても、C200にしてもそれほど馬力が出ている訳ではないのでパワフルという感じではないことでしょう。トルクはかなりゆったりと出ているので、どちらかというとトルクでゆったり走って燃費を稼ぐといった感じでしょうか。走るのはC250やAMGモデルに任せるという事なのでしょう。
いずれにしても新型Cクラスはディーゼルが入ってくるのを待っていた方がよいかもしれません。ガソリン車よりも燃費が良く、さらに良く走るようになっていると思われます。


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もうすぐ出てくる、ルノー新型「トゥインゴ」はRR

先日新型スマートと新型トゥインゴのプラットフォームが同じだという事を書いたが改めてルノー新型トゥインゴをおさらいしてみようと思う。詳細なデータはまだ出ていないので画像を中心に見てみよう。



↑ ルノー新型「 トゥインゴ」フロント画像、小さくて丸くてかわいい感じの外観、これで5ドアハッチバックなのだ、エンジンはリアにあるRR方式、フロントのボンネットの中には何が入っているのだろう?、画像はネット上から拝借



↑ ルノー新型「 トゥインゴ」リア画像、 ちょいと背が高くて腰高なシルエットだがうまくまとまっている、樹脂フェンダーやサイドシルそしてリアのデフューザーが程々のスポーティーさを醸し出している、これでRRとはなかなか信じられない形状だ、画像はネット上から拝借



↑ ルノー新型「 トゥインゴ」サイド画像、フロントは随分と寸詰まり感がある、前後のオーバーハングが非常に短くタイヤが四隅に配置されているのが分かる、タイヤホイールとボディーのバランスはなかなか良い、横から見てもリアにエンジンを積んでいるなんて思えない、画像はネット上から拝借


 
↑ ルノー新型「 トゥインゴ」フロントアップ画像、 ヘッドライトの下はデイライトか、そう言えばTwinRunに変な渦巻きの補助灯が付いていたのはこのデイライトをモチーフにしたものなのだろう、ヘッドライトは良く見ると結構凝った作りをしている、画像はネット上から拝借



↑ ルノー新型「 トゥインゴ」カラーラインアップ画像、種類は少ないがなかなか勘所を押さえた色のラインアップ、オジン臭い色が無いのが面白いところ、画像はネット上から拝借



↑ ルノー新型「 トゥインゴ」タイヤホイール画像、タイヤサイズは185/50R16となっていてボディーサイズに合ったもの、ホイールは流行のシルバーとブラックのもの、画像はネット上から拝借




↑ ルノー新型「 トゥインゴ」インパネ画像、 ボディーからによってインパネのカラーもコーディネート、全体的に丸っこくって可愛らしいデザインだ、メーター自体は非常にシンプル、タコメーターも無い、ステアリングは極端に偏心したD型シェイプで回しにくそうなデザイン、画像はネット上から拝借



↑ ルノー新型「 トゥインゴ」ラゲッジ画像、一見するとRRのせいで荷室が狭くなっているような印象は無い、実用的な荷室だ、しかし荷室はエンジンの熱のせいで熱くなるのだろう、生鮮品は要注意かもしれない、画像はネット上から拝借



機構的には三菱のi-MiEVと同じ成り立ちだ。しかしこれほど異なる車になっているのは非常に興味深い。ルノー新型「 トゥインゴ」は外観もカワイイし、内装もなかなかニクイ演出があって魅力的なコンパクトカーに仕上がっていると思う。どうしてこんなにカワイイ車に仕上げることができるのだろう。国産車でこういった車が無いのが残念だ。


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