VW「The Beetle Turbo」は昔の面影無い、でも凄くマッチョ

個人的にはBeetleのType1が大好きだ。特に50-60年代のモデルはなかなかエレガントなラインを持っていてなかなか美しいと言える内外装を持っている。

これを現代的に解釈したのが現代の「The Beetle」だ。先代からさらに大きくなったボディーは既にオリジナルの面影が感じられない別の車となっているが、各所にモチーフとしての匂いは感じられる。
10月にVWが発売した「The Beetle Turbo」はそんな「The Beetle」にターボエンジンを載せたホットモデルだ。エンジン自体はGolf6GTIのものをそのまま載せたようだが、これに伴い各所が変更されて見るからにマッチョなマシンと変貌している。

さっそくスペックを見てみよう

フォルクスワーゲン「The Beetle Turbo」スペック
サイズ:全長4,270mm×全幅1,815mm×全高1,495mm
ホイールベース:2,535mm
トレッド:前1,570mm、後1,535mm
最低地上高:130mm
最小回転半径:5.0M
重量:1,3850kg
エンジン:1,984cc直列4気筒直噴DOHCターボ
圧縮比:9.6:1
最高出力211ps/5,300~6,200rpm
最大トルク:28.6kgm/1,700~5,200rpm
トランスミッション:6速DSG
駆動方式:FF
サスペンション: 前マクファーソン ストラット、後4リンク
タイヤ:235/45R18
ブレーキ: 前ベンチレーテッドディスク、後ディスク
燃費:13.4km/L(JC08モード)
CO2排出量:173g/km
価格:348万円


↑ 「The Beetle Turbo」のフロント画像、昔のBeetleの面影は全くないが現代のBeetleとして好きな人は好きなモデルとなっている、ターボモデルということで特にフロントは目立つものはないがかなり幅が広いのが分る、画像はネット上から拝借


↑ 「The Beetle Turbo」のサイド画像、横から見るとフェンダーのラインやサイドシル部分に少しだけ面影が残るシルエット、リアに付いたスポイラーと大径ホイールがノーマルとの差を感じさせる、往年のBeetleホットロッドマシンのように少し前かがみな姿勢がやる気満々だ、画像はネット上から拝借


↑ 「The Beetle Turbo」のリア画像、リアもスポイラー以外は特にアグレッシブな演出は無いようだ、フェンダーから上が絞り込まれていてデザイン重視のボディー、サイズに比較して居住性はあまい良くなさそうだ、マフラーはシングルの左右出しとなっている、画像はネット上から拝借


↑ 「The Beetle Turbo」のインパネ画像、こちらも往年のBeetleの面影をグローブボックス辺りに少しだけ残している、その他は現代のVW流といったところ、ちなみに「The Beetle Turbo」の場合はナビは標準装備だ、画像はネット上から拝借


↑ 「The Beetle Turbo」のオプション3連メーターのアップ画像、オプションで3連メーターが用意されている、左から油圧計/ストップウォッチ/ブースト計となるがどうしてストップウォッチなのだろう、ホットなターボ車なら油温計がぜひ必要だ、このことからもルックス重視というコンセプトが垣間見れる、画像はネット上から拝借



最近のVWは動画等(GolfやBeetle)でテールスライドを見せたりしてスポーティーさをアピールしているように見受けられるのだ。GTIや今回の「The Beetle Turbo」はスポーティーな車なのは間違いはないが、テールスライドするほどのイメージではないのが現実だ。もちろんVW自体はWRC等々でモータースポーツ活動を行っているので、こうしたスポーティー路線も当然だが受け取る方にそうしたイメージが無いのだ。
質実剛健な良く走る良くできた車というのがイメージで、スポーティーと感じているユーザーはまだまだ少ないと思う。かくなる私も以前Golf5GTIに乗っていたが、直線番長的性格でワインでぃんぐロードはあまり楽しくなかったし、サーキットへ持ち込むということも無かった。こうしたイメージを覆したいのではないだろうか。VWのマーケティングが少し異なる方向に動き出した感触がある。




ご参考:古いVW Type1
↑ 1957年製VW Type1、リアのルーフからエンジンフードにかけて非常に流麗なラインを見せる、フェンダーのラインも大変美しいと思う、俗に言うオーバルウィンドーと呼ばれるモデル、ダブルバンパーはアメリカ向けの装備、これはどこかのコンクールでの画像と思われるが大変状態が良い個体、ホワイトリボンのタイヤがクラシックな感じを醸し出している、画像はネット上から拝借


↑ 1961年製VW Type1、こちらも保存状態の大変良い個体、サンルーフ(キャンバストップ)が付いている、フロントフェンダーのライトのあたりの微妙な曲線がたまらない、ライトの庇はメーカーアクセサリーだ、元々オリジナルのType1は小さな車でRRレイアウトを取っていてフロントフードの下はトランクになっている、画像はネット上から拝借


↑ 1966年製VW Type1のドラッグマシン、アメリカではType1をベースとしてドラッグマシンに仕立て上げるのも非常に盛んだった、リアにドラッグタイヤを履いて前下がりの姿勢を取る、スタートの際にはフロントが浮き上がって後転しないようにリアにウィリーバーを装着する、画像はネット上から拝借




今日はこのへんで

では



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