トヨタ「カムリ」がごっついエエらしい


カムリと言えば国内ではあまり特徴の無い無難なセダンという印象しかないが、今回のモデルチェンジではハイブリッド専用モデルになった。その新型カムリの評判が大変良いようなのだ。

↑ 新型カムリのフロント、新しくなったがまだまだ普通のデザインだし目立ったところは無いセダンだ、目立たず良いモノが欲しい人にはベストバイかも、画像はメーカーサイトより拝借


日本国内のトヨタのハイブリッド車セダンでの車格は、SAIがあり次がカムリという事になる。つまり車格の高い高級な車に属するのが現在のカムリということだ。3グレード構成で一番安いモデルでも304万円からという価格帯を頭に入れておいてほしい。ちなみに一番高いモデルは382万円にもなり結構な高級車だ。

↑ 新型カムリのリア、今どきのトヨタデザインだ、なかなかクリーンな印象でいい感じ、画像はメーカーサイトより拝借


現在日本国内でのボリュームゾーンは軽自動車からコンパクトカーというところであり、価格的には100万円前後、高くても200万円までのあたりだ。ということは今回の新型カムリはかなり高級な価格帯に属していることが分かる。一番高いモデルとなるとBMWの3シリーズとそれほど違わない価格になってきてしまう。

↑ 先代カムリのフロント、何の変哲もないセダン、でもこれがアメリカではベストセラーセダンだ、画像はメーカーサイトより拝借


一方アメリカのマーケットに目を移すと、カムリは2010年に一番売れた日本メーカーの車なのだ。もっと驚くべきは2001年以降アメリカでの乗用車販売ナンバーワンとなっている。ちなみに台数は2010年の1年間で約33万台(先代カムリ)。新型カムリは先代のプラットフォームをキャリーオーバーしている。つまりええように言えば、新型カムリのシャーシーは先代のシャーシーをブラッシュアップして成熟していると言えるかもしれない。
その先代カムリのデザインは非常に地味で、日本人から見るとなんでこんなデザインで売れるんだろう?と思ってしまうのであった。アメリカという国は大変面白くて、日本人が思っているよりもはるかに実用的なモノを好むようだ。つまりセダンとして室内の広さ・使い勝手・まあまあの燃費・そして運転性能がうまくバランスした車が良く売れている。
新型カムリはこれにハイブリッド専用モデルとして燃費性能をさらに向上した。これにより今までのベストセラーである要素に加えて抜群の燃費性能・経済性を手に入れたという訳だ。

↑ 先代カムリのリア、こちらもこれと言って特徴のない印象だ、フロントよりもリアのほうがまとまりが良い感じ、画像はメーカーサイトより拝借


国内に目を移すとカムリというモデルは目立たない地味な車だったが、価格帯が高級車に属することもあり、その基本性能を高め燃費性能を向上させることにより大変身なのかもしれない。こういういきさつがあって新型カムリが形作られている。様々な記事によると価格対性能では非常に良い評価のようだが、元々日本国内では高い車なのだ、その所を考慮しないといけない。

↑ 新型カムリのインパネ、無難な作りでカッコ良くないが実用的な印象だ、高級車なんだからもう少し華があっても良いと思うのだがどうだろう、画像はメーカーサイトより拝借


しかしこれだけ評判の良い車というのも珍しい、ましてアメリカではベストセラー乗用車だ。日本では少し大きい車だし高価だが国際的にも高い評価なのは大変良いことだ。でもヨーロッパへもっていくとどうなのだろうか、少し気になる。

今日はこのへんで

では


ポチっと応援お願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

ポチポチっと応援お願いします

人気ブログランキングへ

おすすめ記事

Previous
Next Post »