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新型「AMG C63 クーペ エディション1」早くも登場

2015/09/05
AMGの最近のパターンになりつつあるノーマルモデルに対するエディション1だが、早くも以前紹介した「AMG C63 クーペ」のエヂション1が登場した。
外見はDTMマシンと同じカラーリングとなっていて空力向上が図られている。
「AMG C63 クーペ エディション1」のリア画像
↑ 「AMG C63 クーペ エディション1」のリア画像、外観上はそれほどベースモデルとの違いは無いがマットだが明るいグレーがなかなか良い感じで新鮮だ、画像はメーカーサイトより拝借


「AMG C63 クーペ エディション1」はマットなグレーに黄色いストライプの外観

「AMG C63 クーペ エディション1」の外観上の特徴はなんと言ってもMagno Selenite Greyと呼ばれる艶消しグレーの外装色だろう。これに黄色いストライプが入る。このカラーリングはDTMマシンと同じだ。
「AMG C63 クーペ エディション1」とDTMマシンのフロント画像
↑ 「AMG C63 クーペ エディション1」とDTMマシンのフロント画像、カラーリングはDTMマシンを忠実に再現しているというか手本にしているのが良く分かる、画像はメーカーサイトより拝借

「AMG C63 クーペ エディション1」とDTMマシンのリア画像
↑ 「AMG C63 クーペ エディション1」とDTMマシンのリア画像、ベースモデルは前後のタイヤホイールが同径だがエディション1では異径となる、画像はメーカーサイトより拝借


「AMG C63 クーペ エディション1」のスペック

ベースとなる「AMG C63 クーペ」2種あり(これも最近のAMGのパターンだ)高性能版はSが付く。

上方は少ないが「AMG C63 クーペ エディション1」でも機構的な部分は基本的に変わらないがベースと異なる部分は次の通り。

タイヤホイール:前9.0J×19 255/35R19、後10.5J×20 285/30R20
サスペンション:AMG RIDE CONTROL(電子制御式ダンパー)
AMG DYNAMIC SELECT:ミッションとLSDとエンジンマウントがモードにより制御される(C63 S クーペ)

↑ 「AMG C63 クーペ エディション1」のフロント画像、この色に塗られるとベースモデルよりも精悍に見える、画像はメーカーサイトより拝借


↑ 「AMG C63 クーペ エディション1」のフロントアップ画像、明るいマットなグレーに黄色いストライプが入る、これを街中で乗るには相当勇気がいりそうだ、画像はメーカーサイトより拝借

↑ 「AMG C63 クーペ エディション1」のリアアップ画像、トランクリッドにスポイラーが付く、小さいが物凄く効きそうな形状をしている、画像はメーカーサイトより拝借



最近のAMGの作戦でノーマルモデルのすぐ後にエディション1を用意する。その発表の間隔が短くなっている。今回はベースモデル発表からまだ1か月も経っていない。

エディション1は元々かなり派手な外観だが今回も例に漏れずだ。明るいグレー艶消しは良いとしてもそこに入れられた黄色いストライプがかなり目立つ。
実際に町へ乗り出した際にはかなり目立ってしまう事だろう。しかしこれだけの高性能車だから目立たほうが良いかもしれない。



今回はこのへんで
では

新型「AMG C63 クーペ」がフランクフルトでワールドプレミア、2種類のパワートレイン

2015/08/24
最近のAMGと言えば世の中の流れのパワートレインのダウンサイジングに余念がない。AMG C63のシリーズはある意味完成された車ではあるが時代の流れに合わせて変わっていくという事なのだ。
そんなメルセデスのCクラスにおけるホットモデルの本命である新型「AMG C63 クーペ」がフランクフルトショーでワールドプレミアされる。
新型「AMG C63 クーペ」のリア画像
↑ 新型「AMG C63 クーペ」のリア画像、非常にきれいなラインを描くルーフ、トランクリッド辺りはSクラスと同じ造形、前後フェンダーの張り出しはかなりのモノだがあくまでもエレガントな雰囲気、画像はメーカーサイトより拝借


新型「AMG C63 クーペ」のパワートレインは2種

実は新型「AMG C63 クーペ」のパワートレインは2種ある。排気量は同一だがチューニングが異なるようだ。モデル名としては標準モデルが「Mercedes-AMG C 63 クーペ」、ハイパワーな方が「Mercedes-AMG C 63 S クーペ」となっている。これは「AMG GT」と同じ構成とネーミングだ。
パワートレインについてはC63セダンとワゴンに積まれているエンジンと同一である。


新型「AMG C63 クーペ」のスペック

新型「AMG C63 クーペ」のスペックを簡単に書いておこう。なお数値は標準モデル/ハイパワーモデルの順に記述している。

エンジン:3,982cc V8biturbo(共通)、ドライサンプ
最高出力:476hp(標準モデル)、510hp/5,500rpm~6,250rpm(ハイパワーモデル)
最大トルク:650Nm(標準モデル)、700Nm/1,750rpm~4,500rpm(ハイパワーモデル)
ミッション:AMG SPEEDSHIFT MCT 7-speed
サスペンション:前4リンク、後マルチリンク、セダンとは異なったチューニングが施されている
タイヤホイール:[標準モデル]前255/40R18(9.0J)、後285/35R18(10.5J)、[ハイパワーモデル]前255/35R19(9.0J)、後285/30R19(10.5J)
駆動系:[標準モデル]機械式LSD、[ハイパワーモデル]電子式LSD
制御:
 AMG DYNAMIC SELECT(4種)
 AMG RIDE CONTROL
 ESP(ON/SPORT/OFF)
 dynamic engine mounts(ハイパワーモデル)
車両重量:1,710kg(DIN、標準モデル)、1725kg(ハイパワーモデル、DIN)
燃費:11.24~11.63km/L(NEDC combined)
0-100km/h加速:4.0秒(標準モデル)、3.9秒(ハイパワーモデル)
最高速度:290km/h(250km/hでリミッター作動)


新型「AMG C63 クーペ」の画像

ではさっそく新型「AMG C63 クーペ」の画像を見てみよう。
↑ 新型「AMG C63 クーペ」のフロント画像、グリルはいつものメルセデスだがバンパー下の開口部が大きく高度なチューニングを物語る造形、前後のフェンダーはオーバーフェンダーとなっていて前64mm後66mm拡幅されている、アライメントのチューニングも専用となる、画像はメーカーサイトより拝借

新型「AMG C63 クーペ」のフロント上からの画像
↑ 新型「AMG C63 クーペ」のフロント上からの画像、ロングノーズが良く分かるショット、ボンネットはアルミ製、ルーフは情報が無いがカーボンせいだろうか、画像はメーカーサイトより拝借

↑ 新型「AMG C63 クーペ」のサイド画像、タイヤホイールは標準車が前255/40R18(9.0J)後285/35R18(10.5J)を履く、Sモデルは前255/35R19(9.0J)後285/30R19(10.5J)、それにしても太いタイヤだ、画像はメーカーサイトより拝借

新型「AMG C63 クーペ」のリア画像その2
↑ 新型「AMG C63 クーペ」のリア画像その2、真後ろから見るとリアウィンドウが小さいのが良く分かる、マフラーは左右振り分けの4本出し、マフラー出口と一体化したデフューザーが付く、かなりの高性能車だがそれほどエグくない後ろ姿で好感が持てる、画像はメーカーサイトより拝借

↑ 新型「AMG C63 クーペ」のインパネ画像、基本的なレイアウトはCクラスと同じようだ、カーボンがふんだんにあしらわれたインパネ目がチカチカする、ステアリングホイールはセンターマーク付きのD型形状、ミッションはAMG SPEEDSHIFT MCT 7-speed、画像はメーカーサイトより拝借

↑ 新型「AMG C63 クーペ」のシート画像、かなりホールドの良さそうなリクライニングバケットシート、色目は比較的大人しい色合いで落ち着いた感じだ、この個体はサンルーフが付いているのが見える、シート素材はARTICO/microfibre DINAMICA man-made leatherという素材を使っているらしい、画像はメーカーサイトより拝借


より走りに振った新型「AMG C63 クーペ」
ラグジュアリーだけではなくより走りに振ったモデルが新型「AMG C63 クーペ」の立ち位置だ。走るための専用の装備が数多く採用されており期待が持てる。
従来のAMGモデルでは満足できなかった走りを求める顧客層に十分にアピールできる内容だろう。意外と早く日本上陸するのではなかろうか。



今回はこのへんで
では

これで見納めか、メルセデス「G63 AMG 6×6」はやっぱりデカかった

2015/05/06
先月で生産が終了となったメルセデス「G63 AMG 6×6」だが実車の展示があったので見てきた。

「G63 AMG 6×6」は想像していたよりもデカい

メルセデス「G63 AMG 6×6」は、どうせ話のネタ的な車だろうと思っていたのだが実物は存在感のある車だった。
昨年の発売開始から先月の生産終了の約1年間の間に日本でも何台かは売れたようだ。もっとも日本での販売価格は8,000万円ということなので現実離れしているのは確かだ。実際にこの車を生かすにはどのような場面で使うのだろうか。やはり話題性としてホテル等の送迎手段という事になるのだろうか。これでは非常にもったいないという印象だ。災害救助で使用するにはラグジュアリー過ぎると思う。

「G63 AMG 6×6」は想像していたよりも本格的

こうして鳴り物入りでデビューしたメルセデス「G63 AMG 6×6」ではあるが実物は見れば見るほど本格的なオフローダーだった。背が高いので地上に立って眺めるとボディーしか見えない、少しかがむと足回りが見える。少し背伸びした程度ではコックピットや上部は全く見えない。それでも画像を何枚か撮ってきたので紹介しよう。

その前に「G63 AMG 6×6」のスペックのおさらい

サイズ:全長5,875mm×全幅2,110mm×全高2,280mm
駆動方式:6輪駆動、ハブリダクション、5つのデフロック
エンジン:V8ツインターボ544ps
最低地上高:460mm
渡河深度:1,000mm
アプローチアングル:約50°
デパーチャーアングル:約45°
車重:3,850kg
タイヤホイール:PRO COMP 37×12.50R18LT XTREME MT2

「G63 AMG 6×6」のフロント画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のフロント画像、フロントマスクはGのフロントマスクだ、尋常ではないオーバーフェンダーやタイヤでスペシャルな事がすぐ分かる、4WDでは良くある片輪だけを台に載せる展示方式で足の長さをアピールする、前輪の位置で地上から1メートルくらいの高さだ

「G63 AMG 6×6」のフロントタイヤ画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のフロントタイヤ画像、オフローダーの間ではヘビーデューティーなタイヤとして知られるXTREME MT2を6輪に履く、サイズは37×12.50R18LTでさすがに巨大なタイヤだ、ホイールが少し特殊で周りのボルトはビートロック方式でタイヤが空転するのを防止する仕組み

「G63 AMG 6×6」のフロントハブ画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のフロントハブ画像、ハブはハブリダクション方式となっていて地上高を稼いでいる、車の大きさから言って意外と細いホーシング、バンパー下のスキッドガードやフロア下のガードを見るとキチンと機能するガード類だ

↑ 「G63 AMG 6×6」のリア画像、6輪の車自体がダンプカー以外見たことが無いので珍しく感じる、荷台はピックアップのように屋根が無くリアゲートが付く

「G63 AMG 6×6」のリアサスペンション周り画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のリアサスペンション周り画像、赤いスプリングや金色のダンパーのリザーブランクそれに上部の黒いエアータンクが目立つリア周り

「G63 AMG 6×6」のリアスプリングとダンパー周り画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のリアスプリングとダンパー周り画像、ダンパーは別体のリザーブタンクを持つオーリンズ製、ダンパー本体はシルバーでシングルだが径が太い、オフローダーでオーリンズは珍しいかも、プロペラシャフトが一番後ろのホーシングまで来ているのが分かる、ラダーフレームが見えていて頑丈そうだ

「G63 AMG 6×6」の2軸目あたり画像
↑ 「G63 AMG 6×6」の2軸目あたり画像、リアサスペンションを少し角度を変えてみたところ、ホーシングの前後の位置決めは長いアームがブッシュを介してフレームに固定されている、リアサスはそれほどストロークは長くなさそうだ

「G63 AMG 6×6」のエアータンク画像
↑ 「G63 AMG 6×6」のエアータンク画像、左右で4本装備されたこのエアータンクは6輪のタイヤの空気圧を調整するモノ、車内から車を降りずに調整する事が出来る、もちろん減圧と加圧の両方が可能だ、この装備はオフローダーとしては非常に便利な装備だ、極端に空気圧を落としてもタイヤが空転しないようにホイールがビートロックとなっているのが理解できる、フレームにぶら下がったシルバーの箱は燃料タンクだろう、容量が小さいような気がするので航続距離は短いのかもしれない



こういった非常に特殊な車は間近で見ると大変面白い。ワンオフのように作られた部分が沢山あり手間が掛かっているのが良く分かる。しかしメルセデスはこうした軍用も含めたオフローダ―の製造には精通していて経験も長いので非常にソツ無くまとまっている印象だ。
「G63 AMG 6×6」は1年程度の短命に終わってしまったが、後継モデルの「G500 4x4²」が控えており、こちらはより現実的な内容となるようだ。
しかし「G63 AMG 6×6」の8,000万円という価格にはビックリする。



今回はこのへんで
では